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なぜモノマーでなく付加反応?
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- ORUKA1951
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まず、用語をきちんと理解することから始めましょう。 生物が高分子化合物を作る場合、その基本物質の特定の位置に、次の物質の特定の部分をつないでいきますが、その反応は「付加」もあれば「縮合」もあります。 この時点で『付加反応によって行われるのですか?』はおかしいですね。 生物の作る高分子化合物には、糖類、脂肪、タンパク質がありますが、そのどれをとっても一度に結びつけるわけには行きません。 単純なブドウ糖ですら、次のブドウ糖と結びつく位置や方向は様々で、それによって 二糖類ですら マルトース、スクロース、ラクトース、セロビオース、トレハロース オリゴ糖でも シクロデキストリン(何種類もある)など、 多糖類でも セルロース、デンプン(アミロース、アミロペクチン)、グリコーゲン と膨大な種類のものがあります。 油脂だって、炭素の数、二重結合の数と位置で皆違う。 タンパク質になると、その組み合わせは気が遠くなる。単純な(カルボキシル基とアミノ基がひとつずつの)アミノ酸20種類の中から3つを選んで組み合わせて、3つのアミノ酸からなるペプチドだって20^3(20の3乗)、8000とおりにもなる。それが何千と結びついているのだよ。 こんなの一挙に作るなんて不可能。ひとつずつ特定の位置に特定の場所をつなげていかないと・・
>モノマーを並べて一度に合成する それにはエントロピー的な壁があるので、ペプチド合成酵素がt-RNAと協力して順番にアミノ酸をつなげていきます。 まあ、目がくらむ程複雑な過程ですが、酵素にとってはそれが仕事なので、文句も言わずにこなしていますね。^^ たまには賞めてあげましょう。酵素って偉い!あんた達って最高!!!^^
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