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2つのケア方法の優位差を証明するためのデータ項目と統計処理について

固く握った手のひらの湿気をとるためにタオルとお茶葉を袋に詰めたものを握らせて優位差を証明するとき、どんな項目でデータをとり、どんな方法で統計処理したらいいですか? できましたら初心者向けのお答がいただけるとありがたいです。 今考えているのは、感染症などの発症がない方で、握ったまま手のひらを開くことのない高齢者にA群はタオルを、B群はお茶袋を握ってもらい、次の項目で評価します。 週一回14:00(食後1時間)の皮膚温・湿度??(どうやったら握りこぶしの中の湿度を測れるんだろう?)・5段階の皮膚の状態(普通・湿っている・ふやけあり・発赤・びらん、皮がむけている)をチェック用紙に書き込みます。 知りたいのは・・・ データ項目がそれでいいか           統計処理の方法           初心者が一人やるには、どうしたらいいか            (EXCELはありますが使ったことないです*) 統計の本を読んだんですがちんぷんかんぷんで困っています。 今年職場で研究発表を引き受けてしまい、あせっております。実は2年くらい前に思いついてやってみたら、ひどかったお年寄りの手がきれいになったので、今は職場でみんなが普通にやっているケアなんです。データで証明できたらなんて・・・どなたかどんなことでもいいのでアドバイスお願いしたします!

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  • hukuponlog
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回答No.2

こんにちは。質問の内容を確認しますが、 1.あるケア方法(お茶葉を袋に詰めたものを握らせる)の有効性を統計的に確認したい、ということ。 2.実験群には「お茶葉を袋に詰めたものを握らせる」、統制群には従来通り「タオルを握らせる」という手法を採る で良いでしょうか? 私は医療や介護・看護には全く素人ですから 1.データ項目がそれでいいか についての医学的もしくは介護学的な評価はできません。皮膚温や湿度の計測方法も分かりませんし、そもそもそのことに意味があるのかどうかも分かりません。 ただ、統計的には、そのような連続量の数値データや、(介護者の主観的な)「5段階の皮膚の状態」の評価であっても問題なく処理して、有意差を検定することはできます。 ですから、「項目がそれでいいか」どうかは、統計処理上は全く問題ありません。純粋に医学的・介護学的見地から意味があるかどうかを考えてください。その点については、別のところで質問されるべきでしょう。 2.統計処理の方法 通常、質問にあるような主観的な5段階評価での有意差を検定するためには、χ二乗検定という手法を使います。これは、アンケート処理などで使う方法で、「そう思う・ややそう思う・あまり思わない・全く思わない」などの感想でも、きちんと有意差が検定できます。 ただし、実験群と統制群の間に最初から差があっては意味がないわけですから、標本をどのように選べばよいかは考える必要がありそうです。 3.初心者が一人やるには、どうしたらいいか やはり最低限の知識を身につけるために統計処理の本を読む必要があります。お勧めは技術評論社FirstBook「統計学がわかる」です。エクセルを使った計算方法も含めて丁寧に解説してあります。 この本は、元々「ハンバーガーショップ統計学」という名前で、Web上に公開されていた内容を出版したもので、初学者には絶対のお勧めです。続編の「アイスクリーム統計学」もおもしろいです。 どちらもWebで検索すれば、本を買わなくても読むことができます。 ただ、根本的な疑問があるのですが、「ひどかったお年寄りの手がきれいになったので、今は職場でみんなが普通にやっているケア」ということであれば、それを統計的に証明する(量的実証研究)必要があるのでしょうか? むしろ事例検証研究のような形で、数人の被験者の状態を丁寧に追っていった方が説得力があると思うのですが・・・。 どうも看護系の方は統計処理による量的研究が大好き(私、某看護学校で非常勤の経験があります)で、何でもかんでも統計処理をしたがる癖(失礼!)があります。また、そうしないと論文自体の評価が低いようですね。 でも、要は「何のために」その研究をやるのか、ということで現場の実践者なら、現場の実態に根ざした研究手法があって良いと思うのですけれど・・・。

857555
質問者

お礼

 丁寧な回答をいただき、ほんとうにありがとうございました。データ項目についてはもっと先行研究などの情報を集め検討してみます。条件設定や標本の選択については、十分考えて慎重に行いたいと思います。身近に指導者がいないのがつらいのですが、まずは紹介していただいた文献を読んでみます。本当に学生以下のレベルで恥ずかしかったのですが、何を学べばよいのか見通しができたので、大変参考になりました。一つの投稿に山のように質問を書き連ね、しかも内容も浅く、今反省しています。本当のところこのケアは、週刊誌を読んでいて個人的にひらめいたことを特に症状のひどかった患者さんに他のケアと合わせ、試験的に実施したものでした。病棟のケアとして実践に値するか、その後10数人の方に2週間のあいだ経過観察をし、チーム内で一定の評価を得られたのち定着したものでした。他の病院でやっているところは、未だ聞いていません。その程度でよかったのかもしれません。ただ勝手にうちの病院だけ思いつきでやってるケアとするのではなく、データを出すことで自信を持って患者さんや家族に提供できるものに少しでもなるといいなとは思います。  がんばってみます。ありがとうございました。

その他の回答 (3)

回答No.4

>注射のうち方を知らないで、注射はしないですよね。  パソコンの動く原理も知らないのに、現在は全員がパソコンを 使用している時代です。私は、やる気を大事にします。発想があれば、 それを実現するためには、どうすれば良いかと考えるほうがより重要です。 >きれいになっているのであれば、それはデータで示す必要性はそれほどないのではないでしょうか きれいになっているのかどうかは、比較してみなければ分かりません。エピソードを発表すれば良かった時代は過去のことです。1病院内の発見(?)をそのままにしないで、是非研究して発表してください。  影ながら応援します。 

857555
質問者

お礼

実のところ研究にそれほど意欲や関心は、ありません。研究についていくら頑張っても私にはレディネスに限界があることはわかっています。目の前の患者さんの困ったことを解決する手立てには、非常に関心があります。困ったときにサクサク使えるデータベースが今後できる日がくることを期待しています。

  • r_nurse
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回答No.3

看護大学の教員をしています。 面白い研究テーマだと思いますが、自分の実力に合った内容にした方がよいと思います。注射のうち方を知らないで、注射はしないですよね。 研究対象となる患者さんの権利擁護の観点からもどうしたらよいか分からないような研究は倫理的に実施すべきでないというのが原則です。 対照群を置く研究デザインは理想的ですが、明らかに新しい介入のメリットが分かっている場合に、対照群に割り付けされる患者さんへの倫理的配慮も必要ですし、群の割り振りが恣意的でないかについても配慮が必要です。 きれいになっているのであれば、それはデータで示す必要性はそれほどないのではないでしょうか。たとえばコストとか、改善する日数の違いとか、ならもう少し簡単に比較できるのではないでしょうか?

857555
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございました。全くご指摘の通りだと思います。わからない者が研究などと称し、患者さんにご迷惑をかけるのであれば実施すべきではありません。テーマについてもデータで示すほどの意味はないのですね。このような形で大学の先生からアドバイスをいただけることは、私にとって大変貴重なことです。感謝いたします。  2年に一度課題として課せられる看護研究ですが、現場で働くようになり、研究や論文の構築に関する具体的な指導は未だにありません。わからないまま進めなくてはなりません。月9回の夜勤をこなし、代休は来月送りの私たち現場の者は、日勤終了後や休日遅くまで集まり、家庭や自分を犠牲にしていったい何をやっているのかわかりません。中堅の退職者も年々増加しています。個人的には、十分な教育を受け、研究環境の整った方が研究に携わればよいと感じます。  しかしわからないながらもやるしかありません。やるからには学びたいのです。学生以下で恥ずかしいのですが私のとってこの場(教えてgoo)は、貴重です。ありがとうございました。

回答No.1

論文が書けるほどのテーマです。実験計画法の典型的な事例とも思われます。医療・福祉関係の大学教授に指導してもらうのが、一番良いでしょう。  私も相談には乗ることはできますが、質問項目が多く書ききれないほどです。たとえば、握らせる頻度、時間、実験群と対照群の設定、今回は、実験群でもタオル、茶葉の2つになりますね。5段階の評価の信頼性などなど?  それから優位差ではなく有意差です。

857555
質問者

お礼

回答ありがとうございます。このテーマで大丈夫かという不安がありましたがそこが確認でき、はげみになりました。今研究計画書を立てるために、問題点のラダーリングをしています。身近に指導を受けられる人はいないので全くの手探りではありますが、手元の文献をもとにできるだけ丁寧に手順にそってやっているところです。実施条件、標本の選択、評価項目、実施方法など十分検討しないと研究の価値が薄れてしまうのではないかと頭を抱えています。研究の基礎もわからない学生以下のレベルで今になって本当に恥ずかしい気持ちでいっぱいですが、思い切って投稿してみてよかったです。この場をお借りして、日常では決してご意見をいただけない専門家の方々のご意見をいただけたことは、非常に貴重なことでありました。ほんとうにありがとうございました。最後に、一つの投稿に山のような質問を書き込み、安易だったこと反省しています。

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