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もし地球の重力が軽くなる方向に変化していくと、

MekMekiの回答

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  • MekMeki
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回答No.4

あくまで私観ですので、考え方の一つ程度に捉えてください。人によっては異論反論大いにあると思います。 生物が大きくなると、体重の増え方に比べて筋力や骨の強度の増え方が小さいため、生物には大きくなれる限界というものがあります。 重力が小さくなるとこの限界値が上がるため、今よりも巨大化できるようになります。 生物的には巨大化するほどメリットが大きいので(天敵が減る、届かない餌を食べられるようになるなど)巨大化すると思います。 ただ、ここまで変化するまでには何万年という時間がかかりますし、人間がいると色々恣意的に変えられてしまうでしょうから、それまでに人間は絶滅したという仮定で考えてみます。 重力が減少することで植物が巨大化すること、なによりも人間がいなくなることで植物が増え、酸素濃度があがるでしょう。 酸素濃度が上がるとの動物への影響はよくわかりません。酸素カプセルが謳っている効果から考えると、生物全体の自己治癒力や新陳代謝などが上がるかも知れません。 昆虫などは酸素濃度が高いと巨大化しやすいという話も聞いたことがあります。 ただし、酸素濃度が上がりすぎると逆に動物には毒ですから、絶滅するか、それに適応したものに進化すると思います。 また酸素濃度が上がること、空気自体も重力が減少することで薄くなることから、気温が大きく下がるため氷河期やそれに近い状況になると思います。 そうなると寒さに強い動物が生き残るでしょうね。 ただ氷河期になれば巨大な生物の方が有利かどうかが分かりません。 熊が冬眠するように、いくら植物が増えても冬場に食べられる植物がほとんどなければ大きい動物には不利ですが、マンモスがいた事を考えると巨大生物も生存出来そうなんですよね。生存できるなら大きい方が相対的な表面積が減るので寒さに強いでしょうし。 ここら辺が巨大化するかどうかの鍵になるかも知れませんね。 重力が減少することの他の影響としては、火山の噴火が増えることがあります。 とはいえ火山の噴火が増えることで何が変わるかといえば、火山灰が空を覆ってしまうことで日照不足や気温減少による影響程度くらいしか思いつきません。 そもそもこれは局所的ですし、いくら増えると言っても今に比べて、程度でしょうからそこまで影響はないと思いますが。 海水位については氷河期になれば水位は下降しますが、その変化よりも重力が減少することで上昇する量のほうが個人的には多いと思うので、私も海水位は上昇するんじゃないかなと思います。 今でも極の海を見ると豊かなので、氷河期になっても海や海辺の生物は栄えるでしょうから、陸上よりも海中の方が楽園になるかも知れませんね。 他に生物に影響がありそうなことは、なぜ重力が減少したかという点によるでしょうか。 重力が減少する原因としては、地球の重力が減少すること、地球の自転が早くなること、月の質量が増すことくらいがありえそうです。 細かい推論は省きますが、この中で一番有り得そう、これらを起こす現象が起きても生物が絶滅しなさそうなのは、自転が早くなることだと思います。 自転が早くなれば一日の長さが変わりますから、一日に活動出来る時間が減ります。 特に変温動物はただでさえ寒くなるのに、活動時間が減れば体を温める時間が相対的に増えるため厳しくなるかも知れません。 一番深刻なケースで考えると、空気が薄くなると風が強くなりますから砂漠化が起こるかも知れませんし、ここまでいかなくても空気が薄くなること、気温が下がることなどから低地でも今の高地と同じかそれ以上の環境となってしまった場合、森林限界の観点から高木が存在しない星になってしまうかも知れません。 そうなると動物も巨大化どころか、生きるので精一杯になるでしょうね。

nituke
質問者

お礼

お答えありがとうございます。大変興味深く読ませて頂きました。 以下、返信が長くなる事お許しください。 >生物が大きくなると、~以下 やはり条件が整えば生物は大型化すると私も思います。 巨大生物は現在から見ると新しいニッチでしょうから、順次空いたニッチを埋める形で大型化して行き、 むしろ小型生物の新種が多発するのかな、と思ったりします。(大きくなった方ももちろん新種なんですが) つまり多様化が進むのかなあと思います。わくわくしますw >重力が減少することで植物が巨大化すること、~以下 植物の大型化や生息域の拡大は酸素濃度を上げるでしょうが、相対的に二酸化炭素を減らしますよね。 つまり植物の大型化、増加の限界は二酸化炭素濃度と釣り合う所で止る気がします。 その辺りから、もちろん比較すれば現在より酸素濃度は高いでしょうが、 現在と大気の組成は大きくは変わらないのでは?と思います。 つまり大型化の助力にこそなれ、絶滅や、現在に比べて劇的に適応環境の異なる新種の発生までには至らないのではないかな、 と言うのが私の考えです(^^) >また酸素濃度が上がること、~以下 MekMekiさんが後述される様に、私も火山活動は活発になると思います。 そこで、活発化した火山活動から、二酸化炭素が大量供給され、それに伴い植物が繁茂すること、 重力低下による気圧、水圧の低下が招く海面の蒸発量の増加などを併せ、 大気中の水蒸気が増え、その保温効果によりむしろ温暖化するのではと私は考えています(^^) しかしながら、寒冷化した場合には、MekMekiさんのおっしゃる様にマンモスの不思議が出てきますよね。 表面積に加え、大きい方が保温効果も高そう(熱湯1リットルと10リットルでは後者の方が冷めにくい)ですが、エサですよね~(^^;) 食物のエネルギー転換効率がめちゃめちゃいいんですかね?マンモスって(^^;) 巨大低燃費生物が発生するんでしょうか?(^^;) >海水位については氷河期になれば水位は下降しますが、~以下 海、栄えそうですよね~w 水圧が下がれば生息範囲も広がりそうな気もします。あ~、でも蒸発量が増えたら塩分濃度が…(^^;) >他に生物に影響がありそうなことは、~以下 確かに原因は重要ですね。 カタストロフィックな原因だと、その後の変化、進化の方向性を限定的に決定付けちゃいそうですから。 私も自転速度増加説を支持します(^^) 変温動物は、MekMekiさんのおっしゃることから考えまして、やはり大型化に一票をw 上記のマンモスと同じく、大きい事による保温効果+表面積の増加で、 短い日光浴でも活動に必要な熱をまかなえるようになるのではないかと思います。 は虫類は断食に強いですしw >一番深刻なケースで考えると、~以下 まったくおっしゃる通りだと思います。 環境に振り回される生物の弱さと、しかしそれでも適応しようとするだろう強さをしみじみ感じます。 以上になります。長文、大変失礼いたしました(^^;)

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