• ベストアンサー
  • すぐに回答を!

養子縁組前に出生した養子の子の代襲相続権

 AとBとの間に生まれた実子CがDと結婚し、CとDの間にはEが生まれました。その後、A及びBとDとの間で養子縁組が成立しましたが、まもなく、養子Dが死亡し、さらにAも死亡しました(養子Dが被相続人Aよりも先に死亡)。  通常、養子縁組前に生まれた養子の子は、養親の代襲相続人とはなりません。しかし、今回の場合、被相続人Aと実子Cとの間には、実親子関係があり、EはAとDの養子縁組前に出生した養子の子であるとしても、Aの実子Cを経過してみると、AとEとの間には、血縁関係があります。  そこで、おたずねします。今回の事例の場合、Aが死亡した際に、C及びDの子EはAの代襲相続人となるのでしょうか。高裁判決及び登記研究の質疑応答では認めれるという意見もありますが、詳細を知っておられる方がいらっしゃいましたら、お教え下さい。宜しくお願い申し上げます。

共感・応援の気持ちを伝えよう!

  • 回答数3
  • 閲覧数3444
  • ありがとう数13

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • 回答No.3
  • dayone
  • ベストアンサー率79% (360/452)

御質問の中の<高裁判決>とは、#2の方がおっしゃる判決のことですよね? 「Aは亡Bの養子縁組前の子であるから、亡Bを通じてCとは親族関係を生ぜず、したがって、Cの死亡による相続に関して亡Bの代襲者にはなり得ないとの考え方があるが、民法887条ただし書において、<被相続人の直系卑属でない者>を代襲相続人の範囲から排除した理由は、血統継続の思想を尊重するとともに、親族共同体的な観点から相続人の範囲を親族内の者に限定することが相当であると考えられたこと……によるものと思われるところ、本件の場合には、Aはその母を通じて被相続人Cの直系であるから右条項の文言上において直接に違反するものではなく……Aには被相続人Cの遺産に関し代襲相続権があると解するのが相当である。」(大阪高判平成元・8・10判例タイムズ708号222頁) また、<登記研究の質疑応答>とは、何れの号を指すのか定かではありませんが、ふつう最後の数頁に掲載されるQ&A形式の質疑応答という理解で宜しいのでしょうか? それならば、登記研究の質疑応答に言及するまでもなく、行政サイドにおいては昭和37年の民法887条2項ただし書の新設以前の段階から、下記のとおりの法務省民事局の<先例(代襲肯定)>が存在しますし、現在に至ってもこれらの先例が変更(代襲否定)されたというような事例はないようです。 1.妻乙の父甲の養子となった丙が死亡した後に甲が死亡した場合、養子縁組前に生まれた乙・丙間の子丁は甲の死亡に基づく相続に関し丙の相続すべき分を代襲相続する。 2.被相続人甲に非嫡出子女乙と養子戉がおり、甲と乙が養子縁組している場合、乙が死亡した後甲が死亡したときは、乙の養子縁組前の子丙と養子縁組後の子丁は乙の相続すべき分をそれぞれ2分の1ずつ代襲相続する。 (いずれも昭和35・8・5民甲1997民事局第二課長回答、この他にも同趣旨の先例・昭和36・12・25民甲2140民事局長回答。) なお、代襲相続人は被相続人の直系卑属でなければならない旨の明文規定が新設される昭和37年以前において、元々被相続人と「親族関係にない養子の縁組前の直系卑属」が代襲相続人となり得るか否かという点については、期待権保護の見地から代襲肯定説も少数ながら有力に主張されていたものの、学説(多数説)は親族たる身分関係のある者にのみ相続権を認めるという相続の基本観念を根拠とした代襲否定説であり、また行政サイドの先例(昭和26・11・24民三・2246民事局長回答、同・12・15民三・2347民事局長回答、昭和27・2・2民事甲89民事局長回答)においても代襲否定説に立っていたようです(『相続・遺贈の登記(藤原勇喜)・テイハン』)。 http://www.teihan.co.jp/contents/031.htm アナタのお立場を勝手に推察すれば(初期の回答履歴を拝見しましたw)、試験問題用やケーススタディ用では現行民法が照準なのかもしれませんが、実務では現在でも旧民法時代の隠居や家督相続も登場します(^o^)そんな時には、上記URLの書籍が重宝します。教材等に如何でしょうか? 以上、見当違いのカキコミの場合はお許し下さいm(_"_)m

共感・感謝の気持ちを伝えよう!

質問者からのお礼

回答ありがとうございました。私は司法書士ですが、このような事例にあたったことが無く、税理士に相談され、質疑応答、高裁判決のとおりに判断しても良いか不安に思ったため、質問させていただきました(相続税が2億円違うことになるため)。ご回答により自信を持って相続人となるといえるかと思います。 本当にありがとうございました。

関連するQ&A

  • 養子縁組と相続

    A:被相続人、私の祖母 B:Aの子で私の実父、Aより先に死亡 C:Aの子で私の養母、Aより後に死亡 D:私 登場人物を以上のように定めます。D(私)は、Aが死亡した数年後にCと養子縁組をし、その後Cが死亡しました。今現在までAの遺産分割協議は行われていません。 この場合、Dについての法定相続分はBの代襲相続分とCの数次相続分があると考えていたのですが、先日法務局にて登記官とお話をした際に 養子縁組がA死亡後のため、Cの相続にはあたらないと言われました。これは正しいのでしょうか?また、これはどのような論拠から導かれたものなのでしょうか? なお、以前に質問サイトで同様の質問をしたところ、DはBとCの二重に相続分があるとの回答が複数寄せられました

  • 養子縁組

    縁あってまったくの他人と養子縁組をする事になりどうです。 私には、夫と子供が二人います。養親には内縁の夫と兄弟が5人います。 養子になるという事は、養親の財産を私一人が相続するという事でしょうか? 養親の兄弟には、養子縁組した事を告知しなくてもいいのでしょうか? 万が一私が先に死亡した場合、私の財産は、養親に相続権がありますか?家族(夫・子供)が全部相続できますか? 教えてください!宜しくお願いします。

  • 養子縁組について・・・教えてください!!

    養子縁組を予定しています。 ・養子縁組届の証人2名には、当事者(養親・養子)以外なら、誰でもいいんでしょうか?(実親や実子でもいいですか?) ・届出提出時に、養子の本籍地以外で提出しようと思っています。養子の戸籍謄本が必要のようですが、その戸籍謄本は「○ヶ月以内に取ったもの」というような規定があるのでしょうか?半年以上前に取ったものでも可能ですか? 以上2点、宜しくお願いします。

その他の回答 (2)

  • 回答No.2

大阪高裁の平成元年8月10日の判決で、この場合のEさんは代襲相続できるとしたものがあります。 まあAとEの間に血縁関係が有る以上、当然の結論だと思います。 そもそも「養子縁組前に生まれた養子の子は、養親の代襲相続人とはならない」とされるのは、「養子縁組前に生まれた養子の子」と養親は他人であることを理由としてるわけですから。

共感・感謝の気持ちを伝えよう!

質問者からのお礼

 ご回答ありがとうございました。そして、わざわざ高裁判決まで調べていただいて本当に感謝いたします。何とか解決できそうです。自信を持つことができました。

  • 回答No.1
noname#4720

 高裁判決及び登記研究の質疑応答については申し訳ありませんが存じません。  しかし、なぜ養子縁組前に生まれた養子の子が養親の代襲相続人になることができないのかという点について理解することにより、今回のようなケースにおいて、生物学的に被相続人の直系血族である養子の子は、養親死亡以前に死亡した養子の代襲相続人となることができると解することが条文の文言上自然な解釈であると考えられることについてお分かり頂けるのではないかと思います。 1. なぜ養子縁組前に生まれた養子の子が養親の代襲相続人になることができないのか  養子と養親およびその血族との間においては、養子縁組の日から、血族間におけると同一の親族関係を生じます(民法727条)。 そして、被相続人の子が相続開始以前に死亡したときは、その者の子がこれを代襲して相続人となりますが(民法887条2項本文)、被相続人の直系卑属でない者は代襲相続人となることができません(同項但書)。  つまり、生物学的血族関係にない養子は、養子縁組の日から養親およびその血族と法定血族関係に入り(民法727条)、その後生まれた養子の子は、当然「直系卑属」としての身分を有することになります。したがって、この場合、問題なく養子の子は養親の代襲相続人となることができるということになります。  それに対し、養親は養子縁組の時点における養子の親族とは親族関係に立たないため、養子縁組前に生まれていた養子の子は養親から見て直系卑属としての身分を取得することができません。そのため、養子縁組前に生まれていた養子の子は、養親の代襲相続人となることができない(民法887条2項但書)とされているのです。 2. 今回のケース  しかし、887条2項但書では、「被相続人の直系卑属でない者は代襲相続人となることができない」と定めているだけです。  仮に、ご質問のEが代襲相続することができないとする結論をとろうとすると、887条2項但書で代襲相続人となることができない者として定められている「直系卑属でない者」についての解釈を、「直系卑属でない者および直系卑属であっても被相続人と養子縁組する前に生まれた養子の子である者」というように限定して解釈しなければならなくなります。  実質的に考えても、養子縁組という法定要件を満たすことによって初めて血族関係を生じる場合と異なり、生物学的に直系卑属としての身分を生まれながらに有する者について、その親が被相続人と養子縁組した時期によって887条2項但書に言う「直系卑属でない者」に含めたり含めなかったりといった限定的な解釈を行なわなければならない合理的な理由はないのではないかと考えられるのです。  高裁や登記研究の質疑応答における判断の詳細は存じませんが、おそらく上記のような理由によって認められると判断しているのではないでしょうか。  なお参考までに、下に民法727条、887条を揚げておきます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 第727条 養子と養親及びその血族との間においては、養子縁組の日から、血族間におけると同一の親族関係を生ずる。 第887条 被相続人の子は、相続人となる。 2 被相続人の子が、相続の開始以前に死亡したとき、又は第891条の規定に該当し、若しくは廃除によつて、その相続権を失つたときは、その者の子がこれを代襲して相続人となる。但し、被相続人の直系卑属でない者は、この限りでない。 3 前項の規定は、代襲者が、相続の開始以前に死亡し、又は第891条の規定に該当し、若しくは廃除によつて、その代襲相続権を失つた場合にこれを準用する。

共感・感謝の気持ちを伝えよう!

質問者からのお礼

ご回答ありがとうございました。参考になりました。

関連するQ&A

  • 養子縁組の解除

    母が弟(故人)の子供(17歳、15歳)と養子縁組しています。幼少時の教育上の手続きの便宜のためでした。代襲相続人と養子としての相続分を有しておりますが、教育もひと段落したので、実子との公平を期すため養子縁組の解消を考えていますが、未成年の養子からの同意はどのように得たらよいのでしょうか?

  • 養子縁組について教えてください。

    養子縁組について教えてください。 母親の母(おばあちゃん)の孫にあたる私がおばあちゃんの養子縁組になることは 出来ますか? 血縁関係があると養子縁組にはなれないのでしょうか? 無知ですみません。 よかったら教えてください。

  • 養子縁組はどこへ記録される?

    実の親子、親Aと子B(成人)がいます。 赤の他人のZ(成人)がいます。 Bは分籍しました。 BとZが養子縁組をしました。 Bが養子。 Zが養親。 ※養子縁組と同時いBはZの戸籍に入りますよね??? この養子縁組は、 「どこへ」、 「どの様に」、 記載されますか? 戸籍・住民票でしょうか? Aは、Bの養親Zの氏名を 合法な(違法、不法ではない)手段で知る事が 出来ますか?

  • 養子縁組に伴う養親の義務と相続

    実子が家業を継がないため外部の人を後継者に探していたところ養子縁組希望条件で 後継を打診する人が現れました。 もし養子縁組を締結した場合承継した事業に係る養子のなした信用失墜,毀損行為、借金の返済義務までも養親がその責任を追及されるのでしょうか。 また、私が土地A,土地Bを所有しているとして土地Aを実子、土地Bを養子に相続する選択は可能ですか。 私の死亡に伴う実子、養子への貯金財産の相続分与はどのようになるのでしょうか。

  • 旧法下における養子縁組について

    旧法時代に養子縁組が行われた場合でも、実方の両親の相続権はなくならないのでしょうか? 例えば、AとBの実子である甲が、昭和5年にCと養子縁組している場合、甲はAの相続人になりますか?

  • 養子縁組を行っている場合の相続権

    初めて質問させて頂きます。 先日、親戚の方からA氏が亡くなっているとの連絡がありました。 連絡をくれた方も死亡の事実を知らず、A氏のことは記憶にはあるのですが、長年音信不通で顔も思い出せない方ではありました。 親族図が書ければよいのですが、 私から見れば、既に亡くなっている3代前の曾祖母、2代前の祖母、祖母の妹、私の母(本年年明けに死亡)、 2代前の祖母の妹の子(男)・・・今回の被相続人A氏 そしてA氏の何人かの兄弟が生存しているとのこと。 孫を養子にするという、よくあるケースかどうか分かりませんが、A氏を曾祖母が戦前に養子縁組していた状況であります。(曾祖父の死亡後) 連絡を貰った方曰く、A氏には子も親もないため、相続人の範囲は兄弟姉妹で、 養子縁組前の状況で見た、A氏の実兄弟と 養子縁組の状態で見た祖母など兄弟、ただしこの世代は全て死亡のため、代襲相続人である私の母親が相続人となるのではないかとのこと。 (1)私の母親は相続人となるのでしょうか。 私の母が先に亡くなっていれば、私自身に再代襲はせず、相続権はないと思いますが、 A氏の死亡後に私の母親も亡くなっているため、相続人としての母親の権利義務を私が承継するのでしょうか。 (2)相続放棄について 疎遠になっていた方であり、今更と言う思いもあり財産債務の状況を知りたいと思いませんし、血の濃い方々で相続して頂ければと思っております。 上記とも関係しますが、私の母親に相続権が及ばなければそれでよし、相続権ありとなれば事務手続きが必要となってきます。 相続放棄をと考えていますが、母親の相続放棄を私が行うことが可能でしょうか。 ちなみに今日現在、A氏の実際の死亡日から3ヶ月はゆうに越えております。私が知ったのは数日前。 以上のような状況ですが、相続権の有無及び相続放棄の件、何卒、ご教示ください。

  • 養子縁組をしている人が別の人と養子縁組する場合

    すでに養子として養子縁組をしている人が、養子離縁することなく、養親とは別の人と養子として養子縁組をすることは可能でしょうか? また、それが可能な場合、二人の養親がいるということになるのですが、氏はどうなるのでしょうか?

  • 養子縁組について教えて下さい

    望まぬ妊娠をしてしまった場合等の、日本における養子縁組に関する情報を教えてください(どこに問い合わせればよいのか、どんな団体が存在するのか、どの団体がよいのか、養子縁組自体が国内でどのような制度になっているのか等)。私自身は養親でなく実親側の立場です。

  • 養子縁組の確認の仕方?

    したき回答いただいてますが 養子縁組されたかどうか、どうやって確認すればいいですか 父の 戸籍謄本を、みればわかりますか? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 先妻が亡くなって父子家庭になったところにあなたのお母さんが後妻として結婚したとのことですが、後妻として再婚=養子縁組ではないのです。 一緒に暮らしていても、苗字が同じでも、お父さんと婚姻届を書いていても、お母さんと呼んでいても、先妻の子はあくまでお父さんと先妻の子。別の書類で養子縁組の手続きをしないと、あなたのお母さんの法的な子どもにはなりません。 ・お母さんと腹違いのお姉さんとの間に養子縁組がされていたか確認する。 ・養子縁組されていれば、そのお姉さんの子どもも代襲の相続権があるので相続権アリ ・養子縁組されていなければ、お姉さんの子に相続権はありません

  • 祖父との養子縁組

    苗字を祖父と同じにしたいため、養子縁組を希望しています。 養子の自分は成人しています。 養親は80歳です。 この場合、裁判では問題なくとおるものですか? (理由により通らないこともあるのかどうか) ・養子縁組したことにより変わるのは 戸籍、苗字、相続関係の認識ですが 万が一、祖父が亡くなってもそのままなにも 変わらないんでしょうか。 ・養子本人が結婚した場合、妻になる人は養子ではなくその戸籍にはいるという通常の結婚と変わらないであってますでしょうか。 ※ちなみに養子縁組については親には了承得ています。