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世界史に詳しい方、助けてください。
世界史の宿題が出ました。 全くわからないのでよろしくお願いします。 (1)カルヴァン派の教えが市民階級に受け入れられた要因について、 「予定説」「職業労働」「禁欲」 この三つの用語を使用して説明してください。 (2)フェリペ2世のもとで現れたスペイン王国の全盛期について、 「レパント」「ポルトガル」「フィリピン」 この三つの用語を使用して説明してください。 (3)ドイツの30年戦争が宗教戦争から国際戦争になったことについて、 「ベーメン」「クリスチャン4世」「リシュリー」 この三つの用語を使用して説明してください。 よろしくお願いします。
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- kuroneko3
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どのくらいの字数でまとめればよいのか分かりませんが,以下参考までに。 1 カルヴァン派について カルヴァン派は,16世紀のヨーロッパに起こったキリスト教改革の一派ですが,カトリックなど従来正統とされてきた教派と異なり,その人が神の救済を受けられるか否かは予め決定されており,この世で善行を積んだか,教会に寄進したか否かは関係ないという考え方(予定説)を提唱していました。 ネットで調べればいろんな情報を得られると思いますが,カルヴァン派が市民階級に受け容れられたのは,当時腐敗を極めていたカトリック教会に対し,カルヴァン派は禁欲的で生活も質素倹約を心掛けていたこと,予定説の論理的帰結として,従来のカトリック教会では不道徳な行為とされていた蓄財を肯定し,蓄財のための職業労働を美徳とみなしていたことが,市民階級の広い支持を得た要因といえるでしょうね。 2 フェリペ2世時代のスペインについて スペイン国王フェリペ2世は,先代カルロス1世から広大な領土を受け継ぎ,さらに領土を拡大してスペイン王国の全盛期を築き上げました。フェリペ2世の主な業績としては,フィリピンの植民地化に成功したこと(なお,フィリピンという国名はスペイン国王フェリペ2世に因むものです),隣国ポルトガルの併合に成功したこと,ヴェネツィア海軍らとともに,レパントの海戦でオスマン帝国の艦隊を破ったことなどが挙げられます。 3 三十年戦争について 三十年戦争は,17世紀前半に,ドイツの神聖ローマ帝国を舞台として繰り広げられた戦争です。開戦当初は,ボヘミア(ベーメン)のプロテスタントの反乱をきっかけに勃発した神聖ローマ帝国内部の宗教戦争ですが,その後デンマーク王クリスチャン4世がプロテスタント側で参戦し,さらにはハプスブルク家の勢力拡大を恐れたフランスの宰相リシュリュー(リシュリー)が,オランダ,イングランド,スウェーデン,デンマークとともに反ハプスブルク同盟を結成して戦争に介入したことから,次第に国際戦争の性格が強い戦争となっていきました。 高校世界史のレベルであれば,大体こんなところでしょうか。インターネットで関連ワードを検索すればこのくらいの情報はすぐ集められるはずですし,宿題は自分で考えないと実力にならないので,今度からは自分で調べてくださいね。