黒ネクタイについて

質問

先日ルイヴィトンで黒のミックスモノグラムというネクタイを購入したのですが、黒のスーツ、白シャツと合わせてきたらおかしいですかね？
ちなみに、大学の卒業式後の謝恩会できたいのですが。
海外では黒のネクタイを合わしていらっしゃる方が多いように感じるんですけれども。

回答No.2

Aoki Ken（@kenaoki）

学生という御立場ではありますが、御卒業ということで22歳には
なられているわけですから、もう単純に黒のスーツとか白シャツと
いう表現は止めましょう。
　せめて黒のスーツの生地や柄がどのようなものなのか、合わせる
白のシャツの生地や柄がどのようなものなのか、最低限のことが
書かれていないとこのような場で的確にお答えすることは難しいです。
　ルイ・ヴィトンの黒のミックスモノグラム柄のタイということで、
駅のキオスクでも買えるような一般大衆向けの黒のネクタイではない
ことは理解出来ます。が、日本においては国民一般の8割がたの人が、
黒のネクタイを見ると単純に”お葬式”、御悔やみ”と反応するもの
なのです。
　残念ながらそのような方々には服の素材、柄やシルエットに対する
知識はほとんどありませんし、縫製の良し悪しについても、単にミシン
の縫い目がきれいかどうかでしか判断が出来ないものです。ミシンは
機械ですから誰が操作しても仕上がりに大差はないものなのですが。
　”縫製”なんて言うから誤解を生むので、きちんと”テーラリング”と
言えばいいいのです。
　”テーラリング”とは、生地をアイロンで曲げたり伸ばしたり縮めたり
して生地を平面から立体に成型することを意味し、結果ミシンでは縫えなく
なり、そのために手で縫うわけなのです。よって高級品になればなる程
創り上げるのに時間がかかるのです。また、ミシンだけで縫えば直線的な
作業服のような味気ない日本型の”背広”となり、逆に上手な人が手で
あまく縫えば、細身であっても曲線と立体的な面で構成された彫刻のような
立派な本物の”スーツ”となりえるわけです。（日本には残念ながら、
こうした鑑識眼を養うような教育が子供の頃から行われておらず、勿論
このようなことを教えることが出来る人材もほとんどいません。）従って、
日本のごく一般的な黒の礼服はほとんどが前者(日本型直線服）なのであって、
皆で同じ格好をして安心するのが好きな日本人の国民性にはとても合っている
由なのです。
　上記の理由で、自動車や電化製品等とは異なり、日本製量産型の服について
は世界市場で評価の対象とはなっておらず、従って全く輸出されていません。
日本の黒の略礼服とは、正に日本だけのものなのです。だいたい葬式に着る
服を結婚式にも着るなどといった行為自体が相手に対して礼を失していること
に気付かないこと自体が世界的には？なのです。この慶弔両用と言う発想は、
”戦後のモノのない日本という国が貧乏だった時代”に仕方なく妥協された
考え方であったのです。また、根本的に西洋の服飾に関する知識と教養が
なかった当時の日本人にとってもある意味救いでもありました。とりあえず
御葬式から帰って来て塩をかければ翌日結婚式にも同じ黒の服を着れるのです
から。
　といったような御国にお住まいのわけですから、黒のスーツ、白のシャツ
について”御悔やみの場”以外で着用されるケース、特に”お祝いの場”に
おいては生地や縫製について意識的にそれなりの工夫が必要なのです。
　一番良いのは、質問者さんにもし行きつけのショップがあれば、担当の方に
直接アドヴァイスをしてもらうことですが。もしそのような場があるならば、
ついでにスーツ上着の胸ポケットにポケットスクエア（日本語でポケットチーフ）
のあしらい方なども教えてもらえればベターです。色についてはラヴェンダーなど
がお薦めで、シルク素材のものをふんわりと飾ればそれだけで華やかさが増します。

回答No.1

19981998

日本では葬儀参列用のファッションと思うが。