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第一次世界大戦について
第一次世界大戦について この間から中学の授業で「第一次世界大戦」についての勉強しているのですが、 授業中に先生の板書にいまいちよく分からない記述があったので質問させて頂きます その「分からない記述」ですが、 『ヨーロッパのバルカン半島には、たくさんの民族が住んでおり、 そのことからバルカン半島は“ヨーロッパの火薬庫”と呼ばれている』 といったものなのです。 第一次世界大戦とバルカン半島はどのような関係があったのでしょうか? また、バルカン半島がなぜ“ヨーロッパの火薬庫”と称されているのかを 詳しく教えて頂きたいのです。 いろいろ調べてはみたのですが、とても難しい言葉で記述されており よく分からなかったもので…。 お手数をお掛けしてしまい申し訳ないのですが、 中学2年でも分かる簡単な言葉で説明していただけるととても有難いです。 宜しくお願い致します。
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- jkpawapuro
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バルカン半島は、第一次世界大戦のきっかけに過ぎません。 まず把握すべきは第一次世界大戦の直前のヨーロッパ情勢が、三国同盟(ドイツ・イタリア・オーストリア)と三国協商(イギリスロシアフランス)の二つの敵対勢力に色分けされていたころです。 バルカン半島には、ロシア系・オーストリア系・トルコ系・ギリシャ系、いろいろな民族がいました。 ここでセルビア人がオーストリア皇太子を殺したため、オーストリアがセルビアに宣戦布告します。 ロシアがセルビアを守るためにオーストリアに宣戦布告します。 オーストリアの同盟国ドイツが、今度はロシア・フランスに宣戦布告します。 フランスもやむなく宣戦布告します。 フランスに攻め込むためドイツがベルギーを通り道としたことに怒り、今度はイギリスが宣戦布告します。 バルカン半島で起きた一つの事件が火種となり、瞬く間にヨーロッパ中に戦火が広がっていったのが、第一次世界大戦です。 冷静に紐解けば、別にオーストリア皇太子のために必ずしもイギリスフランスドイツが戦争をする必要も無かったのでしょうが。
- 469437
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難しくはありませんが、長いです。未完ですし。 第一次世界大戦への道 http://mu-cha.hp.infoseek.co.jp/russian-austria.htm
・「いろいろ調べてはみたのですが、とても難しい言葉で記述されておりよく分からなかったもので…」 どんな文面がどのように分かりませんか?それを伺えますと、説明しやすいのですが・・。おそらくは、ご覧になった文面は「詳しく」書かれていたはずです。詳しく書かれたのを「とても難しい言葉」と捉えられるのであれば、説明しようがありませんよね。ある程度質問者様から補足説明をいただき、それに回答するのが効率的です。 ・第一次世界大戦とバルカン半島はどのような関係があったのでしょうか? 直接の切っ掛けとなった「サラエボ事件」の発生地「サラエボ」はバルカン半島の一部である「ボスニア=ヘルツェゴヴィナ」にある都市です。 殺された王子はオーストリア=ハンガリー帝国の皇位継承者、お分かりとは思いますが国にとっての最重要人物の一人です。犯人は、隣国のセルビアから犯行に利用した武器を入手したとされ、戦争の一因となりました。 ・バルカン半島がなぜ“ヨーロッパの火薬庫” 多数の民族があり、民族国家間で戦争が絶えない地域でした。実際第一次世界大戦の前年に第二次バルカン戦争という戦争が終結したばかりです。単なる地域紛争なら地域間だけで治まるかもしれませんが、それぞれの民族が広い意味でヨーロッパの大国(ロシア・ドイツ)と繋がっているため、処理を誤ると大国も巻き込んだ戦争になりえる可能性がありました。
- nishikasai
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バルカン半島といっても本当に複雑なのは旧ユーゴスラビアでした。ユーゴスラビアは民族も言語も宗教も入り乱れてばらばらでした。第一次大戦はセルビアの一青年がオーストリアの皇太子を暗殺したことで始まりました。 第二次大戦後、チトー大統領が共産主義で国をまとめていたけど共産主義を捨てたらまたばらばらになってしまいました。数年前まで内乱がありました。今でも小競り合いはあるようです。
- Yelm
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簡単に言いますとバルカン半島はキリスト教とイスラム教という二大宗教の狭間に位置しており、更にそのキリスト教も旧教派と新教派に分かれています。 またバルカン半島は地形が複雑で入り組んでいる地域が多く、これららの事情からバルカン半島では民族・宗教・言語が複雑に入り組んでモザイク模様を造っているのです。 この結果、同地では宗教、民族の対立が引き起こされやすい状況にあります。 そしてその紛争が周辺の宗教や民族を等しくする勢力同士の対立へと拡大する危険があるのです。 つまりバルカン半島での紛争は、欧州における大規模な紛争へと繋がりかねない事から「ヨーロッパの火薬庫」と言われるのです。 第一次大戦前にもバルカン半島ではトルコ、オーストリア、ロシア、イギリスなどの大国が自国の影響力拡大にしのぎを削っており、このバルカン半島での対立が第一次大戦勃発のきっかけになります。 なお現在でもバルカン半島における民族・宗教対立は終わっておらず、旧ユーゴスラビアにおける激しい内戦、そしてコソボの独立を巡るEUとロシアの対立など、周辺地域にもいろいろと影響を与え続けているのです。