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カルカノ ハンティング カービン
以前、無可動実銃の販売サイトで「カルカノ ハンティング カービン」なるボルトアクションライフルを見かけました。ダブルトリガーのヘンテコなライフルです。なぜダブルトリガー? 現在はそのページは存在していないらしく、一体どんなものなのか分からない状態です。海外の旧式銃の販売サイトで同じくダブルトリガーのカルカノ(軍用)を見つけましたが、説明文にダブルトリガーに関する情報はありませんでした・・・。 詳細をご存知の方はいらっしゃいますか?
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ちょっとうろ覚えですが、たしかそのダブルトリッガーは散弾銃のダブルトリッガーとはまったく別物で、本来の役目はセイフティではなかったかと思います。 正確には「ダブルセットトリッガー」と呼ばれていたはずです。今はかなり廃れた手法で、英米では通常というか現在の主流であるボルト自体や機関部にセイフティを設置していましたが、20世紀初めくらいのヨーロッパに一時流行ったセイフティだったと思います。 バレル側のトリッガーを「フロントトリッガー」と呼びセイフティの役目を果たし、その後ろを「リアトリッガー」と呼び、これが実際のトリッガーの役目を果たします。仕組みとしては、チャンバーに実包を装填した時点ではセイフティが掛かっていて、リアトリッガーを引くことによってフロントトリッガーが起きて発射可能になるものです。ただこれはハンティングというか、スポーツユーティリティのみのもので、軍用には絶対に採用されない方式だったものです。 敵と会敵したときに、あわててセイフティのリアトリッガーばかりを引いていては戦闘にはなりませんからね。この方式の亜流としては、第二次世界大戦中にアメリカが制式採用したM-1ガーランドやその派生型であるM-14が参考になるかと思います。
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- Sasakik
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#1さんの回答にありますとおり、二連散弾銃の銃身の使い分けのための二重トリガーとは別の仕組みです。 ダブル・セット・トリガーというものは、別にカルカノだけのものではなく、猟銃だけではなくスナイパーライフルにも採用例があり、特に珍しい機構でもありません(まあ、普及はしていないでしょうけど)。 これまた#1さんの回答のとおり、「安全装置の一種」と考えて良いでしょうね。 前のトリガー(セット・トリガー)は、安全装置的な機構を動かすため、重くなっています。 セット・トリガーが引かれていない状態であれば、林の中などで装填状態銃を持ち歩いてトリガーガードの中に枝などが入っても容易にトリガーが落ちることはありません。マニュアル・セフティを掛ければいい様なモノですが、銃を握った状態において、人差し指1本で操作できるので、こちらを好む方も居るようです。 また、セット・トリガーを引くことで最終の射撃姿勢に入ったことを認識できるということで”集中力が増す”とダブル・セット・トリガーを好む射手も居るようです。
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色々なセイフティがあるものですねぇ。 ありがとうございました。スッキリです。
お礼
なるほど。セイフティでしたか。 詳しい解説、ありがとうございます。