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E231、E233、E531などのTIMS通年自動空調について

twilight77の回答

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回答No.2

TIMSについては詳しくないので、一部推測が入ってしまうことはご勘弁ください。 TIMSのような自動空調システムで、車内外の温湿度や乗車率を計測してしかもカレンダー機能まで持ち合わせているようであれば、各季節や各月、温度等に対応した空調動作パターンマップを持っていて、その設定を基本として自動空調されるようになっているはずです。 自動空調ですから、各車両ごとの混雑度等に応じて動作状況は異なっていて、例えば冬期ですと空いている車両は座席の暖房のみ、混んでいる車両は座席の暖房+空調の送風といったように動作状況を変えています。 これらは全て空調装置側で制御される為、自動空調モードでは車掌は設定をいじることはなく、空調スイッチをONにしたらそのままという感じでしょう。 ただし、自動空調だからといって車掌が一切設定を操作できないということはないはずです。 上記した空調動作パターンの範囲外だった場合等、全て自動任せには出来ない部分もありますから、モニタ画面から各車両ごとに動作を変更できるようになっているはずなのですが、なにしろ殆どの場合は自動空調で対応できてしまうので、車掌が操作するようなことは非常に少ないでしょうし、操作する場面を見ることもまず無いと思います。 なお、このような自動空調が可能になったのは、231系がヒートポンプによる空調装置を備えているからで、冷房と送風機能だけであった従来車両ではできなかったことです。 で、次は「ついで」のほうですが…(こちらは推測一切無しです)。 古い車両の冷暖房(「空調」ではない)の制御で車掌ができるのは、冷暖房・扇風機のON/OFFだけです。 たとえば、下記サイトに205系の冷暖房スイッチが出ていますが、このように冷房と暖房、扇風機のON/OFFスイッチのみというのが当時の車両の通例です。 http://www.geocities.jp/yama22sen/dat/senseki205/new205s08.html もちろん、各車両に温度センサーがあり、設定温度も決められる(弱冷房車は+2℃)ので各車両ごとに冷房/送風の切替程度の動作は自動制御されますが、車掌の側からは上記したようにON/OFFのみの制御しか出来ず、遠隔操作による温度設定変更は一切不可能でした。 また、その冷暖房等のON/OFFも車掌の判断に任されていた為(どう判断するかはNo.1さんが書かれた通りです)、混んでいて暑いのに冷房が入っていないため、乗客が車掌に文句を言って冷房を入れさせたということもありました。 各車両の室温等をモニタリングし、運転室から集中管理できるようになったのは、近年になって小型で処理能力の高いコンピュータが登場したからであって、このような小型高性能コンピュータが無い当時はON/OFFが関の山で、集中管理などとても出来なかったのです。 なお、昔の車両の運転台には暖房は完備されていましたが、冷房はありませんでした。 客室が冷房化されると運転席も合わせて冷房化の恩恵に授かれるようになりますが、その方法は様々で、 ・客室の冷房ダクトを運転室まで延長して、運転室に冷房吹き出し口を設ける(集中式や集約分散式といった大型の冷房装置搭載車に多い)。 ・客室と運転室の仕切り壁の上部に穴をあけ、そこから通風ダクトや通風ファンを使って客室の冷気を運転室に導く(分散型という小型冷房装置採用車に多い)。 といった方法が一般的でした。 ただ、2番目の方法は効果がそれほど望めないことから、施工例はあまり多くありません(国鉄/JRの165系、キハ58等の冷房改造車) また、運転席の冷房化を行なう為に客室用とは別に冷房装置を積んだ例も少々あり、阪神の5131/5331形や東武6050系などがそれにあたります。 阪神5131/5331形(先頭にある他と形の異なる四角い冷房装置が運転室用) http://railsound.sakura.ne.jp/sndhtm/west/hsn/hsn5131.html それから、ごく少数ですが、165系最終タイプのように客室が冷房化されているのに運転室は非冷房のまま、という車両もありました(最初から冷房付きだったため、運転室への冷風ダクトを取り付けなかったらしい)。 電車や気動車は客室の冷房化に合わせて運転室も冷房化されたのですが、機関車の運転室の冷房化は非常に遅れていて、国鉄/JRの機関車で初めて冷房装置を積んだのは、1980年に登場したDE11 1901という試作の入換機関車でした。 http://jointnote.la.coocan.jp/Extern/uni-bond_de111901.htm その後、同じく入換用のDE11 2000番台にも運転室に冷房装置が積まれますが、国鉄時代はこれで機関車の冷房化は「打ち止め」になっています。 分割・民営化してJRになった後、JR貨物は運転士の作業環境改善に取り組むようになり、新規に登場する機関車(EF200以降)は全て冷房完備となりました。 国鉄時代の従来型のマイナーチェンジ版としてJR貨物が製造したEF66 100番台やEF81 450/500番台についても設計時に仕様変更が行なわれ、床置式冷房装置が積まれています。 また、既存の機関車にも冷房化改造は行なわれていますが、冷房装置の設置スペースの関係上、EF66,EF65,EF64-1000の一部に積まれているくらいです(屋根上に積むのだが、パンタグラフと干渉するため、積めない車が多い)。 EF66 冷房改造車(運転室屋根上の箱が冷房装置) http://llkusaba.karou.jp/sharyou/ef66/ef66-38_ml.JPG 余談ですが、日本で初めて冷房を積んだ機関車は、1976年に登場した八幡製鐵鉱滓鉄道(新日本製鐵・八幡製鐵所の専用鉄道)の85ED-1形です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E5%B9%A1%E8%A3%BD%E9%90%B5%E9%89%B1%E6%BB%93%E9%89%84%E9%81%93%E3%81%8F%E3%82%8D%E3%81%8C%E3%81%AD%E7%B7%9A

pcg02
質問者

お礼

ありがとうございます。 乗務員室の冷房と、電気機関車などの牽引車の冷房の有無、また仕組みがわかりました。    TIMSも設定はできるってことでしょうね。 TIMSの冷暖房も、気のせいなのかもしれませんが、初期の中央・総武線のE231-0と、同線のものでも後から追加されたE231-0では適切度というかが違う気がしますので、パターンなどを改良しているのか、とわかりました。 ありがとうございました。

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