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フランス 正規留学
フランス正規留学経験者に質問です。 来年からフランスに正規留学しようと思っているものです。 どこで何を勉強しましたか? また卒業後どこでどのような職業に就きましたか? また留学生活はどのようなかんじでしたか。 書ける範囲で、少しでもいいので教えていただきたいです。 また、正規留学でなくても学部留学経験者の方でもかまいません。 今は街選び、大学選びをしている最中で みなさんの意見を参考に調べたいと思っています。 よろしくお願いいたします。
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よい留学になるといいですね。ただ大学一年生となると、語学はこれからでしょう。高校から仏語をやっていた私ですが、大学一年の時に、ちょっと微妙な力しかなかったので。もしかしたら、突出した力をお持ちかもしれませんが一般論として心配になったのです。 私の友人がオンライン上の仏語の有料語学サイトをやっていますが、地方に留学したはいいが、語学学校が仏語で進んで行き、ついていけないなどという相談を多々受けると言います。実際、それはありうると思います。 それは当人だけの責任でもないのです。たとえば教科書の順番でいうと半過去までしかならっていないのに、教科書の最後に出てくるジェロンディフを使いながら説明されるなど、フランス人講師がこちらの語学のレヴェルをわかっていないような説明をすることがあります。外国語教授法の資格をもっていればこういう問題はないはずですが、下のクラスになると本来はアシスタントの大学院生などが担当してしまうこともあるのです。 こうしたことに備えて、日本から参考書は多めに持って行くことをお勧めします。基本的に独学になる可能性があるからです。もし聞き取りの速度がついていけないなど不安があるのなら、次の参考書をお勧めします。たとえばIl y aは、口語では「イ・リ・ア」と発音せずに、「イァ」となりますが、CD付きで音の省略を丁寧に解説してくれています。C1のレヴェルまでなら、この本で学ぶことはあるように思えます。 ・ガブリエル・メランベルジェ著『聴いてわかるフランス語ニュース:基礎編』、第三書房 手続きで困ったら、大学一年ということですから、大学の仏文系の教員がいるでしょうし、アポを取って面会し、その先生にお願いしてもいいと思いますよ。私が留学した時は修士課程ですが、サイトが読めずに、真っ青になった記憶があります。仏語はわかるけれど、どこに行ったらいいのかわからないのです。ドクターの先輩を呼んできてもわからない。指導教官のところに行って、「本当にバカだと思うかもしれませんが実はサイトの中で迷ってしまいまして」と話して、一緒に検索してもらいました。いや、それでもわからなくて、結局、フランスに問い合わせたのですが(仏語の問題ではなく、サイトの構成がわかりにくいものだったのです)。 気にせず、先生方の助けを仰いだ方がいいと思います。もっとも恩返しと思い、私は後輩らの留学手続きを8人分くらい、去年はやりました。 それから、学部一年生の留学なら、書類の提出期限がCampus France(以下略してCF)で1月31日あたりになっています。学部LicenceなのでL1という項目が、質問者の方の志望枠に該当するでしょう。 CFは政府系の組織で、学生Visaの取得と、大学への申請を一貫してやってくれることになっていています。願書を一つ一つの大学に出さなくても、CF一つに出せば、それで各大学に願書を出した扱いになります(ただし仮にCFと関係なく合格が出ていても、Visa申請の際にCFにはお願いしないとならないシステムです)。 メインのサイトが次で、 http://japon.campusfrance.org/ 申請は右側のアイコンをクリックして次です。 http://japon.campusfrance.org/jp/c-tma-a-a-a-a-a-r-ae-a-tm/ae-tme-ae-c-ye-ca-a-r-a-oea-y/2011a-a-cefa-af-af-c-a-oaf-a-oea-yc-e-a-a-e-ap-456.html?recalcul=oui ここに書類を提出したら、CFが志望校に一括で交渉して、合否を出してくれるはずですし、相談にものってくれると思います。リミットが大学のサイトに書いてあるものと違うし、かなり前倒しのはずなので、気をつけてください。ただ万が一にもリミットを過ぎた場合、事情を話してお願いすれば、受け付けてもらえることもあるということらしいです(後輩がそうでした)。 大丈夫だといいのですが……お節介にも教え過ぎてもよくないかと思って、あまり書きませんでしたが、2011年は締めてしまっていますね(「来年」からという意味が2011年の年末からではなく、2012年の年末からなら、2012年の一月末がリミットでしょうけれど)。でも、もしもそれをまだやっていなくても、交渉次第では受け付けてもらえる可能性はあるので、聞いてみることをお勧めします。 あらてめて、よい留学になりますように。
パリの様相を聞きたいということですが、二カ月いらっしゃったということなら、大体はお分かりかと思います。 まずメリットは、オペラに行ったり、美術館に行ったり、映画が好きならシネマテック(古い映画が見られ、年間パスが120ユーロ程度)があるということでしょう。これが魅力になるか否かは、生活スタイルによりけりです。私は日本人だろうとフランス人だろうと、あまり人とダラダラと話すのが好きではないので、さっさと帰って個人行動してしまいます。こうなるとパリは案外と便利です。一人で見て回る箇所がいくらもありますから。 レンヌ程度しか地方は知りませんが、地方は美術館も小さく、一人遊びでは、あまりやることが無かったなという印象はあります。その代わり、街中で見知らぬ人と仲良くなったりするということはありましたし、友達から誘いを受けることは格段に多かったものです。一人遊びに慣れているなら、パリの方がいいとは言えると思いますが、それはどうやって生活したいかにかかっています。 さて、パリのデメリットは、物価と住居費が高いということです。外食は地方の二倍近く、住居はStudioなら月に700ユーロは見込まないとならないでしょう。郊外なら値段は400ユーロ台まで落とせますが、探すのに少々苦労すると思います。しかし地方なら、寮などに住めば高くても300ユーロ程度だと聞いています。 また質問者の方のフランス語力如何で、メリットかデメリットかわかりませんが、No1の方が指摘しているように、語学は地方の場合、英語が話せる人は少ないです。フランス語になりますし、外国人に慣れていないというせいもあってか、速度は容赦ないです。若干の訛りもあります。困ったなと思っても、サマースクールこそあれども、年間を通じた語学学校もありません。体当たりですし、自分で勉強できるだけの基礎力が無いとならないでしょう。パリは頼めば英語にしてもらえますし、語学学校がいくらでもあります。 都市を選ぶにあたってはご自分の生活スタイルをイメージすることをお勧めします。少々辛くてもフランス人の輪に溶け込んで和気あいあいとやりたいなら、――つまり親友をつくりたいとか、恋人を見つけたいとか、深い関係を望むなら地方の方がよいです。最初こそ辛いでしょうが、一端輪に入れば、温かいと思います。逆に個人行動がいいとか、サブで語学学校に通いながらフランス語を学び、マイペースでやりたいならパリでしょう。私の場合は資料的な制約で、絶対に国立図書館があるパリでなければならなかったのですが。 最後に単なるアドヴァイスですが、仮に日本で学士号をお持ちで、かつ徹底的にマイペースでやりたいというのなら、履修科目が少ないので、パリであろうと地方だろうと、マスターに留学するのもお勧めです。学部の友人らに聞いたら、履修の量が半端なく、とてもではないが遊んでいる暇はないだろうと思えたのです。少なくても私のいる大学は、一コマが三時間で、一週間に五コマか六コマ履修しなければなりません。マスターならば、三コマで多いくらいです。 マスターは語学要件が課されている大学もありますが(DelfのB2があればよい)、日仏学院などフランス政府系の語学学校に通って勉強すれば不可能な難しさではないです。専門の試験はどの大学もないはずです。日本で学士号をもっていても語学が不安だからと謙虚に学部からはじめてしまう人がいるのですが、それならマスターで留年する計画でいた方が楽ではあります。もし学士号をお持ちなら検討してみてください。
時間が許す限り、フランスのあらゆる大学を調べて、infinimentさんが「これだ!」と思う場所と大学を見つけてくださいね。初めてフランスに長期滞在するのであれば、どの土地もきっと魅力的で、快適に過ごせると思います。ぜひめいっぱい留学を楽しんでくださいね。有意義なものになるよう祈っています。
No.1の者です。 私はパリで働き始めたものの、ほとんどトゥールーズで生活していたので他の地区の事はあまり詳しくないので、パリとトゥールーズでの生活について書きますね。 最初はパリを選ぶべきだったと後悔しました。パリであれば各国から留学生が集まっており、英語圏の人がいれば多少なじみやすかったかなと思いました。でも、フランス語の日常会話に自信がおありでしたら、逆にマイナーな地区に行くとおもしろいかもしれませんよ^^ ただ本当に日本人やアジア人が少ないです。。。 トゥールーズは学生の街で、本当にたくさんの学生が下宿しています。夜遅くまでやっているクラブや遊び場がたくさんあって、他校生との交流も増えます。夜は友達の家に行ったりして遊んでました。モロッコ市場や飲み屋(バーみたいな)、ゲイクラブ(笑)にも遊びに行きました。学生にとっては充実した生活を送れる場だと思います。空港もバスで行ける場所にあったので、長期休みにはスペインやイギリスなどへ行ってました(これはどの地区でも同じかな)。 食べ物屋さんなどお店の店員さんも、すごくきさくでした。なのでパリに来て「なんか冷たいなぁ」と少し感じてしまいます。ちなみにトゥールーズの学生はあまりパリ好きではありません>< あ、それとフランスの学生は、政治的な話も大好きです!私は国の情勢や経済について話すことに慣れていたので、日本に戻って友人と話した時、全く知らないと言っていたので逆に驚きました。政治に関する自分の意見をぶつけ合う話し合いがよくありますので、勉強になりますよ。 私は今パリで働いていて、無性にトゥールーズに帰りたいです。
お礼
貴重な体験をお話してくださってありがとうございます。 パリもいいとおもいますがToulouseなど地方の大学を選ぼうと思っています。 回答者さんの経験を参考に決めたいと思います。 丁寧に回答していただき、本当にありがとうございました。
質問者の方が学部か大学院かもわからないし、何を専攻しようとしているのか情報がないので正確にアドヴァイスできず、自分の経験だけ書きますが、私の留学はパリで、比較的、移民や留学生が多い大学の大学院です。パリ第四大学(ソルボンヌ)とは様々な意味で敵対しているらしいですが、外国人でも気軽にいられるので、楽ではあります。先生も優しいし。私は気に入っています。 パリだと誰もがソルボンヌを選んでしまうのですが、どうも環境としていいかというとそうでもないようだと思います。自分のやりたいことがあるかどうか、考えた方がいいでしょう。それに残念ながら、大学の後輩で一単位もソルボンヌでとれなかったという人がいました。外国人にも容赦ないようです。カルティエ・ラタンという立地は魅力ですけれどね。 私は留学した段階で最初からフランス語は話せました。あまり語学で困ったことはないです。ただ長期留学の前に一カ月、地方のレンヌ大学の語学研修に行きました。夏など、国立大学が格安でサマースクールを開いています(情報は末尾に示したサイトに出てくる)。それに参加してみると、自分の語学力や耐久力、あるいは街の様子など、いろいろと様子がわかっていいと思います。これはお勧めです。 レンヌは街が古風で綺麗ですし、人は優しいです。ケルト系の伝説が多数あり、アーサー王が魔術師マーリンに出会ったというブロッセリアンドの森やモンサ・ミッシェル修道院に休日に行けます。ただ残念なことに、街に専門書が売っている書店はたった一軒のみで、研究はできないなと思ったものです。それに私個人の精神力として、一カ月いただけで、最初はホームシックに見事にかかりました。いきなり長期に行くより、苦しいけれど楽しかったと思える範囲で一度帰国できるくらいの方がいいように思います。 大学の選定ですが、何を勉強(研究)するかによりけりです。 文系で研究なら13あるパリ大学のどれかにした方がいいでしょう。すべての資料は中央集権型で国立図書館に集まっています。政治経済などの分野でキャリア・アップを望むなら、グランゼコールの方がいいようです(講義は半分以上英語なので仏語が苦手でもOKです)。フランスでも別格の敬意を払ってもらえます。名乗った時に「は?!」という反応が返ってくるのは、やりがいがあるでしょう。日本でいえば東大みたいなものです。 ただ逆に季節を感じながらフランスの四季を楽しみ、フランス語を話して地元の人と仲良くしたいのなら、地方大学の方がお勧めです。楽しかったかどうかと言えば、レンヌにいた時の方が楽しかったですね。パブにいってお酒を飲んだり、お祭りで踊ったり、退屈する暇などありません。すべては留学の目的如何にかかっているといえるでしょう。 さておき、今はフランス留学の長期visa取得はCampus Franceという機関が代行しており、いろいろ相談にのってくれるそうですよ。彼らはプロなので、ここに先に連絡して情報を集めた方がいいような気がします。 http://japon.campusfrance.org/ ご参考になれば幸いです。
お礼
丁寧に回答していただきありがとうございます。 パリの大学はあまり視野になかったのですが、回答をみてパリの大学も調べてみようとおもいました。 ちなみに私は経営学を専攻(大学で)しようと思っています。 回答者様の視点から大学生活について話せる程度でいいので アドバイスなどいただけると光栄です。 またパリで大学生活を過ごしてみてどうでしたか? 私自身パリには何度も訪れたことはありますが 2か月以上の長期滞在はしたことないので 教えていただきたいです。
トゥールーズという都市で中学1年~大学卒業まで生活していました。学校名は割愛させていただきますが、大学では社会科学を専攻し、途中で理工学へ編入しました。 昨年卒業し、現在フランスの自動車メーカーで働いています。 言葉も全く分からない状態で行ったので、初めは辞書を持ち歩かない瞬間はほとんどありませんでした。私がいたエリアは日本人おろかアジア人すらいない所だったので、偏見の目もありましたが、一日でも早く生活に慣れるよう毎日積極的に行動しました。 既に人生の半分くらいこちらで生活しているので、フランスの方が住みやすいです。個人差もありますが、フランスは日本人にとって住みやすい国ではないでしょうか。
お礼
さっそく回答ありがとうございます。 実際にフランスの大学を卒業した方から話が聞けて光栄に思います。 実はトゥルーズの大学も視野に入れていて今情報を集めてる最中です。 回答者様の視点でかまいませんので、 トゥルーズはどのようなところなのか、大学生活がどんなのだったのか 話せる範囲で構わないので教えていただきたいです。
お礼
詳しく回答してくださりありがとうございました。 私自身今日本の大学1年生でまだ学士号はとっていません。 自分に地方かパリどちらがあってるか考えて決めたいと思います。 今のところモンペリエ、リヨン、トゥルーズの大学にしようと考えています。 このたびは本当にありがとうございました。