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づくしとづくめ
~づくし、と~づくめ、の意味の違いをどなたか教えてください!このときの「尽」は「尽きる」「尽くす」のどちらの意味を持つのかもできればよろしくお願いします。
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>~づくめ、は「づ」「ず」のどちらでも良いのですね? 「四つ仮名」と言われる問題です。「じ」「ぢ」「ず」「づ」の使い分けなのですが、歴史的に曖昧なところも多く、日本人でも区別できない人は多いです。しかし、規範としては「尽くし」は「ヅ」、「尽くめ」は「ズ」を使うということになっています。 >「尽くす」にそもそも「心を尽くす」というような意味が含まれているように感じていた 「心尽くしのもてなし」などという表現が確かにあり、そう考えるのも不自然ではありませんが、こちらはまず初めに列挙する役割があり、使おうと思えば悪いことについても使える点においては、「尽くめ」と一緒です。むしろ、よい悪いとは関係ない次元で並べ立てているのです。例を挙げてみますと、現在NHK教育で再放送されている「プリンプリン物語」に出てくる歌で、不思議な国ドンブリカについて歌うものがあるのですが、「ないない尽くし」「いるいる尽くし」という言葉を用いています。「ない」ものとしては電話やテレビがないということを言っています。これは不便であるということよりも、異質であるという事実を述べているだけですが、とりようによっては悪い意味として捉えることもできます。また、「いる」ものとして魔女がいるとされていますが、これもまた同様です。 「尽くし」も「尽くめ」も、客観的に事実を述べるので、いいこと悪いことに関係なく使います。「いい事ずくめ」などは無論主観が入りますが、これは「事」が「ずくめ」なのであって、「いい」は「事」を修飾しているにすぎません。 したがって、本来プラスのイメージもマイナスのイメージも持たないのではないかと思います。
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- nabayosh
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両方とも「尽」ですが、「尽くし」=づくし、「尽くめ」=ずくめ、と表記が違います。 前の回答の例は的確だと思います。 例:秋のきのこづくしの献立 「づくし」の場合は、「挙げ尽くし」の略だと考えましょう。きのこ(あるいはきのこ料理)を列挙せんばかりの勢いで、という意味になります。 例:忍者の装束は黒ずくめ 「ずくめ」の場合は、「Aずくめ」で「全てがAばかりである」という意味になります。「力ずく」や「欲得ずく」がその全力を尽くしてという意味になるのと似ていて、「黒」という力が全体を支配しているから、「黒ずくめ」になります。他にも「いい事ずくめ」とか「規則ずくめ」といった用例があります。 説明の重複になったような気もしますが、こんなことでよろしいかと思います。
お礼
さらに丁寧なご回答ありがとうございました! ~づくめ、は「づ」「ず」のどちらでも良いのですね? これまで「尽くす」にそもそも「心を尽くす」というような意味が含まれているように感じていたので、「~尽くし」と言えば、受け手に対して良いものが使われると思っていましたが、悪いものをたくさん挙げても挙げ尽くしという意味では使われるのでしょうか。例が思い浮かびません。~ずくめ、はいい事ずくめでも悪い事ずくめでも使われるのが分かるのですがどうでしょうか。 ご存知でしたら教えていただけませんか。
- kikanshayaemon
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~づくし は、一つ一つのものが、同一の種類の中で たくさんあること 例:秋のきのこづくしの献立 きのこのなかで、しめじとか、 しいたけとか、まつたけ、 とかがあることですね。 ~づくめ は、一つのものが何か一つのもので占有 されていること。 例:忍者の装束は黒づくめ 装束が黒で占有されている。 ということでどうでしょうか。
お礼
よく分かり、助かりました! 早速のご回答ありがとうございました!!
お礼
とてもよく分かりました。ありがとうございました。 実は、この「尽くす」についての私の思い違いを国語の先生に大笑いされてしまっただけで、きちんと教えてもらえなかったのでむちゃくちゃ気になっていたのです。(その時はもう尋ねる気もしませんでした。)こういう風に教えてくれればとってもよく分かったのにって思いました。知っていることと教えることは違う、とはこういうことですね。本当にありがとうございました!