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Linuxが採用された製品とシェアを伸ばす理由(2010.8.10)
Linuxが採用された製品とシェアを伸ばす理由(2010.8.10) 電気機器業界にてLinuxでの開発が世界的に広がってきているようですが どういった製品が市場に出ているのでしょうか。 (1)開発環境がLinuxの製品 (2)マイコンのOSにLinuxを組み込んだ製品 それぞれについて教えていただきたいです。 またLinuxでの開発の採用が進んでいる一番理由は 他のOSに比べ、コストの低減が可能 ということでしょうか。
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HDDレコーダーのような、いわゆるデジタル家電については Linuxには、充分に実績を備えたファイルシステムドライバーが 多々実装されていることが大きなメリットと言えます。 初期のHDDレコーダーでは、おそらくいくつもある組み込み専用OSを使い 独自の技術を多用して開発されていたと思います。 しかし、実際には80GB程度の時代には HDDレコーダーでのファイル消失やファイルシステム異常のトラブルが多く 停電などの突発電源断がなくても、録画物がふっとぶようなことがありました。 Linuxでは、FAT32やNTFSだけでなく、NTFSと比肩するファイルシステムとして ext3,RaiserFS,XFS,JFSなどのファイルシステムを利用できます。 対して、ほかの組み込み専用のOSでは、HDDレコーダーの登場までに 大容量HDDを利用する実例がろくに無かったのですから それによる信頼性や性能の差は、現在のシェアが示すように大きかったようです。 これはコストという言葉で考えれば、インターネットのサーバーから LAN内のサーバー、そしてNASまで、Linux上でHDDを使っている機器は 数えきれないほどの数があり、そしてそれが何年も使いつづけられています。 これに匹敵するファイルシステムの検証テストは 家電開発において、コスト的に不可能のもので… またファイルシステムの信頼性なくして、家電の信頼性もありません。 充分に検証された機能が多々備わっているため 開発のコストが少なく抑えられるわけです。 OSのライセンス料だけの問題では無いわけです。