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どんどんドルを刷っていると

NERV_topsecretの回答

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回答No.5

===ステップ1=== ドアが開き 新しい銀行は最初のローンのお客様を迎えます。彼は車を買うために1万ドルが必要です。 新しい銀行は9:1の準備率で中央銀行に預金があります。これはハイパワードマネーと呼ばれるもので、これを元に借り手の借金の誓約があれば、9倍の1万ドルものお金を無から創造することが合法的に認められています。この1万ドルはどこからか持ってきたものではありません。その真新しいお金は、単純に銀行の信用貸しとして借り手の口座にタイプされたものです。借り手は 中古車を買うために銀行クレジットの署名欄にサインします。 ===ステップ2=== それから車の売り手は、新しく創られた1万ドルを彼女の銀行口座に預金します。中央銀行に預金されたハイパワードマネーと違って この新しく創られたお金は準備率によって増やすことが出来ません。その代わりそれは その準備率によって分けられます。9:1の割合で 新しいローンの9000ドルが1万ドルの預金を元に創造されます。 ===ステップ3=== もしその9000ドルが その後 第3者によって同じ銀行に預金されたとしたら、同じ銀行がつくったものであれ、あるいは違う銀行のものであれ、それは3回目の信用創造の合法的な基礎になります。今回、信用創造できる金額は8100ドルです。 ロシア人形が その内側に さらに小さい人形が順番に入っているようなものです。 各々の新しい預金が、減少しながらも次の新たなローンを生み出す元になっていくのです。もしもローンで創られたマネーが銀行に預けられないならば、その工程は止まります。それはお金の創造メカニズムにとってあってはならないことです。 しかし実際は 新しいお金は預金され この工程が繰り返されることによって、10万ドルまで新しいお金が創造されることになります。 この新しいお金は、すべて借金によって創られたものです。このような工程が 最初に中央銀行に1111.12ドルを預けることによって合法的に認められているのです。1111.12ドルは、中央銀行に誰にも触られることなく残っています。しかも、この天才的システムのもとでは、銀行の帳簿はその銀行の融資額よりも預金額の方が10%以上多いことになります。このことは一般な印象として、銀行の融資が預金から出ていると誤解させ、預金を得ようとする現実的な誘引となっています。どんな銀行でも単独では 預金の90倍ものお金を創れません。準備預金制度のおかげで創れるのです。しかも そのシステムは ひとつの銀行でつくられる信用貸しが、もうひとつの銀行の預金となって循環していくのです。このような工程は ひとつの銀行の中で行えるものではありません。準備預金制度によって 銀行が最初に1111.12ドルを中央銀行に預けておくことにより、 実際には持っていない10万ドル分の利子を集めることが許される のです。 銀行は自分で持っていないお金を貸し付ける! それが奇妙に思われるなら、これはどうでしょう 各国の中央銀行は預金準備率を規則通り守ってきましたが、ロビー活動によって 最近10年では 以前より高くなっています。あるところでは20:1 30:1も普通のことになっています。さらに最近では 準備預金を膨らますためローン手数料を利用することで 銀行は今や完全に準備率の限界を打ち破りました。ルールは複雑な一方ですが 現実はきわめて単純です。銀行は 私たちが借りられる限界までのお金をつくることができるのです。

参考URL:
http://video.google.com/videoplay?docid=-446781510928242771&hl=en
hirohiroct
質問者

お礼

大変こまかく書いていただいて、ただただ感謝です。 ありがとうございます。 先のお礼のところにも書きましたように、帳簿上でのことなのか、実際に札が刷られるのか、という点を疑問に思いました。 『創造』するのであれば帳簿上の話、「何倍もの枚数が発行される」のであれば実際の紙幣の話、と表現するといいのかもしれません。 回答を拝見して、預金と貸出で差し引きになる"重複した部分"が『創造される部分』なのかなという理解になりました。

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