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江戸幕府の終わり
ある本に「1867年10月14日、江戸幕府の第15代将軍徳川慶喜が政権を朝廷に返上しました。これをもって江戸時代は、終わりました。」と書かれていました。 そして、ある本には、「1868年3月14日、公家や各藩の大名たちを京都御所に集め、天皇にかわって三条実美が、新しい政治の方針を示した五か条の御誓文を読み上げた。これをもって江戸時代は、終わりました。」とありました。 約半年の違いなのですが、歴史上、どの時点をもって江戸時代は、終わったと考えられているのでしょうか。 大政奉還しても旧幕府の考え方を持った少数派がいて、幕府としての機能を果たしていたという考えの人もいました。いろいろな考えがあると思います。よろしくお願いします。
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前者は江戸幕府の機能停止を、後者は新政府の活動開始を「象徴する出来事」があった日ですね。双方とも、それ自体がある程度の時間をかけて進展した歴史の経過なので、その日を境に突然江戸時代が明治時代になる決定的1日を想定するのは非現実的です。そんな日付は、入試に回答する場合を除けば、決める必要もありません。 しかし、一つの考え方として been の個人的意見を述べるならば、諸外国から見たわが国政府、つまり、国際法上の権力の所在で判断するのが客観的だと思います。国内の佐幕派残党の活動などは、権力移行の過程で生ずるよくある現象なので、時代の終り(始め)を画する重要な要素とはいえないでしょう。国際社会から見れば、江戸幕府の権力返上は国事について諸外国と交渉する地位を放棄したことを意味するので、これをもって江戸時代の終りと考えるのが比較的説得力があると思います。
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- yoyoman
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時代区分は後世の人間が、学問上決めたものですから、 各研究者の考えなどから、けっこう意見が分かれるのではないでしょうか? どの時点をもって時代が変わるのかは、学問上、大きなテーマだと思います。 ただ、江戸時代以前と明治時代以降は、区分の仕方に違いがありますよね。 明治時代以降は、1人の天皇の在位期間をひとつの時代区分にしています。 ですので、私の考えとしては、実質的に明治時代が始まったとき、 つまり、1968年3月14日、 もしくは、明治天皇が即位されたとき、1868年8月27日が、 江戸時代の終わりではないかと思います。 素人なので、確証はありません。