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玄関へのアプローチ階段に沿った低木生垣の植え込みについて
- 道路沿いの玄関アプローチ階段に沿った植え込みのアイデアについて相談です。ボックスウッドやイヌツゲを交互に植え、四角く刈り込み階段状にしたいが、厳しいかと悩んでいます。
- また、金網の周りを密に覆うツタ類植物を考えていますが、日当たりの悪さと手入れのしやすさも考慮して、適した植物を探しています。他に良いアイデアがあれば教えてください。
- 玄関アプローチ部分の植え込みには四角く刈り込んだ生垣が良いが、手間や時間がかかるため、早く形を作りたいと思っています。他の代替案も検討中です。アイデアをお聞かせください。
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案としては素晴らしいと思います。実現した時の喜びは、想像以上だと 思います。しかし場所が場所ですから実現させるには試行錯誤をして、 失敗の繰り返しになる事は避けられません。 まず一番の問題は水はけで、階段の場合は上から下へと水を流してしま うと、一番下の植え込みの土が乾きにくくなってしまい、場合によって は根腐れを起こす事があります。上段の方が乾きが早くて、下段になる にしたがって土の乾きが遅くなってしまいます。これを防ぐには階段の 側面に排水口(塩ビパイプを出す)を設けて排水するしかありません。 この方法だと排出された水によって、階段の側面が汚れてしまい見た目 が非常に悪くなります。まず排水をどうするかを考える事ですね。 次に植込み場所の面積ですが、幅と奥行きは問題がありません。問題は 画像にも示されていますが、地面と植込みも天面の高さが500と予定 されていますよね。嵩上げをした花壇に植込んで、生垣風に仕立てる時 の高さは300~600ですから、階段の場合でしたら最低でも植込み の高さは300程度にする必要があります。200では低すぎます。 と言う事は植込みが300なら土が入る部分は200と言う事になりま す。最低でも土の深さは300は欲しいので、階段の足踏み場から天面 までは600近くになってしまいます。階段の植込みの高さとしては高 過ぎますから、土を入れる部分も考え直す必要がありますね。 次に植込みする樹木の種類ですが、ボックスウッドはツゲ科のツゲ属の 耐寒性常緑低木です。別名を西洋ツゲとも言い、暑さ寒さや乾燥や日陰 に強く色々な分野で広く使われています。僕は造園土木の会社に勤務を していて、以前は街路樹の管理も行っていました。ボックスウッドも毎 回のように手入れもしていましたが、一番悩まされたのは害虫被害でし た。代表的な害虫としてはツゲノメイガと言う幼虫で、気が付いた時に は既に丸坊主になっている事もしばしばです。4~5月頃に大量発生を しますから、発生前や発生直後にアクテリック乳剤やスミチオン乳剤等 に展着剤を混ぜて樹木の全体に噴霧します。人の出入りが激しいからと 薬剤散布を怠ると、全ての葉が一瞬に食害されて枯れ枝を見ているよう になります。 枝は若い頃は剪定もし易いのですが、年毎に古くなると剪定大ハサミで は刈り難くなります。電動式刈り込み機(通称バリカン)でも力不足で すから、剪定には苦労されるはずです。 次にイヌツゲですが、ボックスウッドは薄緑でイヌツゲは濃緑なので、 交互に植える事で見栄えは良くなるはずです。ただ土壌には敏感ですか ら、土質が悪くなると枝の内部から枯れ始め、部分的に枝枯れを起して しまい見た目が悪くなる事が多いです。 あくまで階段ですから、最大高が500ですから万が一の場合には落下 して怪我をする事もあります。画像には手すりがありませんが、手すり の代わりに植込みをと考えているなら、手すりは通常通りに設置して、 手すりの下に植木鉢を置かれた方が手入れも見栄えも良くなるし、安全 ではないかと思います。案としては素晴らしいんですよ。でも素晴らし い事よりも安全の方を優先させるべきではないでしょうか。 通常通りに手すりを設置して、手すりの柱を利用してラティスフェンス を取り付け、内側に鉢植えをしたツル性植物(イングリッシュアイビー 等)のツルをラティス側に出し、ツルを結束帯で固定してラティスに這 わす事も方法です。
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- cactus48
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大変失礼いたしました。肝心な質問に回答する事を忘れていましたから、 改めて回答させて頂きます。 まず最初にツル性植物に関して申します。ツル性植物にも色々な種類があ りますが、誰もが良く知っている物としては旧阪神甲子園球場の壁に這っ ていたカズラですよね。ツル性植物には落葉性と常緑性があり、旧甲子園 球場の場合は落葉性でした。見ても分かるように落葉性は冬場は葉が落ち てしまい、見た目にも悪く決して綺麗だとは思えません。しかし生長期に は葉が生い茂り見た目も良く、どちらかと言えば風情があると感じるかも 知れません。常緑性の場合は年間を通して変わりませんから、どちらかと 言えば飽きてしまう人も居ます。開花すれば感じ方も違うでしょうが、ほ とんどが開花しない物が多いのも事実です。 ツル性植物には自分で壁などに張り付く種類から、壁には張り付けないが 柱や他の樹木に巻き付いて生育する種類まであります。 家庭で良く栽培される種類では、イングリッシュアイビーやへデラ等なら そんなに栽培も難しくはありませんので、十分に栽培が出来るはずです。 質問の金網ですが、ステンレス製なら錆びにも強く長持ちがします。ただ スチール製と比べると値段が高く、加工も難しくなるため普通はツル性の 植物を這わすために使う人は少ないです。 使用して面倒だと思う時は、それは栽培していた植物が枯れてしまった時 です。金網の網目に絡まっていますから、簡単に外す事は出来ません。 ツルが必ず網目に入って進んでくれれば良いのですが、時にはツルを誘引 してやらないと勝手な方向に進んでしまい、金網を使った意味が無くなっ てしまいます。 金網を使わなくても、ネットを張ってツル性植物を這わさせる事も可能で す。一例を申すなら前回にも書いたラティスフェンス(全て木製で耐水性 塗料が塗られていて、仕切り板や植物を這わして使用する)や植物を強風 から守るための風避けネット、果実などを害鳥から守るための防鳥ネット などがあります。また最近では緑のカーテン運動としてツル性植物やツル 性野菜などで日陰を作り、室温を下げて節電しようとする運動が全国的に 広がりつつあります。これらで使用するネットも販売されていますから、 使いにくい金網を使わなくても、ツル性植物は栽培が出来るはずです。 ラティスフェンスを使うならツルバラ、へデラ、アイビー、フジ、ブルー ベリー、ラズベリー等にも使えるはずです。 ネットならゴーヤ、ヘチマ、ミニトマト、フウセンカズラ、アサガオ等も 楽しめます。もちろんラティスで紹介した植物も可能です。 ネットなら2回から1階に網を垂らして、下にプランターを置けば植物が 自分で上に登りますから、階段全体が隠され目隠しには最適です。 一番のお勧めはゴーヤです。緑のカーテンのおかげで電気代が少なくなっ たり、実が出来れば食べる事も出来ます。特に勧めたいのはシロゴーヤで す。幻のゴーヤと呼ばれていて、緑より苦みが弱いのが特徴です。
お礼
あらためて、ご丁寧に回答をいただきまして、本当にありがとうございます。 アドバイスいただいた事を踏まえて、なんとか目標に少しでも近ずけるように 頑張りたいと思います。
お礼
丁寧なお返事をいただき、ありがとうございます。 >実現させるには試行錯誤をして、失敗の繰り返しになる事は避けられません。 やはり大変苦労する事は間違いないようですね。 害虫駆除や、刈り込み等、全く経験がないだけに余計にそう感じました。 専門業者にお願いして仕立ててもらうにしても、相当なコストがかかるでしょうし、 専門業者とて、そう簡単にはいかないのかもしれませんね。 少し説明不足でしたが、階段部分と歩道側の立ち上がり壁は縁が切れていまして、 植え込みスペースの下は土(地面)になります。よって嵩上げなしで考えています。 >あくまで階段ですから、最大高が500ですから万が一の場合には落下 して怪我をする事もあります。 おっしゃる通りです。自分でも手摺の事はずっと悩んでいました。 今でも植え込みの内側にシンプルな手摺を設けようか悩んでいるところです。 いろいろと具体的に提示していただき本当にありがとうございました。 最後に、恐縮ですが(お時間のある時で結構ですので・・・) 「金網につる性植物」という案についてのご意見もお聞かせ願えるとありがたいです。