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旧国鉄を利用したことのある方へ:国鉄時代の思い出を教えて!

ucokの回答

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  • ucok
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回答No.8

東京や名古屋で国鉄を利用していた学生時代は、こんなもんだろうと思っていました。電車は常に正確にダイヤを守っていましたし、職員もそつなく仕事をこなしていました。 ところが、驚いたのが民営化初日。奇しくも私にとってこの日は、私鉄駅からJR駅に引っ越して初めての出勤日でした。なんと、JR吉祥寺駅の駅員たちが揃って、出勤客一人一人に向かって「おはようございます!」と叫びながら切符を切っていたのです。自動改札が少なかった時代とはいえ、私鉄駅でも、あそこまで大声ではきはきと挨拶する光景は見られなかったものです。 民営化に伴ってJR東日本は「サービス課」という部署を設けて、さまざまなサービスに乗り出しました。何しろ、国鉄時代に欠けたいたのが「サービス精神」ですから。たまたま仕事で片足突っ込んでいた私は、職員の意識を改革するにあたっての裏話を、たくさん聞かされたものです。中でも、スチュワーデスが接客指導に出向いたところ、職員から「なぜ『お客様』じゃなくて『お客さん』と呼んじゃいけないんですか?」という質問が出たとのことで、カルチャーショックを受けたのだとか。 ちなみに私が利用していたJR中央線という路線はちょいと複雑で、ほとんどの電車は新宿~三鷹間が各駅なのですが、うっかり稀に来る「特快」に乗ってしまうと、中野で停車したあと、高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪、西荻窪、吉祥寺、を全部通過して、三鷹まで停まってくれません。吉祥寺に住む私などは一駅戻ればいいのですが、高円寺で下車する予定の利用客にとってこれは大ショックです。「あ、通過した!」という思いをずっと引きずったまま三鷹まで地団太を踏む羽目になるわけですからね。 民営化間もなく、そんな利用客が三鷹駅のホームで駅員を怒鳴りつけているのを見たことがあります。「民営化したのに何事だ!」みたいなことを延々と言っていたのを鮮明に覚えています。それに対して駅員は、乗り間違えた客を避難することもなく、ひたすら丁重に頭を下げ続けていました。まあ、今で言ったら、理不尽なことを言う市民に対しておまわりさんがひたすら頭を下げるようなものですよね。国鉄時代には想像できなかっただけに、駅員をあわれに思ったものです。 良い意味でも悪い意味でも人間味があった国鉄時代の空気が、民営化の波とともに改良されつつも失われていく気が当時はしたものです。あれから20年、今は安定して、JR職員の丁寧さも板につき、それでいてほどほどに融通を利かせてくれているように感じます。 余談ですが、当時は、私鉄でもバスでもタクシーでも、女性職員は皆無に等しかったですよ。そのまた昔、1960年代には、路線バスに女性の車掌さんが乗っていたものですけどね。

fuss_min
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 とてもリアルな体験談ですね。 吉祥寺駅にはJR中央線と京王井の頭線が乗り入れています。 京王といえば、首都圏に数ある私鉄の中でも、 接客がとても丁寧なイメージがあります。 当時の新生JRも京王に負けじと必死だったのかもしれませんね。 戦後の公社化から民営化するまでの間、国鉄は、 乗客を目的地まで運ぶというサービス業でありながら、 同時に鉄道公安制度に基づき乗客に対して取り締まりも行うという、 何とも不思議な企業体でありました。 職員さんも複雑な心境だったのではないでしょうか? 民間会社が警察権を行使するのは適切ではないという理由から、 民営化の際に自社の鉄道公安組織は廃止され、 代わりに各都道府県警察に鉄道警察隊が発足しました。 米国の動物愛護団体のように、 他国では民間組織が警察権を持つケースもありますが、 日本では民間人に警察権を与えることは、 基本的にタブー視されているようです。 郵政民営化の際にも郵政監察官が廃止され、 警察に捜査権が移管しており、一部で不安の声があがっています。 ちなみに、日本の郵政民営化を後押しした米国では、 郵政は民営化されていない上、 郵政監察も強化する方向にあるようです。 国鉄時代の鉄道公安活動の様子って、 どのような感じだったのでしょう? 私も鉄道公安職員を見てみたかったと悔いています。

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