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「馳け」の読み方は?
「馳け」の読み方がわかりません。 「かけ」と読むのか、それとも「はけ」なのか? たとえば、こんな使われ方をしてました。 (例1)・・・、鞍横へ馳け迫って、・・・ (例2)・・・突風のようにそこへ馳けつけて行った・・・ 辞書で調べると、 「馳せる」だと「はせる」と読むので、「馳け」は「はけ」なのかな・・・。 「かけ」だとすると、なぜ「駆け」にしないのかな?? ワカルカタイラッシャイマスカ?
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「かけ」と読みます。 常用漢字の読みに採用されていないというだけのことです。 「想う」も「おもう」の読みは認められていませんし、 「解る」も「わかる」の読みは認められていません。 「想う」、「解る」が誤記だと言う人はいないでしょう。 同じことです。 当用漢字時代は「みる」を「診る」と書いたり、「すすめる」を「薦める」と書いたりすることは認められませんでした。 「さがす」は「捜す」だけで、「探す」は不可。 「尊い」は「たっとい」で、「とうとい」は仮名書き。 「貴」は音読みの「キ」しか認めない。 これらは常用漢字で使えるようになっています。 当用漢字時代の書物で、「家の回り」と書いてあるのは「周り」は不可だったからです。 「かける」を「馳ける」と書くのは「こわい」を「恐い」と書くのと同レベルのことです。 推奨はしませんが、誤りとするには及びません。
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- garamond
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#3です。 実例を挙げておきます。 >馬馳け(うまがけ)とは馬で馬場を駆ける神事で、祭の一部である馬馳けが祭全体を指す言葉になっている。 http://tanbarakuichi.sakura.ne.jp/nantan/sightseeing/festival3.html#umagake 説明文では「馬場を駆ける神事」と、今日普通の表記をしながら、神事の名称としては「馬馳け」の表記を尊重しています。 >第2展示室「参詣と修行の道 ~熊野古道と大峯奥馳道~」 http://tanokura.web.infoseek.co.jp/sisaku/21/honbun.html 21-13 曼荼羅は絵解きの道具である -特別展「祈りの道 ~吉野・熊野・高野の名宝」- 「奥馳」は「おくがけ」です。「奥馳け」と表記された例もあります。 >宿場の空虚な場庭(ばにわ)へ一人の農婦が馳(か)けつけた。 ――横光利一『蠅』 http://www.aozora.gr.jp/cards/000168/files/2302_13371.html
- kentaulus
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誤字ですが、わざと かもしれませんね。 「馳せる」も「駆ける」も、どちらにも「走る」「馬を走らせる」 の意味があります。 他の意味では、 「馳」は、早く走る、疾走する の意味です。 「駆」は、突入する、駆け足 の意味です。 (例1)・・・、鞍横へ馳け迫って、・・・ (例2)・・・突風のようにそこへ馳けつけて行った・・・ 著者は、ニュアンス的には「駆」より「馳」が適している。 と、思ったのかもしれませんね。 読みは・・・この場合は「かけ」でしょうか? わかりません。
お礼
回答ありがとうございます。 >著者は、ニュアンス的には「駆」より「馳」が適している。 >と、思ったのかもしれませんね。 なるほどです。 わざと意図的に使ったとすれば、 読みは「かけ」でいいような気がしました。 そのほうが、読んでいてしっくりくるので。
「単なる誤記(なので適合する「読み」は存在しない」」か 「習慣と違う読み方を期待してる」か 「読めなくていいから文字から察してもらいたい」 あたりではないかと思いますね。 近頃は人名の読みを含め、「世の習慣がどうあろうがこう読ませたい」命名が あちこちで見られますから。
お礼
回答ありがとうございます。 確かに、最近はドレミとか変わった名前があってびっくりです。 ちなみに、例にあげた文章は、吉川英治さんの本に出てきました。 頻繁に「馳け」が出てくるので気になってしまいました。
お礼
回答ありがとうございます。 実例があって非常に解りやすかったです。 garamondさんの先の回答で、 >常用漢字の読みに採用されていないというだけのことです。 とありますが、 このあたりの事情について詳しく書かれている書物をご存知でしたら、 教えて頂きたいです。