• 締切済み

音楽理論「調」について

音楽の理論をほんの少しだけ勉強してみたのですが、分からないことがあります。 ハ長調とイ短調は、ピアノであれば両方とも白鍵のみで弾ける調で、 「平行調」という関係にあることを知りました。 平行調は、同じ音を使う、乱暴な言い方をしてしまえば、 楽譜上は「同じ調」であると言えると思います。 では、平行調はどのようにして見分ければいいのでしょうか? 例えば「エリーゼのために」には調号がありませんから、 ハ長調もしくはイ短調であるはずです。 しかしながら、この曲は明らかに長調ではなく短調のような暗さを持っています。 一方、ハ長調の曲、例えが悪いですが「スーパーマリオのテーマソング」は明らかに長調に聞こえます。 両方とも「同じ音」で構成されてるはずなのに、何がこのような違いを生むのでしょうか? 「基本音の違い」と勉強したのですが、 その曲における基本音とは、一体どのようにして定まるのでしょうか? さらに、もう一つあるのですが、 どんな調であっても、臨時記号を多用すれば、楽譜上は違う調で書くことができるはずです。 例えば全ての曲は、臨時記号を使ってハ長調の楽譜にあらわせると思います。 となると、臨時記号を楽譜で一度でも使った時点で、 その曲の調性というものが崩れてしまうような気がします。 何か曲を作曲したとき、その曲が偶然にも「臨時記号を使わない限り、いかなる調でも表せない曲」 だったとしたら、その曲の調性はどうなるのでしょうか? 長々と書きましたが、どうかよろしくお願いします。

  • fone
  • お礼率34% (10/29)

みんなの回答

  • lilact
  • ベストアンサー率27% (373/1361)
回答No.5

曲を聴いて「ド」を中心の音と感じればハ長調、「ラ」を中心の音と感じればイ短調ですね。 エリーゼのためにのミ・レ♯・ミというメロディの「レ♯」は刺繍音です。 臨時記号のついた音は調に影響を与える音と与えない音(飾り付けをする音)があります。これは音の使い方によりますが、刺繍音は調に影響を与えません。刺繍音以外にもいくつかあります。 たくさん臨時記号があっても調には影響がないというようなメロディもけっこうありますね。

参考URL:
http://www.e-nita.net/hiwasei.htm
  • dipearl
  • ベストアンサー率38% (226/582)
回答No.4

上の質問は他の人に譲るとして、下の質問について。 >どんな調であっても、臨時記号を多用すれば、楽譜上は違う調で書くことができるはずです。 はい、そのとおり。次の「コレルリ作曲、ヴァイオリンソナタニ短調」の楽譜(2ページ目)を見てみて下さい。 http://imslp.info/files/imglnks/usimg/b/b4/IMSLP21418-PMLP28348-Corelli_-_Op._5__Part_2.pdf 調号上はイ短調ですね。でもよく見ると、ほとんどのシの音に臨時記号の♭が着いていて、実際はニ短調です。 調というのは、曲全体をさす場合と、もっと細かい部分部分をさす場合があります。曲のタイトルにつける「○○調」というのは、「全体として○○調にまとまっている」ということです。そもそも、タイトルに「○○調」と書いているのに、楽章によって調が違うなんていうこともありますよね。 「転調」というのは、ふつうは調号が途中で変わることを言いますが、もっと細かく言うと、和声的・旋律的短音階の臨時記号以外の臨時記号が出てきた時点で転調です。 たとえば有名なバッハの「小フーガト短調」の楽譜を見てみて下さい。 http://imslp.info/files/imglnks/usimg/d/dd/IMSLP04395-Bach_-_BGA_-_BWV_578.pdf 出だしは「ソレシーラ」(ト短調)ですが、6小節目に追いかけて出てくるメロディは「レラファーミ」(ニ短調)で、同じメロディーなのに調が違いますね。これも「細かい転調」です。「ト短調」という曲名なのにニ短調にいきなり転調するなんて詐欺だ、と思われるかもしれませんが、曲の中で細かい転調をするのは極めて普通のことです。 >臨時記号を楽譜で一度でも使った時点で、その曲の調性というものが崩れてしまうような気がします。 はい。その調の変化を楽しむのも音楽です。和音(コード)が変わるのが「木」だとすると、細かく調が変わるのが「森」、調号ごと転調するのが「山」、それが連なって出来ている曲全体が「山脈」という感じでしょうか。 >何か曲を作曲したとき、その曲が偶然にも「臨時記号を使わない限り、いかなる調でも表せない曲」だったとしたら、その曲の調性はどうなるのでしょうか? そういうのを追求したのがいわゆる無調音楽ですね。「偶然にも」ではなくわざとそうしているわけですが。私はそういうのは好きではありませんけどね。

参考URL:
http://imslp.info/files/imglnks/usimg/b/b4/IMSLP21418-PMLP28348-Corelli_-_Op._5__Part_2.pdf
回答No.3

では、レベルアップして三つのキーワードを覚えましょう! まずは短調の上位版でいつものマイナー(ラシドレミファソ)から発展したものと考えてください。 ・和声的短音階(ハーモニックマイナー) ・旋律的短音階(メロディックマイナー) ・同主調 同主調に関しては解説します。 AmキーとAメジャーキーの関係を同主張といいます。 「Aキー」という根幹を考えたときに メジャーバージョン ラシド#レミファ#ソ# マイナーバージョン ラシドレミファソ となり、親戚関係ということでAメジャーの曲中でもマイナーバージョンの音を借りてくるという考えがあります。 臨時記号で普段のドレミで考えられない音が現れた場合、当然「何者だ?コイツは?」となるわけですが、 同主調から出張してきたのか?と考えればほとんどが納得のいく考えになります。 さて、「エリーゼのために」は私自身譜面を知りませんが、#2氏の回答から察するにすでに説明をつけることができます。 >♪ミレ#ミレ#ミシレドラ →これは正確にはミ♭と呼ぶべきで、ハ長調に乱入してきたミ♭はハ短調から出張してきた人です。今、さわりだけ弾いて見ましたが、ミで続く感じを出していることからコード面でも伏線がひかれています。 >EがドミナントでAmがトニックで解決してます。 ハ長調でE7(ミソ#シレ)です。先ほどの同主調の考え方ができない組み合わせです。ミはそのままだから、ハ短調から出張してきたわけではない・・・。 そこで登場するのが、冒頭のメロディックマイナーです。 Aのメロディックマイナー。実はAメジャーキーを用意してC#の音をCに変えるだけでできあがります。 Aのメロディックマイナーという観点で考えればE7はいて当然のコードなので、Aマイナーの中でもメロディックマイナーから出張してきたヤツだということになります。 このE7がAなんたらコードを決定します。「なんたら」と表記したのは、「メジャー」「マイナー」「ドミナントセブンス」がよく加わるためです。今回はマイナーになって、Amとしての足場を固める伏線になったわけです。 このメロディックマイナーを極めればこれから先の理論も次々と理解が深くなっていきます。正念場ですからひとつがんばってください。 最後の最後に理論は「なんでもあり」という結論にたどり着きます。 この結論まで到達すればひとまず理論は卒業です。 ジャズなどで見かける巨大なコードもほとんどは基本のコードに飾り付けられた音であり、解決に向かっていくべき音として動き回るもので、ジャズの面白さの一つにはこの「動き回る音」にあるというわけです。

  • galvion
  • ベストアンサー率45% (5/11)
回答No.2

「エリーゼのために」の出だし,♪ミレ#ミレ#ミシレドラには,E->Amという和音がついています.EがドミナントでAmがトニックで解決してます.だからイ短調とされてるわけです. もしこれに,C->Fというコードをつけて,Cがトニック,Fがサブドミナントと自分で言い張れば,ハ長調の曲とすることも出来ます.やってみてください.別の曲みたいで面白いですよ(^^) ベートーベンがつけた和音がイ短調の構成和音なんで,楽譜を読んだ人が「イ短調」なんだなと思うというだけです.「短調のような暗さを持っている」というのは,その和音を聞いたあなたの感想で,メロディが本来持っているものではありません.

回答No.1

 和声がある曲ならば,ドミソなどの長和音を主体にしているか,ラドミなどの短和音を主体にしているかで長調か短調かちがってくるでしょう。  単旋律だとしても,終止の音がドなら長調,ラなら短調でしょう。  調性のない曲は12音音楽といって,偶然でなくても存在します。

関連するQ&A

  • なぜ色々な調があるのでしょうか

    楽譜をみていて、いつも疑問に思うのですが、ト音記号やヘ音記号のすぐ横についてるシャープやフラット、♯が一つだったらト長調、二つだったらニ長調といったように調号によって調が決まりますが、どうしてこういうことをするのでしょうか。 極端な話、曲は全て長調だったらハ長調、短調だったらイ短調というわけにはいかないのでしょうか。 シャープやフラットが五つも六つもついてる曲は何が目的でそうしているのでしょうか。 私は楽器なら多少ですが経験はありますが、音楽理論はほとんどわかりません。ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えて頂きませんでしょうか。

  • 調と調号について

    娘がエレクトーンを習っていて、昨日のレッスンで疑問に思ったので 質問させていただきます。すごく、基本的な質問で、おバカなことかも しれませんが、よろしくお願いいたします。 レッスンの中で、聴音等をやっていて、楽譜に先生が弾いたメロディー を書いていくのですが、最近「○調の調号を書いて」というものが 出てきました。 楽譜を見て「これは何調」というのはやってきたのですが、すらっと 書けるようにもなろうねということで。 たとえば「イ短調の調合を書いて」と言われたら、ト音記号を書き 調号はハ長調の平行調なので、なにもつきませんよね。 「では、ホ長調」とかになると、ふと、○調にシャープがつくのか フラットがつくのか??どんなふうに覚えればいいのだろう・?と 思ってしまって。。 シャープやフラットがたくさんつく場合、その調に♭がつくのか ♯がつくのか?というのは、なにか覚えるコツがあるのでしょうか? 文字にすると何だかわからない質問になってしまいましたが、どうぞ よろしくお願い申し上げます。

  • 調号について

    コード進行に少し興味を持ち始め,少しずつ理解を進めているところです。 その中で,調号についてくだらない疑問を持ちました。 長調や短調,主音などは理解できたのですが,そもそも,調号は必要なのか? という疑問が出てきました。調号は曲の雰囲気や作曲者のメッセージ,臨時記号を省き,譜面を見やすくするということですが,例えば,ト長調やホ短調の曲でも,臨時記号を都度つかえば,調号を使わずに(つまり見た目がハ長調の楽譜)で表現でき,原曲の音楽を再現できるのではないか? であれば,この世のすべての曲を,調号を使わずに(つまり見た目がハ長調の楽譜)で表せて,「すべてハ長調です(短調っぽく聞こえますが)」ってことになるのでしょうか? 曲の終わりの音が主音なので,そこを見て,楽譜は見た目がハ長調だけど,ホ短調じゃん。っていうことになるのでしょうか?

  • 調の見分け方で

    長調短調ともに、ハ長調(短調)なら最後がドでおわり、他の調もそれぞれハニホヘトイロハ=ドレミファソラシドでおわることが多いようですが、そうでない場合も結構あるのですか? そういう場合はシャープの数などでみわけるのですか? また曲の始まりはその調の和音の音のいずれかにするなどきまってますか?

  • 至急!!曲の調について

    ハ長調やイ短調はどうしたら楽譜を見ただけでわかるんですか?

  • ハ長調とイ短調の違い

    ハ長調とイ短調はともにピアノでいうところの「すべて白鍵を使う」(半音は除いて)ものですが、どう違うのでしょうか。 例えば、曲が明るいか暗いか、あるいはドとラのどちらが基本となっている音なのかが判断しづらい曲を、長調とみるか短調とみるかは主観に委ねられるということなのでしょうか。 用語がわからず変な説明のうえ、曖昧な質問ですいませんが、よろしくお願いします。

  • それぞれの「調?」が象徴する意味

    何かの本で、ハ短調の曲は、~の気分(意味)を表現し、イ長調は、~を表現していると読んだことがあります。各調とそれの持つ象徴についての表のような形で表現したものがあるのでしょうか。お教えください。

  • ピアノの調について。

    今、音階について勉強しているんですが、長音階の方はだいたいわかりました。 ♯が付く順番を覚えて、 (ファ→ド→ソ→レ→ラ→ミ→シ) 一個も付いていないからハ長調。 ハはドだから、主音はド。 一個付いているからト長調。 トはソだから、主音はソ。 二個付いているから二長調。 二はレだから、主音はレ。 と理解しています。 ここなんですが、○個付いているから○長調と考えて大丈夫でしょうか? 二長調はドに♯が付いているから、半音上げて(ドから長二度)二(レ)と理解しても大丈夫ですか? 長音階は全全半全全全半で並んでいるを知って、レから数えたらファとドに♯が付くなぁというのは理解しています。 短音階(平行調)は長音階の短三度下だから、ハ長調の場合はイ短調。 ト長調の場合はホ短調。 二長調の場合はロ短調。 イ長調の場合はへ短調… でもイ(ラ)とへ(ファ)は長三度だから、へを半音上げて嬰へ短調かなぁ。 とか、こんな感じであんまり慣れないですが、最近はできるだけ頭の中に鍵盤を想像して考えるようにしています。 本を見て、自分なりに勉強しているんですが、覚え方というか考えて方はおかしくないでしょうか? 音階を実際に覚えるなら、ハノンとかやったほうが良いですか? 一応、コード弾きをしたくて音楽理論を勉強し始めました。 ちなみに普通の曲ならはある程度弾けます。 あと♭の方も簡単な覚え方があったら教えてほしいです。

  • 音符の読み方の基本以前の話になりますが。

    「チューリップ」と言う曲でしたら、ハ長調という事で音符を見てドレミ ドレミ ソミレド レミレと難なく読めますが、仮にこれがイ短調の曲だとしたらラシドラシドミドシラシドシと読むことになり、どうしてもこちらの読み方が出来ません。 それ以前に楽譜を見てハ長調なのかイ短調なのかを把握しないとドレミファで読むのかラシドレで読むのか決まらないと思います。 短調か長調かをどのように判断するのですか。 一般的に、ドレミファで音楽を習い始めると思うので短調での読み方は慣れていないと思いますが楽譜を読める方は、短調での読み方をどうしてすらすら読めるのです

  • 調

    こんにちは。 『ハ長調』=『イ短調』、『ヘ長調』=『ニ短調』 『嬰ヘ長調』=『変ト長調』=『嬰ニ短調』=『変ホ短調』 これらの『=』はどの様に理解すれば良いのでしょうか? 専門的なものではなくなんとなく雰囲気が解れば良いです。 同じものを差すとしてもアプローチが違うとか? よろしくお願い致します。

専門家に質問してみよう