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科学的に金色、銀色はあるのですか?
昔、高価なクレヨンには金色、銀色があるのを見て羨ましく思った記憶があります。 金色や銀色は本来は黄色やグレーであり、光沢がある場合金色や銀色になるような気がしますがどうでしょうか?
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>色には絵具の3原色と光の3原色があり、全ての色は混ぜることで表せる これは、人間の目には色に感じる視細胞に3種類あるので、人間の認識する色は三原色の組み合わせで表される、ということです。 人間の視覚と離れて、科学的に光の色を考えるときは、光の波長との関係で考えることになります。波長の長い赤(800nm)から短い紫(400nm)までの光が可視光です。これらがいわゆる「虹の七色=赤橙黄緑青藍紫」で、この中には「金色」や「銀色」はありません。 金色や銀色は、金属光沢と関係します。金属は自由電子があるため、一般にすべての光を反射し、金属らしいぴかぴかした「金属光沢」といわれる輝きを持ちます。これを「銀色」と呼んでいるわけで、「銀色」というのが特定の波長の色を表しているわけではありません。 銀に限らず、鉄やアルミニウムやマグネシウムなど、多くの金属が銀色です。 銀色を光の波長で考えると、すべての光を含むので「灰色」と考えてもいいかもしれません。 つまり、 灰色 + 金属光沢 = 銀色 ということです。 金属によってはすべての波長の光を同じように反射しなくて、青い方の反射率が低いと黄色っぽくなったり(金色)赤っぽくなったり(銅色)するわけです。 黄色 + 金属光沢 = 金色 赤色 + 金属光沢 = 銅色 金色や銀色のクレヨンには、黄色や灰色のクレヨンにアルミ粉末などの金属光沢のあるものが混ぜてあるのだと思います。 ちなみに、銀色の折り紙にはアルミ箔が貼ってあり、金色の折り紙は銀色の折り紙の上に黄色かオレンジ色の層を重ねてあるそうです。
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- Postizos
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厳密に理科かどうかは私にはわかりませんが、色については認知学・認知科学という物が一応あります。脳が物事をどういうふうに認識するのかというような仕組みを調べる学問のようです。 物理学者のマックスウェルが色の知覚についての物理学と関連した理論の基礎を最初に発表しています。ゲーテも、感覚的なアプローチで共通する物のある説を出しています。 で、金属光沢の中で無彩色の物を銀、黄色がかっているのを金というというご説は全くその通りと思います。銀色の物の表面に黄色い透明の色の層を作ると金色そのものに見えることからもそれはわかります。 例えば人工衛星のカバーの金色のフィルムは黄色い透明樹脂の裏に銀色のアルミを蒸着しているので、樹脂側からは金色に見えます。 http://www.jaxaclub.jp/space_lab/07/index.html アンバー色であれば銅色に見えます。 銀色とは、金属光沢=非常に反射率の高い物の色を表現する言葉のひとつなわけです。 金属光沢はなぜ他の色と違う、特異なように「見える」のでしょうか。 ひとつの仮説ですが、これは自然界の中で水や氷の面への警戒や注意のためではないでしょうか。 自転車で走っていると、トンボが水面と間違えて銀色の部品の上に寄ってくるのを経験したことはありませんか? また金属やガラス特有の「キラキラ感」というのがあります。 両眼立体視で、右目と左目の像がうまく重ならないところにチラチラとした感じを受けるのですが、それと金属光沢(ちょっと目の位置が違うともう光らなくなります)とが関連しているのだという説があります。そのちょっと視点が違うとすぐ変わる現象を「キラキラ」と感じているというわけです。 銀色・金色などの顔料は金属(アルミ)粉末の場合アルミに黄色を着色する方法と、マイカ(雲母)の表面に金属膜(干渉色)や染料で色をつけることでいろいろな金属色をシミュレートする方法があります。 また下に銀色を塗っておいて、その上に透明な色の着いた塗膜を形成することでも作れます。 これら金色などにする方法はやはり「反射率に金属光沢を特徴づけるポイントがあって、金とか銅とかはその色相的な偏りだ」という説に合っていると思います。 http://www.teikokuink.com/backnumber/jp/118_tech.html http://www.ganryo.com/ganryo/jyouhou/Iriodin/Iriodin.htm http://store.shopping.yahoo.co.jp/sankichi/04-00013.html 金属の色はシャボン玉のような構造色、干渉による物ではないようです。 http://home.sato-gallery.com/education/kouza/metal_color_seminar.pdf http://www.st.hirosaki-u.ac.jp/~phys/Monthly99/TITLE_TF.html http://ww32.tiki.ne.jp/~megaryo/yakiire/yaki3.htm なお、物の色を決める決め手は反射している光の波長ではなくて吸収され方のバランスだということが今までの研究ではわかっています。例えば色温度の違う光源で物を見ても、人間の脳はそれを補正して固有色を見分けます。 エドウィン・ランドの実験というのが知られています。 なお減色混合の三原色の理論は概念的な説明であって、実際とは違っていますが、それは別としても金属光沢についてを三原色の概念で説明することは無理です。
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回答有難うございます。 >例えば人工衛星のカバーの金色のフィルムは黄色い透明樹脂の裏に銀色のアルミを蒸着しているので、樹脂側からは金色に見えます。 美しい金色ですね。
- kusami3
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何をもって科学的か非科学的かを分けたらよいのでしょうか? カラープリンタの色は金色や銀色というものは存在しませんが、クレヨンや塗料の世界では重要な色の一つです。 色の表し方は扱う分野によってそれぞれ違いますが、数値で表すもの、カラーサンプルの番号で表すもの、慣用的な表現によるものなど驚くほど多様です。 色に興味がお有りなようですので、どんなところでどんなカラーチャートや表現が使われているか調べてみたらおもしろいと思います。 色の道は奥が深いといいますから。
お礼
回答有難うございます。
- sanori
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No.1の回答者です。 >>>昔習ったことは、色には絵具の3原色と光の3原色があり、全ての色は混ぜることで表せるということでした。 ええ。仕事で扱ったので知っています。 光の三原色は、R(赤)、G(緑)、B(青)であり、混ぜた色は三原色より彩度が必ず落ち、明るさは明るくなります。(加法混色) 絵の具の三原色は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)であり、混ぜた色は三原色より彩度が必ず落ち、明るさは暗くなります。(減法混色) 加法混色 R+G=彩度の落ちたY G+B=彩度の落ちたC B+R=彩度の落ちたM 減法混色 C+M=彩度の落ちたB M+Y=彩度の落ちたR Y+C=彩度の落ちたG 彩度を落とさないためには、混色ではなく、もともとの色がその色になっている材料を使います。 だから、絵の具の色の種類は3種類ではなく、たくさんあります。 >>>そして全ての色の中に金色や銀色は無かったので、金色は黄色(銀色はグレー)で特に光沢がある場合が該当するのではというのが私の長年の疑問です。 窓ガラスに息をハーとかけると、曇って白くなりますよね? それはなぜか? くもりとは、非常に小さい水滴(つぶつぶ)です。 当たった光をあちこちに散乱するので、ガラスの向こう側が見えなくなってしまいます。 実は、それこそが「白」です。 鏡も同様です。 黄色というのは、当たった光の中で黄色以外の光を吸収し、黄色の光だけを反射するので黄色に見えます。 黄色く細かい粒々の場合、あちこちに黄色の光を反射(散乱)します。 それが、黄色の絵の具です。 細かい粒々ではなく、ある程度の大きさの平面を持った粗い粒々の場合、たくさんの「小さい鏡」として視認されます。 一言で言えば、(くもっていない)黄色い鏡ということです。 それが「金色」です。 土とは違い砂粒がきらきらと見えるのも、それぞれの粒があまり小さくなく、そして平面を持っているからです。
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回答有難うございます。 >一言で言えば、(くもっていない)黄色い鏡ということです。 それが「金色」です。 乱反射が少ないということですね。
- fxq11011
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金属を素焼きの焼き物(セトモノ)にこすりつける(条痕)金属特有の色が出ます。 金色に見えるのは金だけ、銀色に見えるのは銀だけです(どんなに細かくしても金は金色、銀は銀色です)。 黄銅やアルミもあまり細かくすると、青黒や灰色になるんでしょうが、ある程度の大きさまでなら、金色・銀色に見えるのでしょう。 参考 パソコンで細かい市松模様の一方を黄色、もう一方を黒にすると、金色らしく見えます、黒でなく白にすると銀色に似てきます。
お礼
回答有難うございます。 昔習ったことは、色には絵具の3原色と光の3原色があり、全ての色は混ぜることで表せるということでした。 そして全ての色の中に金色や銀色は無かったので、金色は黄色(銀色はグレー)で特に光沢がある場合が該当するのではというのが私の長年の疑問です。
- rimurokku
- ベストアンサー率36% (2407/6660)
実際の金や銀の色が、その色と言うことでしょう。 しかし、クレヨンや絵の具など、又は塗料には高価な金を使うわけには行きません。 一般に、塗料の金には銅の粉末、銀にはアルミの粉末を溶剤に溶かして使うようです。 もちろん、それに他の色々な顔料を加えてより本物に見える工夫をしていると思いますが。 >昔、高価なクレヨンには金色、銀色があるのを見て たぶん、実際の金や銀を混ぜていることは考えにくく、現在の塗料のように銅や銀色の金属粉末が入った物と思われます。 もちろん、漆器や仏壇の高級な塗装は本物の金が使われることも多く、塗料を塗るのではなくてい漆を塗って乾かないうちに細かい金粉を振りかけて密着させています。
お礼
回答有難うございます。 昔習ったことは、色には絵具の3原色と光の3原色があり、全ての色は混ぜることで表せるということでした。 そして全ての色の中に金色や銀色は無かったので、金色は黄色(銀色はグレー)で特に光沢がある場合が該当するのではというのが私の長年の疑問です。
- mmmma
- ベストアンサー率41% (683/1636)
そもそも、科学的な色の定義はありません。 科学的に言うなら、どの波長をどれだけ反射しているか、光沢はどうか、散乱はどうか、ということです。 色が科学的でないということは、色名が国によって違うということからも明らかです。 色名は、日本ではJIS慣用色名で決まっていますが、業界によってはパントンとかDICのカラーチャートを使う場合もあります。 要するにそのカラーチャートで金色と書いてあるのに似ていれば、金色、銀色に似ていれば銀色なのです。 実際の金の色や銀の色とは関係ありません。 桜色は桜の色じゃないし、橙色は橙の色じゃないし、鼠色はネズミの色じゃないですよね。 そういうもんです。
お礼
回答有難うございます。 昔習ったことは、色には絵具の3原色と光の3原色があり、全ての色は混ぜることで表せるということでした。 そして全ての色の中に金色や銀色は無かったので、金色は黄色(銀色はグレー)で特に光沢がある場合が該当するのではというのが私の長年の疑問です。
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
こんにちは。 金属の金と銀についてのQ&Aがあります。 http://okwave.jp/qa/q6444560.html No.1の無知な私のな回答は無視してください。 クレヨンについてはおっしゃるとおりだと思います。
お礼
回答有難うございます。 昔習ったことは、色には絵具の3原色と光の3原色があり、全ての色は混ぜることで表せるということでした。 そして全ての色の中に金色や銀色は無かったので、金色は黄色(銀色はグレー)で特に光沢がある場合が該当するのではというのが私の長年の疑問です。
お礼
回答有難うございます。 >灰色 + 金属光沢 = 銀色 >黄色 + 金属光沢 = 金色 >赤色 + 金属光沢 = 銅色 長年の疑問が解消されました。