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生物と無生物のあいだを読んで

生物と無生物の間という本を読んだ方、ここでいう新しい生命観とはまとめるとどのようなものなのでしょうか?教えてください。

みんなの回答

  • qt-honey
  • ベストアンサー率0% (0/3)
回答No.2

 引用:  「生命の本質とは、動的平衡である」  という点は、同書の眼目である。しかし、この眼目が、実はメチャクチャなのだ。  (以下、略) ────────────────  出典は http://openblog.meblog.biz/article/232987.html

  • yanhua
  • ベストアンサー率72% (508/701)
回答No.1

『生物と無生物のあいだ』の著者:福岡伸一氏の生命観 についての ご質問ということでしょうか。 生命観と言っても、見方が多様なことはご承知の通りです。 宗教的・倫理的・感情的などの観点からどう見るかは 各人の知性、情緒、価値観、宗教観、環境も影響するでしょう。 更に、自然科学の知識が加わりますが、科学自体は事実を提示できる のみであって、生命観の是非の判断はできません。 科学的「真か偽か」、倫理的「善か悪か」、感情的「美か醜か」etc. 科学的真は生命に関する各人の知識の一部となり得ますがそこまでです。 従来から、ドーキンスの『利己的な遺伝子論』即ち 「生命の目的は子孫を増やすこと。DNAは自己を複製することが目的」 が有名です。これを乱暴に言えば「生命とは自己を複製できるもの」です。 しかしこれは科学的真とは言いがたい。 『生物と無生物のあいだ』で著者が提示しているのは、 生物体内に於ける分子レベルの「動的平衡」という科学的事実です。   何故そのような仕組みなのか?   【「動的平衡」を踏まえると、どうしてもエントロピーの概念が入る、   「エントロピー増大の法則」と必死で闘っている】   宇宙の全存在が不可避である「エントロピー増大の法則」の呪縛、   そのもとで、長期に亘る生体維持に適応している。 私ごとですが、 かつて、「利己的な遺伝子論」を知った時に大いに納得したものです。 「動的平衡」とエントロピーについては、その事実に殆ど感動しました、 宇宙の真理とより根源で繋がっていて大変分かりやすいからです。 さて、著者の生命観は奈辺にありや? 下記URL講演録の12章 会場の質問「心」に対する著者回答の一節。  「万物は流転する」。これは、紀元前5世紀頃にヘラクレイトスが    言ったとされる言葉です。  日本でも中世、鴨長明が    「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」(方丈記)と記し、    生命を動的なものとしてとらえました。  シェーンハイマーは、偉人たちの言葉を言い直したに過ぎないともいえますが、    1つだけ違うことがあります。それは、使った言葉の解像度。    彼は分子のレベルで「生命が絶え間なく流れている」と言ったのです。 ■以上。正答があるご質問ではないので、私のつぶやきと思って下さい。 *著者福岡伸一氏の講演録『生命観を問い直す』 。   『生物と無生物のあいだ』の主題が端的に整理されています。     http://www.academyhills.com/note/opinion/tqe2it000004wcgb.html      1章~14章までありますが、各章1ページです。 *「利己的な遺伝子論」について興味があれば、   『そんなバカな!―遺伝子と神について』竹内久美子 文春文庫     一般人向けの分かりやすい書です。 *エントロピーが増大する とは、   宇宙にあるすべての物質は、時間とともに、だんだんと無秩序な状態になっていき、   それがもとの秩序に戻るということはない。   エントロピーの解説記事はWebに沢山あります。

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