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卒論について
こんばんは。 私は経済学部4年生の女性です。 今、卒論のテーマについて悩んでいます。 経済学部ですがゼミの専攻はフランス植民地社会史で、卒論は自分の興味ある出来事をテーマにし、社会的あるいは歴史学的観点から論ぜよということです。 そこで私は雑誌を読むことが好きなので、『女性雑誌の歴史分析とそれに伴う女性像の変容』というテーマで、女性の社会進出に女性雑誌は影響を与えたかということを問題定義していきたいと思っています。 しかし論文の方は全く進まず… 何でもいいのでアドバイスいただければと思います。 また、こんなテーマおすすめだよ、私はこんな卒論やったよ、なども教えてください。
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申し訳ありませんが論文の収蔵雑誌とかはわかりませんね。 アメリカの論文雑誌で偶然見つけて目を通しただけなので。 アメリカの女性史の論文は結構あると思いますよ。 国内での研究でもかなりあると思います。 Geniiの分野別のアメリカ研究データベースで検索すれば泣きたくなるくらいに見つかります。 あとは社会学データベースなら日本の女性史の論文が出てきます。 テレビCMや雑誌の分析をしたものなど見つかりますよ。 思いつくワードで検索しまくってください。 検索参考:有馬哲夫、亀谷純雄 アメリカでの研究は切り口の参考程度で論文の内容はあまり使えないと思います。 あくまで方法論の参考程度でしょう。 比較史を書くわけではないですからね、「アメリカではこんな研究があるんだぁ。」くらいで終わりそうです。 それよりも日本女性史の先行研究の把握の方が重要ではないかと思います。 ここがしっかりしていないと序論でつまずきかねません。 日本女性の社会進出はいつ頃、どのようにといったことは先行研究で一定の評価はできていると思うので、それと自分の研究をどうリンクさせるか。 あまり役に立たない英文よりも国内での研究成果に力を注いだ方が効率的ではないでしょうか。 あとはあなたが史料からどれだけのモノを引き出すか。 広告はあくまでアイデアの一つでそれ以外にもやりようはあると思います。 時間の問題もあって大変だと思いますが頑張ってください。 参考まで。
いわゆるジェンダー史ならばアメリカ辺りの研究を参考にするのも手ですね。 先行研究のネタとしては参考になるかと思います。 まずはターゲットの年代と史料(雑誌)の絞り込みですね。 自分なりに社会進出の進んだと思う時代を決めて、本論の核を決めましょう。 雑誌はできれば創刊の古い物、史料の価値が認められる物がいいですね。 国会図書館などでどれだけ収蔵しているか。 史学の手法としては「雑誌が社会進出を」ではなく、「雑誌に見る社会進出」の方が無難かな。 雑誌が世論をリードしたとすると編集者の意図の分析が欠かせないかなとか煩わしくなりそうな。 編集者の性別、年齢層などもわからないと編集者が社会進出をどう捉えていたのかわからないのではないかと。 社会思想まで踏み込めれば原稿用紙の枚数が増えますが今から間に合うか? 私がアメリカ女性史の論文で見たのは広告の分析ですね。 雑誌広告に見る女性の社会進出(家庭からの解放)といった感じで。 アメリカだと1920年代に新しい女性像がうまれ、2次大戦では労働者としての女性、戦後は家庭の良き母、って感じで動いていくのですが それが広告にどう反映されているのか。 それを広告から考察してみる、そんな感じの論文だったと思います。 服飾の広告、家電製品、外食産業の広告などを分類し、その時代の女性のニーズを捉える。 家電製品なら家事の軽減とも捉えられるし、家事の主体者としての女性像が見えるかなとか考えます。 アメリカの場合、2次大戦中「男は戦場、女は工場」となってファストフードの広告が増えたとか。 女性の家庭外での活動に時間が取られてと言うことですね。 服飾に絞っても和服か洋服かで広げられるかも。 それによって戦前からの女性の価値観がどう変化したとか見られるかもしれません。 和服で仕事に行くのか?とか考えると幅はできそうな気もします。 「女性の進出=古き良き女性の価値観の崩壊」と置き換えてみたりすると色々な考えが浮かぶかもしれません。 それから雑誌のターゲットの年齢層を分けると同じ時代でも世代別でデータも増えますね。 同じ時代の雑誌でもターゲット層が違えば内容も変わったりするかも知れない。 若者向け雑誌の読者も10数年後には主婦層になるわけでその辺がどうなるか考えてみるとかもありますね。 この時期ですから幅を広げても、深く掘り下げても難しいですから自分なりに楽な手を考えてください。 それと担当の先生にはアイデア等を報告、相談。 敵に回すと評価が苦しくなるので先生の意に添う形で進めてください。 最後の追い込みで先生の援助が得られないとつらいです。 参考まで。
- nacam
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そもそも、「ゼミの専攻はフランス植民地社会史」で、卒論のテーマが、「女性雑誌の歴史分析とそれに伴う女性像の変容」という事にムリがあるのではないでしょうか。 フランスの植民地は、アフリカや南太平洋に集中しており、経済的に発展途上国ばかりです。 唯一の先進国は、カナダのケベックですが、カナダ事態がイギリス系が強いところですから、女性誌などがあっても、ここ最近のもので、歴史分析などできる状況ではないと思います。 フランスで出版された女性誌をかき集めて、それを読み歴史的経緯と比較してゆくことくらいしかできませんが、今からそれらの事ができるとは思えません。 (女性誌といっても、昔の女性誌は、社会進出とは無縁のものばかりだったと思えますから) 今からですと、資料が集めやすいテーマにするしかありません。 比較的政治、経済の資料は集めやすいと思いますから、それらのデータを元に卒論をしあげることをお勧めします。 風俗、文化の変遷なども、インターネットを駆使すれば可能だと思います。 「『女性雑誌の歴史分析とそれに伴う女性像の変容』というテーマ」であれば、夏休みくらいまでに資料が収集できていないと困難だったでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 専攻にフランス植民地史と書きましたが、卒論はそれに囚われず自由にということなので、女性雑誌というのは日本のもので研究する予定です。 説明が足りなくて申し訳ありません。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。 非常に参考になりました。 今いくつかの論文検索サイトで調べたところ日本語の文献では アメリカの女性の社会進出に関する文献が非常に少なかったのですが やはりアメリカ女性史を調べる場合は英語文献に当たった方がいいですよね? 英語が苦手なので大量に読めるかが不安です…。 あと、とてもずうずうしいお願いで恐縮ですが、 よろしければ「雑誌広告に見る女性の社会進出」についての論文の掲載場所を紹介していただけないでしょうか。