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株価の変動について

素人の基本的な質問です。そもそも株価はどのように決まるのでしょうか。良く知らないのですが、会社が株式上場する際には1株いくらで何株発行するというようにその会社が捻出する費用で決まるのだと思っています。そうすると、最初はその分だけ会社が資金を捻出し、その株価でその株数だけ株が発行されるわけですね。と考えると、わからないのはその後です。一般に、株を購入する人が増えると株価が上がりますが、その増えた金額は株を購入した人がその会社に金を預けるということになるのでしょうね。しかし、一般に、株の売買は売る人と買う人のバランスが取れているはずですから、証券会社の手数料は別として、株価はあがらないと思うのですが、何故、今年のように何故、株価が極端に変動するのでしょうか。まったくわかりません。ここまで、私の言っていることはどこがおかしいのでしょうか。詳しい方、よろしくお願いします。

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  • pastorius
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回答No.5

> 結局、株価が上がろうと下がろうと株式を発行した会社にはまったく関係なく、株主に配当を払うだけということになりますが、それでよいのでしょうか。。 基本的な会社の経営のことを理解してないようですね。 会社を経営していると、好況であれ不況であれ、手持ち資金以上の資金需要が生じることがあります。たとえばヒット商品を開発したら時宜を外さず増産して利益に結びつけたい。そのためには設備投資や人材確保が必要となる。すると当座のお金が必要です。 こういった場合の資金調達手段には、株式発行のほかに、金融機関からの借入れと社債の発行があります。 金融機関から借入れする場合は基本的に担保が必要。当然期限までに返済しなければならない。儲かっても損しても決められた金利を払わなければいけない。不動産などの固定資産を必要なときに流動資産として活用できるのでこれはこれで有意義な手段です。 社債は原則として担保不要です。所用条件を満たせば一般投資家から公募できます。転換社債は株価が上がれば株式と交換することができる条件を付けるかわりに、一般社債より低い利息で発行できたりします。いずれにしても金融機関から借入れするより有利な条件で資金調達できる可能性が高い。逆に言うとそれだけ客観的に信用がおける会社じゃないと社債を買ってくれる人はいない。社債で公募増資できるのは信用のある会社です。しかし有利ではあっても、原則として利息を支払わなければいけないし、償還期限が来たら全額返済しなければいけません。 これに対して株式の発行は、お金を借りるのではなく出資の募集です。会社が解散しないかぎり株主に資金を返済する義務はありません。解散する場合でも残っている財産を株主の持分に応じて分配すればいいだけで、出資額分を返す義務があるわけじゃない。また、金利に相当するのが配当だけど、配当額は会社が任意に決定できる。あんまりムチャクチャだと株主総会で否決される場合はあるけど。そして何より、儲からなかったときは配当はしなくていい。じゃなくて、配当してはいけない。そう会社法で定められている。 つまり株式の発行というのは、会社の資金調達手段の中で、会社にとって最も都合の良い方法なんです。 資金が必要になるたびに株式を増発できたらそれに越したことは無い。 しかし株式をどんどん増発するというのは日銀がどんどんお金を刷るというのと同じことで、株式の価値を下げることになるのです。中銀がお金を無計画に増刷するとお金の価値が下がってインフレになる。 つまり、株価で計算できる会社の「時価総額」っていうのは、会社を現時点で解散して財産を全部売り払った場合に得られるであろう金額に、将来もっと大きくなって利益を上げてくれるだろうという期待金額を足したであると仮定できるんですけど、この「時価総額」自体は、株式を増発してもしなくても変わらないとします。すると、発行済み株式数と同じだけ株式を増発したら、単純に1株あたりの価値が半分になってしまうってことになるわけです。 だから簡単に株式を増発することはできません。 自社の株価が高い(少なくとも安くはない)ということは、前回答でも書きましたが、間接的には会社にとって良いことだらけです。株価が高いということ自体が会社の信用の証明になります(経常収支が悪ければ当然株価は安い)から、融資を受けやすいしビジネス上の契約もスムーズに運びます。株式を増発するときには高い株価が基準になりますからすくない発行株式数で多額を調達できますし、社債を発行する場合にも相対的に低い金利など良い条件で資金調達できます。 そして多くの場合、経営者は会社の主要株主です。ストックオプションを持っていることもあります。 株主軽視の経営をすると、株主は株を売却してしまい株価が下がり、会社の対外的な信用が低下します。それは業務に悪影響を及ぼします。 そういった理由で、経営者は原則として株主価値を高めることを指向して経営を行います。 株式会社と株主と株価のことがわかったでしょうか。

e1603do
質問者

お礼

詳しく教えていただきありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • x7z
  • ベストアンサー率10% (2/20)
回答No.4

たぶんあなたは学力の偏差値は高いが株は本当に初心者なんだと推測しました。(以前の私がそうだったので助けてあげたくなりました。)  まずはこれを覚えておいてください。株価は根本はその企業の価値を株数で割ったものです。ただし企業の本当の価値は(その時点及び未来の)神様もわかりません。それで市場という大衆の面前で公開オークションをしているのです。オークションではときどきあほみたいな値段がつくのをご存じでしょう。あれとなんら変わらないのです。     この話にファンダメンタルとか理論で反論する人は、逆にまだ株の本質を悟ってないのだと思います。人間はあほだからバブルが起こるのです。    

e1603do
質問者

お礼

わかりました。ありがとうございました。

  • pastorius
  • ベストアンサー率48% (538/1110)
回答No.3

> 会社が株式上場する際には1株いくらで何株発行するというようにその会社が捻出する費用で決まるのだと思っています。そうすると、最初はその分だけ会社が資金を捻出し、その株価でその株数だけ株が発行されるわけですね。 ちがいます。 会社は「費用を捻出」しません。資金を調達するんです。1000円で新たに10万株発行すれば、10億円を調達することができます。(幹事会社に手数料を払ったりはしますが。) 新規上場時の株価は、ほとんどがブックビルディングという方法で決定されています。 > 一般に、株を購入する人が増えると株価が上がりますが 人数は関係ありません。 株を買いたい人が一人でも、そのひとがいくらで買ってもいいと考えていて、売りたい人がゼロであれば、株価はストップ高まで上がります。買いたい人が100人いて合計10万株の注文が出ていて、売りたい人が一人しかいなくても、売りたい一人が10万1株売りたいのであれば、株価には売りのバイアスがかかります。(各々「いくらで」または「成行」といった要素が確定しないと上がるか下がるかは決定しませんが。) > 増えた金額は株を購入した人がその会社に金を預けるということになるのでしょうね。 預けません。 発行済みの株式の株価が上がろうが下がろうが、発行会社には一銭も入りません。 株式を増発したり転換社債を発行する場合には発行済み株式の株価が参考になりますので、有利ではありますが。 新発株の募集価格から上がったり下がったりした差額は、売り買いした投資家が差損益として授受します。 たとえば新発の募集価格が1000円だとして、その後市場で「1200円になった」という場合、それは「1200円で(何株かの)売買が成立した」という意味なのですが、たとえば1000円の募集価格で100万円支払って1000株買った人が、1200円で1000株売ったのであれば、新たに1200円で1000株買った投資家から120万円を受け取るわけです。20万円の差額は1000円で買って1200円で売った投資家のもので、株式の発行会社は無関係です。

e1603do
質問者

補足

これまで回答いただいた皆さん、この場を借りてお礼します。どうもありがとうございました。ところで、皆さんからいただいたご意見を総括させていただきますと、結局、株価が上がろうと下がろうと株式を発行した会社にはまったく関係なく、株主に配当を払うだけということになりますが、それでよいのでしょうか。。

  • ADATARA
  • ベストアンサー率43% (583/1345)
回答No.2

こんにちは! (1)株式上場時の株価は,その会社の費用で捻出するわけではありません。たとえば,資産価値が10億円の会社があったとして,1株1万円で1万株発行すると時価総額が1万円×10万株=10億円になります。会社の資産等の値打ちを分割したようなものなので,会社と費用がかかる訳ではありません。 (2)株価の変動については,例えば,このサイト会社の株価が現在,約3万円ですが,仮に3万円で売りたい人と3万円で買いたい人だけいれば,株価は3万円のままです。しかし,2万9千円でなら買ってもいい人がいるけど,3万円で売りたい,という注文では売買が成立しません。そこで,売りたい人は,値を下げて,2万9千円の注文も出すと,2万9千円で売れます。分かりますか? (3)株価が上がれば,購入時との差額が株式を持っている人の含み利益です。ですから,3万円で購入した株式を8万円で売れば,5万円の利益になります。株式を持っている人を株主といいます。 私は,先週,このサイトの株式を2万9千円台ですこしばかり購入しました。日本株も今,下がっているので,このサイト会社(3808 Okwave)はお買い得です。世のため人のために役立っている会社なので,安いときに買って,高くなったら売ることを繰り返しながら,このサイトを応援しています。

  • 5gasira
  • ベストアンサー率34% (347/994)
回答No.1

まず最初の上場時に株を発行する際は貴方の言うとおり会社が、発行する株式数と単価を決めます。(ただし単価には幅があります。)発売前に購入したい人は予約を入れます。余談ですが、証券会社に拠り、予約を入れるときにすでに購入代金を預け入れていないと予約できないケースがあります。 そうして、発売前日までに上場会社の株はすでに私たち市場の人間が持っています。なかには上場する会社の社員や身内が持っている場合も多々あります。 そしていよいよその会社の株が誰でも売買できる市場に出回るのですが、当然売る人がいないと買えません。売る人というのは予約して購入した人を指します。購入金額がたとえば25万円だったとするともちろん25万円以上で売りたいと思うのが心情ですよね。だから、大抵の人は指値(30万とか40万とか)で売り注文を出します。人気の会社でしたらまだまだこれから株価が上がるかもしれませんので35万円で売買が成立するかもしれませんし(これが初値といいます。)不人気なら18万円とかで売買成立、最悪、成立しないことだってあります。 で、今年は50社余りが新規上場したのですが、すでに千社以上の会社が上場していますよね。ニュースでトヨタが営業赤字になりそうだといわれれば、トヨタ自動車の株やトヨタの関連会社、自動車、製造とつられて持っている株が下がることを危惧した人が売り注文を出し、需給のバランスが一時崩れますので安くなってしまいます。平時は売りたい人と買いたい人が同じくらいであったり、新エンジン開発などの特別なニュースがないと「トヨタ」のイメージで株価は平坦な動きをするでしょう。 今回極端に動いたのは多分、アメリカの証券会社リーマンブラザーズが破綻したときのことを言っているのだと思います。

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