• ベストアンサー

ブラックホールについて詳しく教えてください。

ブラックホールの「事象の地平面」や「特異点」や「ホーキング輻射」について教えてほしいです。 またブラックホールに吸い込まれてしまったらどうなるのでしょう。ウィキペディアのノートにブラックホールが存在しないと書かれていたのですがそれもよくわかりません。 あまり物理をよく知らないので分かりやすく教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kagakusuki
  • ベストアンサー率51% (2610/5101)
回答No.5

 ブラックホールとは何かと言う事を説明します。  物体を上に向けて放り投げると、重力の働きで、高度が高くなるに従って、上昇速度が遅くなっていき、やがては速度が0になり、その後地面に落ちてきます。  重力はその源(この場合は地球)から離れる程弱くなるため、放り投げられた物体の上昇速度は、地面の近くに物体がある間は早く減速し、上昇した高度が高くなるほど、同じ時間内に減速する度合いは小さくなります。  そのため、物体を放り投げる速度を速くしていくと、上昇する高度が高くなるほど重力が弱くなり、減速する度合いもどんどん小さくなっていき、ついには高度無限大まで上昇しても、上昇速度が0にならなくなります。  高度無限大まで上昇しても、上昇速度が0にならないと言う事は、つまりは永遠に落ちて来ないと言う事です。  この永遠に落ちて来ない様になるために必要な最低速度の事を「脱出速度」と言い、その値は地球の場合では1秒間に約11.2km進む速さになります。  重力はその源から離れる程弱くなるため、脱出速度もまた重の源から離れる程、遅くてもよい事になります。  又、永遠に落ちて来ない様になる事を指して、「重力を振り切る」という表現が使われる事もあります。  逆に言うと、その高度における脱出速度未満の速度しか持たない物体は、重力を振り切る事が出来ず、重力源から離れる事が出来なくなります。  重力はその源の質量(重さの事)が重いほど強くなります。  又、重力源の質量が同じでも、重力源に近いほど、重力は強くなります。  従って、重さの割に半径が小さい星ほど、その表面における重力は強くなります。  重力が極端に強ために、脱出速度が光の速度より大きくなる場合、その天体からは光が出て来なくなります。  アインシュタインの相対性理論によると、物体は光より速く動く事は出来ませんし、情報が光より早く伝達されることもありません。  つまり、その様な天体に「脱出速度が光の速度に等しくなる距離」より近づくと、光を含む何物であっても、2度と戻っては来れなくなります。  光さえ戻って来ないのですから、その天体を照明で照らしたり、レーダー電波を当てても、何も見えませんし、その他のいかなる手段を使っても、「脱出速度が光の速度に等しくなる距離」より内側の様子を知る事は出来ません。  光が出て来なくなり事により、真っ黒に見えるであろう事から、この様な脱出速度が光の速度に達した天体を、「ブラックホール」と呼びます。  又、回転していないブラックホールの場合における「脱出速度が光の速度に等しくなる距離」の事を、シュヴァルツシルト半径と呼びます。

avogadro9
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 とても分かりやすかったです。

その他の回答 (13)

noname#97207
noname#97207
回答No.3

 私は専門家でもなんでもありませんので、たいした回答はできませんが、宇宙というのはもともと数センチか数ミリだったとおもいます。  その宇宙のはじめの姿が頑丈な「サッカーボール」とします。そのサッカーボールのなかでダイナマイト(ビッグバン)を破裂させました。  そのサッカーボールの中は真空であり、ダイナマイトの破裂によりサッカーボールは大きくなろうとします。ですが、その中は真空ですので外部からの空気を吸い込む力がはたらきます。そこで出来た穴がブラックホールではないでしょうか。「事象の地平面」や「特異点」や「ホーキング輻射」についてはわかりませんが・・・  以上です。  まちがってたらすみません。

  • sosdada
  • ベストアンサー率33% (265/792)
回答No.2

こんなところで簡単に答えられることではありません。もしも答えられたとしても、大学生並みの物理を知らなければ理解できません。大学といってもピンからキリまであり、分数の計算も出来ない大学生も一杯いますから、ピンの方です。 理科系の難しい大学の、理学部で学んでください。

  • fxq11011
  • ベストアンサー率11% (379/3170)
回答No.1

「あまり物理をよく知らない」とのことですが、私も同様、いきなりブラックホールも良いですが、万有引力の延長線上にあることをご存じでしょうか、質量が地球上では考えられないほどに大きいために引力が非常に大きくなり、原子がつぶれてしまう【物によっては地平線以下につぶれると表現しているものもあります】原子がつぶれて何故か大爆発して中性子が残りさらにつぶれて・・・の先がブラックホールらしいです。 吸い込まれると言う表現が正しいかは別にして物質の基でもある原子が存在できないところでは最後はエネルギーになって・・・?どうなるのでしょうか?。

関連するQ&A

  • ブラックホールは存在しない?

    「物理学者のスティーヴン・ホーキングは、『arXiv』に1月22日付けで公開した短い論文で、 『(これまで考えられてきたような)ブラックホールは存在しない』と主張している。 この現象は定義され直す必要があるのだと同氏はいう。 論文のタイトルは「Information Preservation and Weather Forecasting for Black Holes」 (ブラックホールのための情報保存と天気予報)。 古典理論では、エネルギーと情報はブラックホールの「事象の地平面」を抜け出せないと主張されるが、 量子物理学はそれが可能であると示唆されるというパラドックス(ブラックホール情報パラドックス)を取り上げている。 この難題に対するホーキング氏の答えは、ブラックホールは情報とエネルギーを消滅させるのではなく、 新しいかたちでまた空間に開放するというものだ。同氏は、事象の地平線に替わる新しい境界として、 量子効果で変動する「見かけの地平面(apparent horizon)」を提案している。 」 http://www.sankei.com/wired/news/140127/wir1401270001-n1.html 「この現象(ブラックホール)は定義され直す必要がある」と博士は言ってますが、 本来のブラックホールは存在しないということなのでしょうか? 申し訳ありませんが、科学が苦手です。中学生にも分かるように解説お願いします。

  • ブラックホールに落ち込む過程の解釈

    思考実験として、物質がブラックホールに落ち込むことを考えてみました。 物質はブラックホールに近づいていき、事象の地平面に近づきます。 そしてついには事象の地平面に差し掛かるわけですが、この様子を外部から見たとしたら、物質はいつまで経っても事象の地平面に到達しないかもしれません。 しかし落下する物質の視点では他の天体に落下するのと同様に、何事もなく事象の地平面に近づいていくわけです。 慣性質量と重力質量が完全に一致するなら、事象の地平面に到達した時点で落下する物質と外部の観測者との間の相対速度は光速度に達すると思われます。 外部の観測者にとっては落下する物体はいつまで経っても事象の地平面に到達しないのですが、これを物質の視点から見るなら、物質が事象の地平面に到達した瞬間に、事象の地平面の外側の時間経過が無限大になることを意味するはずです。 もしブラックホールは蒸発するというのが事実であるなら、どのような質量のブラックホールも有限の時間内に蒸発してしまうはずです。 ですから物質が事象の地平面に到達する直前に、まず外側で非常に長い時間が経過し、蒸発が進むと思われます。 蒸発が進んで事象の地平面の大きさが小さくなると、物質にとっての地平面外部の時間経過の早さが緩むことによって、遠のいた地平面に近づくことが可能になり、再び地平面に向かって落下するものと思います。 そしてまた地平面の直前まで落下したところで外部では大きな時間が流れ、蒸発が進み、以下同じ過程を繰り返すことによって、最後はブラックホールとともに蒸発するのではないでしょうか? もちろん実際にはこのように断続的な過程を経るわけではなく、事象の地平面に到達するか、あるいは直前の位置で、ブラックホールが蒸発するのに合わせて連続的に特異点の方向に向かっていくものと思います。 このような解釈は正しいでしょうか?

  • ブラックホールの質量

    こんにちは。 ブラックホールに物が落ちるとき、事象の地平面では時間が止まるので、いつまでたっても落ちていかない、という話があります。 でも、そうすると、事象の地平面より先にはなにも落ちていかないことになり、ブラックホールの質量も増えないという気がします。 多分なにか間違っていると思うのですが、なにが間違っているのでしょうか?

  • ブラックホールの成長と蒸発について

    ブラックホールの事象の地平面を超えた物は決して脱出することはできません。 ブラックホールはホーキング放射により質量を失い(外部から何か吸い込み続けない限り)有限時間で蒸発すると言われています。 ですがこの性質においていくつか疑問点があります。 まだまだ仮設の多い段階の分野ですので「一般的にこう考えられる」「こういう仮説がある」などでかまいません。また複数の意見もOKです。 問題を単純化するため電荷と回転を持たないシュヴァルツシルト・ブラックホールとして考えます。 空間が重力によってゆがむと十分に離れた系からみると時間が遅くなるよう観測され、ブラックホールに落下する物質は接近に従い時間の流れが遅れ、事象の地平面に到達すると同時に永久に停止すると考えられます。 では離れた系からブラックホールに物質が吸い込まれ質量が増加する瞬間を観測することができるのでしょうか?また、これではブラックホールが質量増加によって成長することは可能なのでしょうか?(事象の地平面のごく近くに質量が接近した時点でさらに空間の歪みが強くなり成長する? 粒子の位置は確率に依存するため確率的に中に入ってしまう?) また、ホーキング放射によって十分にブラックホールが小さくなったとき、どのタイミングでブラックホールが消滅(事象の地平面が消滅)するのでしょうか? 素粒子に大きさはなく0次元の点、または振動する弦とする意見もあるのでブラックホールの最小サイズはどうなるのでしょうか。 素粒子の振動幅で消滅? プランク長未満になった時点で空間上の意味を失い消滅?しかしこの場合あまった質量はどこへ?(プランク長サイズのブラックホール=プランク質量 プランク質量はわりとでかい) そもそもこのサイズではミクロなスケールなのでブラックホールの位置や存在が確率に依存する? 中途半端な知識による質問で読みにくいですがご意見おまちしております。

  • ブラックホールのエントロピーは?

    ブラックホールのエントロピーは減少するが、蒸発によって結局は増大するという ホーキング氏の仮説がありますが、それは間違っていないだろうか? 物理学に置いてエントロピーの増大則(熱力学の第二法則)は揺るぎないものとされて来たが それは間違いではないか? ビッグバンの特異点とブラックホールの特異点はどう違うのか?似てると思われる。 もしブラックホールのエントロピーが減少するのであるなら 人間も引力と循環で 生物ではない 純粋にエントロピーを減少させる永久循環を超えたものを作れるのではないか? SFの様で恐縮ですが、サイボーグ、ロボット、アンドロイドとそのような存在が実現するのではないだろうか? この問題は余りにも大きい。人類の未来を左右する考えだと思います。 みなさんはどうお考えでしょうか?

  • ブラックホールは完成していますか。

    これは、あくまでも、ブラックホールを遠方からみたときの話です。最初から最後まで視点はそれにして、くれぐれも別の視点に変えないでください。 ブラックホールに物が落下するのを観察すると、事象の地平面(シュバルツシルト半径)の近くになればなるほど、強い重力のため物体の時間の進み方が遅くなり、落ち方はゆっくりになり、ほとんど動かなくなります。で、物体が事象の地平面に到達するためには無限の時間を要します。つまり、有限の時間では物体は事象の地平面に到達することはありません。 ここで、ブラックホールが形成されるときのことを考えます。ブラックホールになる前は、高密度の中性子星だったりします。その天体の中心から表面までの距離をRとするとRが有限の時間内にシュバルツシルト半径に到達できるのでしょうか。 ブラックホールというのは、天体の全てがシュバルツシルト半径の内側まで収縮したものだと思います。だから、収縮しているときは、その天体はブラックホールとは言えません。まだ、事象の地平面はできていません。 私は数学的なことはわかりませんが、ただ、最初からあるブラックホールに物体が落下する場合と、ブラックホールになろうとする天体が収縮するときの動きは計算が違うのは想像できます。 収縮するときは、天体の表面がシュバルツ半径の内側まで縮んでいこうとする段階で、この段階では、どこにも事象の地平面は形成されていません。つまりは、時間が止まっている場所は存在していません。 天体の表面は、そこまでいくと時間が止まる予定の面に向かって収縮していきます。いわば、縮み方がゆっくりになりつつあるだけで、縮み方が止まってしまう面は形成されていません。 こういう場合は、なにか、計算上の相殺みたいなことが起きて、無事に天体の表面はシュバルツシルト半径の内側まで入ることができるのでしょうか。 そうでないと、宇宙に完成したブラックホールは存在しないことになってしまいます。 どれも、形成途中のブラックホールということになってしまいます。どうなんでしょうか。 (あくまでもブラックホールの遠方からみての話です)

  • ブラックホールが地球に

    もし、ブラックホールが急に地上に出現したら(ありえない!)どーなるのでしょう?ブラックホールの大きさは、1m位。(事象の地平面の直径) 周囲の物質を吸い寄せながら地球の中心まで落ちていくのでしょうか? それとも、一瞬で地球を飲み込んでしまうんでしょうか?

  • 巨大ブラックホール

    質量が太陽の1億倍の1億倍の4千万倍(4×10^24)くらいの超巨大ブラックホールがあったと仮定しますと、その大きさと言うか、事象の地平線の半径(これも謎)というか、とにかく相当大きなブラックホールになると思えます。 引力は重心に集中しているとして、重心からの距離の2乗に反比例して引力が弱くなると仮定します。 (ブラックホールの中なので、距離とか言うのもはばかられるのですが) すると 事象の地平線の近くでは、ほとんど引力を感じないと言いますか、自分がブラックホールの中にいる事すら解らないというか、全く普通に生活できてしまう程度の引力しか感じないと思えるんですが。 間違っているでしょうか

  • ブラックホールに落ちる粒子についてと特異点について。

    ブラックホールとは光すら脱出できない星の最期の果てですよね? またアインシュタインの特殊相対性理論によると、ある粒子を光速まで加速するには無限大のエネルギーが要るとのこと。つまり実在は確認されていませんが、タキオン等最初から超光速で飛んでいる粒子を除けば、真空中の光速度を越えることはできないということですよね? だとしたら、事象の地平線を越えて落ちてゆく粒子は重力に加速されて光速度を越えたことにならないのでしょうか?私はどこを誤解しているのでしょう? また、ブラックホールの最深部の特異点とは数学的な点(つまり大きさを持たない)なのでしょうか?ということは事象の地平線を越えて落ちていく物質はすべてなくなるということ??それとも数学的な点ではなくて、例えば無限小の体積を有するということなのでしょうか?それとも数学的な点=大きさを持たないという前提が間違っているのでしょうか? いろいろ質問しました。欲張りですみません。

  • ブラックホールってなんですか?

    ブラックホールに星が飲み込まれた瞬間の動画を見ました。 天体のことは何も知らないので、小学館の図鑑などを読んで、 ブラックホールについて調べてみたのですが、よくわかりません。 そんな素人の頭で考えてみたのですが、いくつか質問させてください。 (1) ブラックホールは太陽よりも質量の大きな星が、「重力崩壊」を起こしてできるそうですが、   重力崩壊でその星が内部に向かって収縮していき、宇宙空間のある一点に、   光も抜け出せないほどの、ものすごい重力が集まった場所ができるという意味ですか?        ブラックホールは「黒い穴」という意味ですが、   「穴」はふつう平面に、ある方向を向いて開いているので、   宇宙空間に「穴」があるといわれても、あまりよくイメージできないのです。   他にも、座布団の上に重たい物を置くとまわりが沈み込むように、   宇宙空間が重力で歪められるという説明もありますが、   座布団だって平面なので、宇宙空間には通用しないと思うのですが。   そんな風に空間が歪むとしたら、宇宙では一方向にだけ歪むのではないと思いますし、      宇宙のどこか一点を囲む、ものすごい重力で歪められた無数の面の行きつく先が   ブラックホールかもしれないと思うのですがどうなのでしょうか。   私としては、ブラックホールとは「穴」というよりも、宇宙空間にある、   時間も空間も歪めてしまう物凄い重力の集中した「点」のようにしか想像できないんです。   素人の考えです。間違いを指摘していただけないでしょうか? (2) ブラックホールの想像図といえば、巨大なガスの円盤が中心に向かって渦をまき、   中心から回転軸の両方向にジェットが噴射している絵だと思いますが、この円盤についてです。      何でできているのですか? バラバラになった星のカケラやガスでしょうか?   どちらの方向にまわっているのですか? 大きさや温度はどのくらいになりますか?      この円盤はイメージ図では色つきで描かれますが、可視光で観測されるのですか?    写真などは、X線で撮影したものに色をつけたのだと思っていたのですが・・・?     また、円盤というのは多少ふくらみがあるけれど平盤なものだと思うのですが、   この円盤はブラックホールのどの面にできるのですか?    ブラッホールの回転軸とは垂直の方向でしょうか?   このように円盤を形成しながら中心に落ちてゆくなら「穴」のイメージになりますが、       この円盤は、すでに「事象の地平面」の内側になっているのでしょうか?   それとも円盤のなかのどこかに、「事象の地平面」があるのでしょうか?     (「事象の地平面」といのはどういうものか、まったくイメージできませんが・・・) (3) 星を飲み込むブラックホールの動画ですが・・・     http://www.gizmodo.jp/2011/08/nasajaxa.html?__from=mixi    恒星がブラックホールによって破壊され、吸い込まれるのは、    この映像のようにあっという間なのですか?    それとも、ある程度の時間がかかるのでしょうか?       宇宙には興味があるのですが難しくて分かりません。 ただ「いつか地球が飲み込まれる」という恐怖のイメージだけを持っているのも おかしいと思ったので、恥を忍んで質問させていただきました。 ご教示、よろしくお願いいたします。