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士業の方、コンピュータに詳しい方に伺いたいです。

私は司法書士か不動産鑑定士で迷いながら勉強をしている者ですが、まずこの質問は、資格取得に向けての勉強で膨大な量の知識の暗記に自信が無い、もしくは膨大な量の論点を自分の中で整理するのがめんどくさい、とおもってしまう自分に責任があるということをある程度は認めたうえでの質問です。現代のコンピュータの発展から考えると、条文や判例や通説や有力学説をコンピュータに覚えさせ、案件によって条文や判例や通説などから、コンピュータに推論させるぐらいのことはできるのでしょうか? 例えばエキスパートシステムです。実際にまだ現在はごく狭い分野に限った限定的な実験が行なわれている段階だそうですが、特定分野に特化した専門知識データベースを元に推論を行ない、その分野の専門家に近い判断をくだすことができる人工知能(AI)システムがあるそうです。 医療の分野などで医療診断エキスパートシステムなるものがあり例えば、病気に関する知識がほとんどない患者が自分の病気を調べるためにエキスパートシステムを使う、といった、専門知識を持たない人が専門家の助けを借りる形での利用が考えられていたり、一方でその分野の専門家が、自らの作業の補助としてエキスパートシステムを使用し、最終的な判断は専門家自身が行なうという作業分担の方法も考えられており、こうしたサポートシステムではかなり実用的なものも登場しているらしいです。そして今はまだ弁護士、公認会計士、司法書士、税理士等は難関資格を合格した、優秀な人間ということになっているかもしれませんが、このようなすごいものが完成した場合、難関試験に無駄なエネルギーを使わなくてもエキスパートシステムのようなコンピュータをつかいこなせれば、だれでも専門家になれるのではないか?そしてそれらの資格にあまり価値がなくなるのではないか?とおもってしまうのですが、それでも士業はこれからも必要とされる仕事でありつづけるのでしょうか?それでも国は、勉強をして、自力で合格に達した人間を従来どおり、国家資格保有者として扱うのでしょうか?私はそうあってほしいと思いつつも、エキスパートシステムのようなコンピュータを開発する人の功績のほうがすばらしく、社会全体に役に立つとおもうのですが。どなたか、意見を聞かせてくださいよろしくお願いします。

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回答No.2

会社の手続書類をいちいち作成するのが面倒で、データベースを用いて書類(PDF)を自動的に作成するようなものをいくつか作りました(笑) その経験から申しますと、司法書士の行う登記申請書作成や特定調停申立書作成、税理士の行う法人税申告書作成くらいのシステムであれば、アマチュアプログラマーでも、士業者のアドバイスを得ながら、素人でも簡単に操作できるようなものを作れるのではないかと思います。 あと、民事紛争関係でも、定型的な差止請求書とかクーリングオフ書類(契約解除通知書)とかであれば、ちょっとした場合分け処理も含め、たぶん簡単に作れると思います。 自動的に電子内容証明郵便で送る手続まで行えたりして。 それと、例えば慰謝料の相場を算定するようなものも、判例をかき集める手間はものすごくかかりそうですが、その手間を頑張って乗り越えれば、技術的には全くもんだいないでしょう。(この場合、あくまで「相場」の計算程度になりますが・・・) ちょっと難しそうなのが、法律紛争処理において、どのようなタイミングで誰に対しどのような行動をとるが適切かというのを判断させることかなと思いますが、これとて、分野を限れば、そこそこ妥当なのが作れそうな気がします。 法律事務と一言で言ってもその領域は大変広いのですが、ごく狭い分野に限れば、今の技術レベルで実現できるかと思います。 ただし、だからと言ってナントカ士の価値が下がるということはないと思います。 例えば何らかの法律紛争についてシステムにアドバイスを求めるとします。 仮に、完璧なシステムが実現していたとしても、それを使う人間が、そのシステムが出すアドバイスに心情的に従うことができない状況は十分起こりえます。 こういったときには、やはり人は人(それも知識と経験を備えた人)に相談したくなることでしょう。 さらには、和解交渉とか、普通の人には大変な重荷になるような事務もたくさんあります。 そういったときには、法律事務を代理してくれる人の存在は大きいです。 はたまた、官公署手続の代理・代行程度であっても、電子申請ですら面倒くさいという人もたくさんいますので、行政方面の法律事務でも存在価値はあるでしょう。 ひょっとしたら、将来、代理ロボなるものも登場し、型式証明を受けたロボットは人の法律行為を代理することができる・・・なんて世の中になるかもしれませんが、このくらいにまで技術が進歩しない限り、ナントカ士の価値は下がらないと思います。 面白い問題だったので、ついつい長文になってしまい失礼しました。

silece1
質問者

お礼

大変参考になりました。う~んやはり、いまのところ、コンピュータ技術者と士業専門家の共同作業などで、優秀なシステムが登場しても、使いこなすのは、人であって、TanakaHiroさんのおっしゃるような、型式証明を受けたロボットなるものが登場でもしない限り、士業の人の専門知識、判断力が前提になるわけで、ありふれた言い方かもしれませんが、コンピュータに使われるのではなく、使うほうであり続ける努力が必要なのかもしれませんね。ありがとうございます。それにしても、一概にはいえませんが、コンピュータ、ロボット、科学など理系の研究者や技術者はすごいなあとおもいます。

その他の回答 (2)

noname#147912
noname#147912
回答No.3

よくある「弁護士は儲かる」とかの伝説がありますが、実際のところ、司法書士にしろ弁護士にしろ、大量に余っています。 >試験問題に対して、数種類の可能性を推論したうえで、その問題に対する解答をだす。妥当な解決案を示唆する お金をいただくプロである以上、これらは当然知っていてしかるべきものです。システムを作ったところ、ほとんど初心者の勉強用でしかありません。 技術は現場にあって、そういう本に載っていそうな情報はそれほど重要ではないんです。まして、条文に対する解釈は社会情勢で日々変わりますし、法改正や判例は日ごと変わります。ソースとしては昔から便利なシステムもあり、実際使うことはあまりないでしょうね。 判例データベース http://www.courts.go.jp/search/jhsp0010?action_id=first&hanreiSrchKbn=01 法令データ提供システム http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxsearch.cgi 私、法学部出身のSEですが、法律を勉強し始めたごろのあのモヤモヤ感と、なんかとかなんないか感、すごく分かります。慣れるのが大変でした。

silece1
質問者

お礼

判例データベース等貴重な情報提供ありがとうございます。 >実際のところ、司法書士にしろ弁護士にしろ、大量に余っています。 私も聞いたことがあります。それはなぜなのか?悩みの種です。弁護士の場合単純に考えれば、社会全体で紛争が減っているならそれはいいことのような気もします。以下は人から聞いたことですが、(1)友達の知り合いは司法書士試験に受かったけど仕事がないという状況になったとき、同級生に親が市議会議員である人がいて頼み込んだらなんとかなったそうです。(2)どれほどの割合かはわかりませんが、結局士業も、政治家や企業の役員と同様に2世、3世が占めていて、新規参入が難しい。 (3)難関国家資格といえど、営業力がないと仕事がない。 私にとってはどれも難しいし、自信が無いので、一時諦めていましたが、かといって、なにか才能があるわけでもなく、他に努力するべきことをみつけられず、なにもしないよりはましか!?暇だし...ぐらいの気持ちで勉強している状態です。 例えば司法書士試験に受かる人はたいてい1日10時間ぐらい1年~2年勉強に時間を割くらしいですが、私の場合上記の理由等のせいにして、いまいちモチベーションが上がらず、1日2~5時間ぐらい勉強したらテレビ観たり、読書したりしてます。多分考えが甘いのでしょうが。愚痴っぽくなってしまいましたが、いろいろ参考になりました。忙しい方だろうと想像しますが相手にしてくださってありがとうございます。

noname#147912
noname#147912
回答No.1

会計・税務のサポートシステムが出ています。銀行の業務は良い例です、現在の一日の業務を人間でやったら200年かかります。 弁護士など実質的に法律に携わる業務に関しては絶対に無理ですね、法律は人間が作ったものですから、必ず1+1=2とは限りません。10円玉をネコババしたら横領罪で刑務所か、8000万人を殺した毛沢東は死刑なのか、難しいですね。経験豊富な人格者によって、双方の言い分を聞き、一番良い答えを出すのが法律に携わる関係者の資質です。 素人ほど犯罪だ、なんとか法第何条違反だと、鬱憤高揚で怒り心頭でうんちくを言います。実際裁判はほとんど和解や見せしめで終わります。 まともにテレビで見るような法廷で激論を交わすケースなんて1%もありません。すべて人間のちからです。 おっしゃるようAIシステムの開発ですね、20年前くらいが議論・野望の全盛期でした。結論からいうと無理。 どれほどスーパーコンピュータや国家予算を注ぎ込んでも、3才児の知能にも満たしません。人格者とはほど遠いです。ほとんどの人はその幻想から目覚め、現在のシステムをもっと普及活用したほうが人類のためになるとみんな気づいたのです。 実際日本の通産省も巨費を投じて30年前に開始して、10年の夢をみて、20年前に失敗して解散。一部の人がいまだにニューロンコンピュータや遺伝子コンピュータや3Dデータベースなどの夢を見ていますが、不可能とは言いません。不要です。 もっと小学校にパソコンや発展途上国にコンピュータをと、こっちのほうが現実味がありますね。AIシステムは映画で見るので十分です。

silece1
質問者

お礼

確かに法律は1+1=2の条文があっても、但し書があったり、解釈のしかたで意見の違う学説があったり、判例が基本原則を破る場合もありますね。 私はそういうものを全て記憶させたうえで、例えば、ある司法書士の試験問題に対して、数種類の可能性を推論したうえで、その問題に対する解答をだす。またある訴訟において、条文や似た事例の判例をデータベースから引用して、妥当な解決案を示唆する。というようなことができた場合、どのような事態になるのかな?と考えたわけですが、私のような素人が調べれる範囲で調べた限りでは、bsmlさんのおっしゃるように、まだその段階ではないようですね。ありがとうございました。

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