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土木工事 法面について困っています。
土木工事、法面のことで質問です。 盛土の勾配を1:1.2にする方法は無いでしょうか。 切土1:1.2の法面のそばで地下構造物設置のため1:0.5の傾斜で掘削を行いました。 このとき、切土法面の一部も地盤面より約2mの高さで1:0.5の勾配で掘削しました。 問題は埋め戻しにあたり、盛土として復旧になるのですが、切土法面の法尻すり合わせる必要があり、「道路土工のり面安定工指針」に示される盛土1:1.5では、切土面の法尻を超えてしまいます。 そこで留め用壁などは考えたのですが、盛土法面を1:1.2にする方法は無いかということです。 厚層基材など表面的に処理する方法で無いでしょうか。おねがいします。
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- tkkh-8
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NO2の回答では、適応しない現場への対応です。 厚層基材をお望みですが、厚層基材は法面を保護するだけですから、地山の強度を取り戻せません。 二つあります。 (1)補強盛土によって埋め戻す方法。これは、地山に匹敵する土質強度で施工できます。ただし高価です。 (2)もたれ式プレイキャスト法枠を法面に施工することで、法勾配を補います。 1:1.2勾配にプレイキャスト法枠(通常は1割り勾配、基礎あり)を施工して、枠内を植生土嚢で緑化します。 施工範囲は、プレイキャスト法枠の仕様にあわせます。法長は一段1mです。30cm以上を地山に食い込ませる必要がありますから、ここの場合2m高さまでカットしているので、3段の施工になるでしょう。裏込め材は良質土、一般には粒調砕石を使います。法面になる場所に植生土嚢を積みながら裏込め材を転圧盛土します。裏込めが沈下しないように丁寧に転圧しますが、沈下は避けられませんので、追随しやすい土嚢を使うのです、補修も容易です。 両者共にネット検索が出来ます。
- tkkh-8
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切土法面1;1.2は、法面の長期的安定を期待した勾配です。切土面を植生等で雨水等からの浸食から守れば、長期にわたって安定する斜面勾配と考えられています。 今回の例は、この勾配を犯す掘削をしてしまった、設計ミス、工事ミスに該当する行為です。作業中に崩落が発生するなどの事故がなく幸いでした。 単なる盛土による埋め戻しや厚層基材のような法面保護対策では、短期安定も期待できないので、最低限もたれタイプ式擁壁等の設置が必要です。 お薦めは、前面に切土高2mにプラス30~50cmの高さのブロック積み擁壁を設置し、クラッシャーランなど透水性が良く締め固めの容易な材料で、埋め戻し・裏込めを行います。 工事の注意点としては、擁壁の根付けは地下構造物の深さにあわせますが、掘削は最小限にし、施工範囲も小割にし、上部の動きを連続監視しながら施工します。 工事が完了しても、下部を埋め戻した切土法面は、地山より安定度が低いですから、地下構造物の維持管理時に十分な注意が必要です。構造物の蓋が開きにくい時などは、特に地山の動きに注意する必要があります。 擁壁を完了しても将来にわたる安定度は増加しません。管理する人への文書による引き継ぎを忘れないでください。事故が無いように祈ります。
- char2nd
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盛土部分の高さや、それより上の部分の高さなどが判りませんが、ある程度の強度を必要とするのであればジオグリッドなどの補強土壁が有効でしょう。法尻のみであれば大型かご枠という方法もあります。 簡易的にすませたいのであればモルタルもしくはコンクリート吹きつけでもよいかと思います。 厚層基材吹きつけは安定法面が確保できることが前提の工法です。植生法枠工なども同様です。 高さの低い盛土法面で急勾配を確保したいのであれば、ソイルセメントを使うのも手ですが。
補足
>高さの低い盛土法面で急勾配を確保したいのであれば、ソイルセメントを使うのも手ですが。 このことについてもう少し詳しく教えていただきたいのですがよろしいでしょうか。 土の強度を高めるためにセメント改良することはよく知られていますが、土の強度を高めることで法面勾配を急勾配にすることについて、どのように理論付けられるのでしょうか。たとえばこのような場合の安定計算方法として何に基づき設計されるのでしょうか。 当方、現場仕事ばかり多くてあまりこのようなことを知りません。御教授願えますでしょうか。