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金魚の転覆病と餌の種類・与え方について
- 金魚が転覆病になった場合、浮き餌は避けて沈下性の餌を与えることが推奨されます。
- 特に沈むタイプの転覆病では色揚げ餌は駄目で、安物の餌がおすすめです。
- 金魚の転覆病におすすめの餌は「オランダゴールド」という浮き餌です。
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> まず1については、浮くタイプの転覆病の情報なのですが、うちのように沈む場合の転覆病も当てはまりますでしょうか? > 逆に沈むタイプは浮き餌が良いのでしょうか? ・魚体の比重は水よりも重く、鰾(うきぶくろ)内の空気量(浮力)により水中でバランスしています。 気を抜くと、スゥ~ッと沈んでしまう状態は、何らかの理由により鰾の空気量が上手く調節出来ない状態です。 鰾の空気量が多すぎると浮いたままになり、鰾の空気量が少ないと沈んでしまいます。 鰾の空気量を調整する神経は、魚体の前後左右をバランスさせる神経に直結しています。 何らかの理由により、魚体の前後左右をバランスさせる神経が異常をきたすと、頭や尻尾を上にした立ち泳ぎになったり、魚体が横に傾いたり、完全に引っくり返ったりします。 飼育中の金魚の場合、魚体の前後左右をバランスさせる神経は正常ですから、餌や飼育環境は、出来るだけ浮力を得られやすい餌や環境の実現が効果的だと思います。 餌に関しては、やはり浮性の餌を主体に与えたほうが良いと思います。 魚の腸管には、多少、ガスが溜まっています。 浮き餌を水面で突く際に、金魚は多少、空気も飲み込む事が期待できます。 > そして2については、どうなのでしょうか? ・色揚げ剤はカロテノイド(カロチン)やアスタキサンチンですし、高級餌のほうが高たんぱく低脂肪。 安価な餌のほうが、高脂肪ですから、沈下性の転覆病には、高脂肪の餌を与えよ、デブに育てて魚体に脂肪を沢山付けさ浮力を稼げ、ということでしょうか。 肥満金魚は別の意味で不健康体だと思うので、2については、あまり感心できません。 ・餌の与える時間について。 魚の生理学的には、餌の喰いつきが尤も良くなるのは一日2回。 「日の出」と「日没」です。 ま、決まった時間に、朝と晩、一日に2回給餌していれば、まったく問題ないと思います。 ・餌の量について。 > この場合の餌の量は、5分で食べきる量で問題ないでしょうか? ・問題ありません。 > 何粒!というのが分かれば一番心強いのですが、なかなか難しいですよね。 魚の大きさは全長ではなく、体長で表します。 全長=口先から尾ビレの先までの大きさ。 体長=口先から尾ビレの付け根までの大きさ。(尾ビレ抜き) 現在5cmとの事ですから、体長は3cm~4cm程度だと推定して回答します。 ・体長3cmの金魚に必要な餌の量・ 最低所要量0.03g(これ以下だと成育に問題が生ずる量) 標準給餌量0.06g~0.12gです。 ・体長4cmの金魚に必要な餌の量・ 最低所要量0.07g(これ以下だと成育に問題が生ずる量) 標準給餌量0.14g~0.28gです。 参考:0.03gは米粒1個と同じ大きさの量。 ・塩水浴について。 沈むタイプの転覆病には、浮力を得られる塩水浴は悪くないと思います。 ですが、長期間塩水浴を行うのならば0.5%は濃すぎだと思います。 水槽の中には、濾過バクテリア以外にも、様々な細菌類が暮らしています。 金魚は、この目に見えない細菌類が生かしてるとも言えます。 塩分濃度0.5%では、多くの細菌類が生きられません。 長期的に塩水浴を実施する場合は、水槽内で暮らす細菌類に被害の及ばない塩分濃度0.2%以下を推奨します。
お礼
毎度ながら分かりやすく詳しい回答をありがとうございます。 食事というのは大切な事なのですごく参考になりました。 このまま今の浮上性の餌を与えていきたいと思います。 また、栄養バランスも勉強して考えて、ほかの餌と混ぜる方法も考えていきたいです。 時間帯についても同じ時間帯であれば問題ないという事なので、絶食後しばらくは一日1回で様子を見たのち、少しずつまた夜も与えていくようにしたいと思います。 塩水浴については、今回はココア浴+塩水浴0.5%から、急に淡水に戻すよりは、塩水0.5%の本水槽に返すほうが良いかと思い、そうしました。 前々回の質問のx530さんのご回答の中に、塩水浴について「期間は5~7日」とありましたので、今日(5日目)、仕事から帰宅したら塩抜き換水の予定です。 塩抜きに関しましても、以前x530さんにいただいた回答通りに行っていくようにします。 本当に助かりました。 本当に本当にありがとうございました。