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神社の鈴(賽銭箱の上に吊り下げられている)
神社の鈴を鳴らすのは、邪気を祓うためだとか、あるいは神様を呼びかける合図だとか言われています。 そのような必要性があるのなら、何百年も前から鈴があるはずですね。 寺の鐘は歴史や文学にいっぱい登場していますが、神社の「鈴」は思い付きません。 1. 名鐘と呼ばれる鐘はありますが、「名鈴」と呼ばれる鈴はありますか。 大名・武将や有力者が寄進した例はありますか。 2. 賽銭箱の上に鈴を吊り下げ、参拝者が鈴緒を振って鈴を鳴らす風習は いつ頃からですか。 絵巻や文学作品に見られる例はありますか。 つまらない質問で恐縮ですが、気になって仕方がありません。 ご回答、よろしくお願いします。
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2. 賽銭箱の上に鈴を吊り下げ、参拝者が鈴緒を振って鈴を鳴らす風習はいつ頃からですか。 江戸時代からです。 正式には「前の晩或いは1週間ほど前から斎戒沐浴」→「朝から何も飲まず食べずに吉方から家を出る」→「贄を奉納(生贄イケニエでなくても野菜や干魚や干し昆布でよい)」→「神楽(神職の女子の場合は処女のグループ)」→「2回拍手(かしわで)」→「土下座」→「2回拍手」→「会釈」が簡略化され、 「手水で口をすすぎ手を洗い」→「賽銭」→「本坪鈴(ほんつぼすず)或いは神楽鈴(かぐらすず)を鳴らす」→「2拍2礼」になりました。 いちいち神楽舞っていては神社にお参りできませんから。 なお、現代は「前の晩酒飲んで朝飯食って」お参りし、「礼もせずに手を合わせて拝む」という仏教式の拝礼をする人が大半です。
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- gonveisan
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金鼓や鰐口ならローカルの寺とかは在地地頭から地元領主(武家)としてとか寄進が多いですけど 私の町のローカルの寺など古い文献で鎌倉期に鰐口を寄進している文献があります
お礼
ご回答ありがとうございます。 鰐口には、そのような例があるのですね。 確かに、検索してみますと、室町期や鎌倉期の例がありますね。
- pri_tama
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>1. 名鐘と呼ばれる鐘はありますが、「名鈴」と呼ばれる鈴はありますか。 諏訪大社の宝物に「八栄鈴」「佐奈伎鈴」というのが有ったかと…。 あと大きさだけだと箱崎八幡神社の鈴が大きいですよ。 http://www.ajkj.jp/ajkj/kagoshima/izumi/kanko/hakozakihachimanjinjya/hakozakihachiman_oosuzu.html >2. 賽銭箱の上に鈴を吊り下げ、参拝者が鈴緒を振って鈴を鳴らす風習はいつ頃からですか。 「日本書紀」に顕宗天皇が「縄の端に鐸を掛けて鳴らし、取次の者に到着を知らせよ」と詔したとの記述が有りますから、用が有る者が到着した旨を伝えると言う用法として、鈴を鳴らすと言うのはかなり昔からあった様です。 日本書紀は神道の信仰の根拠とされる文献(神典)の一つですし…。
お礼
私は、鈴の原型は「土鈴」だと思っていましたが、八栄鈴の情報、ありがとうございます。 八栄鈴の材料と形状を調べようと思います。 鈴を鳴らすのは「澄んだ鈴の音が邪気を祓うから」という説に疑問を抱いたのがこの質問をしたきっかけですが、どうやら、音を出して神様の注意を惹くという説に分がありそうな気がしてきました。
お礼
江戸時代といっても後半、民衆の生活が安定してきた頃、物見遊山に出かける余裕ができた頃に、生まれた風習だと思っていました。 「現金」を賽銭箱に投げ入れて、自分の欲望(と言えば大げさですが)を神様に伝えるわけですからね。 正式なお参りの姿を聞いてハッとしました。 「そうか、本来はこうだったのだ」と。 斎戒沐浴し、贄を奉納し、そして神楽を奉納して、氏神様と一体になろうとしたのでしょうね。 ご回答ありがとうございました。