これはよく言われる問題ですが、「勉強ができること」と
「頭がいいこと」はまったく違うものです。
もし、学校の成績がよくなくて落ち込んでいらっしゃるなら、「俺は頭が悪いんだ」とは思わないでください。
そう思い始めたころから、人はどんどんあきらめていって
最終的には本物のバカになってしまうのです。
学校の勉強なんか、ほとんどの場合、
公式をいくつ覚えたか、年号をいくつ覚えたか、
人物を何人覚えたか、という単なる記憶力の問題でしか
ないものがほとんどで、そんなもの、
どんな人間でも集中力と忍耐力と持続力さえあれば
好成績を収めることができてしまうのです。
厳しいことを言うかもしれませんが、そういうことが
できないと言っている人は、ただ単にサボっているだけ。
本気でやれば覚えられないことはないはずです。
数学みたいに思考力を必要とするものもあります。
やはり、人間の「頭のよさ」みたいなものは、
こういった、思考するときに現れると思います。
覚えたものを吐き出すだけの勉強なんて、
そんなもんコンピュータでもできる単純作業。
難しい数学の問題は、コンピュータには解けない。
素晴らしい人間様の頭脳でしか処理できないのです。
なんか話の収拾がつかなくなってきましたけど、
言いたいことはただ一つです。
「本当に頭の悪い人は、自分の無能さにも気づかない」。
本物の音痴は、自分の歌のはずれ具合に気づかないのと
一緒のことです。
「自分はバカだ」と思っている人は本当は全然
バカなどではなく、むしろそういうことは、
人間が生きている以上誰でも一度は思っているであろう
ことで、もしそういったことを一度も考えない人が
いたならば、そいつこそが本当のバカです。