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「おいでになる」と「お越しになる」
あいにくの雨天でしたが、まだ薄暗く、寒い早朝から( )ましてありがとうございました。 ア、おいでになり イ、お越しください ウ、おいでください エ、お越しになり 自分の語感では、イのほうが一番適切かなと思いますが、なぜ他の表現がちょっとした抵抗感があるか説明できません>< 「来る」の尊敬表現としての「おいでになる/くださる」と「お越しになる/くださる」はどう使い分けしたらいいでしょうか。 以上でお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
私も、質問者様と同じように、イの「お越しください」を使うと思いますが、ただ、ウの「おいでください」 でも全く問題ないと思います。 「おいでになる」「お越しになる」は、ともに「行く」や「来る」の尊敬語ですから、イとウを区別して どちらかを間違いだとするはっきりとした理由があるようには思えません。 そもそも、質問の文からだけでは、どんな人がどんな場所へ来てくれたことへの礼を述べているのか 分かりませんので、状況によっては、ウの方がむしろ自然になる場合もあろうかと思います。 「くださる」などをつけるかどうかということについてですが、「くださる」は「くれる」の尊敬語、 「いただく」は「もらう」の尊敬語ですから、それぞれ敬語でない表現に直すと、 「お越しくださいましてありがとうございます」 =「来てくれてありがとう」 「お越しになりありがとうございます」 =「来てありがとう」 「お越しいただきましてありがとうございます」 =「来てもらってありがとう」 となります。 私はこの中では「来てくれてありがとう」が自然な言い方だと思いますので、同じ理由で 「お越しくださいましてありがとうございます」が最も自然であるように感じます。 ただ、「くださる」は、「(相手が)くださる」ということであるのに対し、「いただく」は「(自分が)いただく」 ということなので、相手の行為で利益を受けた自分の視点で述べる「いただく」の方がより感謝の気持ち が伝わると感じる方もおられるようです。 ですから、#1さんのように、「お越しいただきありがとうございます」とするのも正しい敬語だと考えます。 このあたりは、どちらが絶対的に正しいというわけではなく、日本語の「揺れ」の範囲だと思います。
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- bakansky
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私だったら、候補の中にはないですが「お越しいただきまして」とします。 それぞれ相手に対する敬意は現れていると思いますが、その相手の行為が、こちら(自分)のためになされたことであるという謙遜の表現を付け加えた方が、相手は自分の行為を評価された気分になるのではないかと思います。 「おいでになる」だけなら、観光客が宿に入る際に、「よくいらっしゃいました」と挨拶されているようなもので、あくまでも「お客」としての扱いになる。 素人考えかもしれませんが、「わざわざ当方のために御足労を願って、ありがたいと思っております」という感じを出すには、「いただく」という言葉を添えた方がいいような気がします。