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10代が主人公のおすすめの小説を教えてください

私は10代後半の女です。 あと何年かで10代に別れを告げるということで、今のうちにその年代が主人公の小説をたくさん読んでおきたいなと思うようになりました。 ですが、自分でも本屋などに足を運んで探してみてはいるのですが、なかなか良い本に出会うことができません。 そこで皆さんにご相談です。 10代が主人公のおすすめの小説があれば、是非教えてください。 「10代が主人公」だけの条件ではあまりにも範囲が広くなりすぎてしまうかもしれませんが、色んなジャンルの小説を読んでみたいと思っています。 しいて好きな傾向を挙げるとすれば……「辛い状況にあった主人公が、人との出会いや経験を通して『生きる力』を獲得していく」といったストーリーのものでしょうか。10代が主人公の小説にはありがちな内容かもしれませんが。 不親切な条件かもしれませんが、どうか協力してやってください^^; よろしくお願いします。

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  • randybass
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回答No.2

こんにちは。30年ほど前ティーンエイジを終えた者です。  あのころはリアルタイムとしての大江健三郎、筒井康隆、開高健をリスペクトしながらも「それは『はしか』のようなもの」と言われながら芥川龍之介の文体に心底惹かれる一方、ミシマの「憂国」にうちのめされる。といった青春の日々を経験しております。  そのような過ぎ去りし日々に、読めていたらと思った最近の10代主人公の小説はというと。  ○青の炎 貴志祐介  ○800 川島誠  この2作は出色でした。  ティーンエイジャーの女性がこれらの作品に共鳴できたら紙の媒体ももう少し生き延びれるかなと思うのですが。

noname#78599
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 両タイトルのあらすじを調べてみたところ、とても興味を惹かれました。 特に「青の炎」の主人公は、自分と性別こそ違うものの、家庭環境などがよく似ていてあらすじを読んだだけでもゾクリとくるものがありました。 優しいおじさまからの贈り物だと思って、どちらも必ず読んでみようと思います。 (お気を悪くされたらごめんなさい。っていうかおばさまだったらどうしましょう^^;)

その他の回答 (8)

回答No.9

 最近、10代の女性を描いて、いいなあと思っているのが豊島ミホ。お勧めは『檸檬の頃』『日傘のお兄さん』。 http://www.amazon.co.jp/%E6%AA%B8%E6%AA%AC%E3%81%AE%E3%81%93%E3%82%8D-%E5%B9%BB%E5%86%AC%E8%88%8E%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%B1%8A%E5%B3%B6-%E3%83%9F%E3%83%9B/dp/4344409221/ref=pd_sim_b_2 http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E5%82%98%E3%81%AE%E3%81%8A%E5%85%84%E3%81%95%E3%82%93-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%B1%8A%E5%B3%B6-%E3%83%9F%E3%83%9B/dp/4101199426/ref=pd_sim_b_3  海外小説でお勧めなのが『パイの物語』、太平洋で遭難・漂流する少年とベンガルトラやその他の動物とのサバイバルファンタジー。 http://www.amazon.co.jp/%E3%83%91%E3%82%A4%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E3%83%A4%E3%83%B3-%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%AB/dp/4812415330/ref=pd_rhf_p_img_3  あと10代のときに読んでよかった、読みたかったという作品をいくつか・・・。 ○『デミアン』(ヘルマン・ヘッセ) ○『肉体の悪魔』(レイモン・ラディケ) ○『ライ麦畑でつかまえて』(J.D.サリンジャー),最近村上春樹が翻訳した『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の方が読みやすいかも。 ○『海辺のカフカ』(村上春樹)

noname#78599
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 たくさんの小説を紹介してくださって嬉しいです。 10代の女性をリアルに描ける作家さんは大好きなので、豊島ミホさんの作品はどちらも楽しめるかもしれません。 「パイの物語」も興味をそそられますね。最近「十五少年漂流記」を読んだので特にそう感じるのでしょうか。 他の作品も全て読んでみようと思います。 本当にありがとうございました^^

  • j2ee
  • ベストアンサー率39% (255/639)
回答No.8

No.1で回答した者です。補足させていただきます。 「精霊の守り人」(上橋菜穂子・新潮文庫)については、このタイトルが最初の巻です。正しく言うと、主人公は30台の女傭兵と、小学生ぐらいの少年の二人になります。 「十二国記」については、私はホラー・スプラッタが苦手でなければ「魔性の子」(小野不由美・新潮文庫)、苦手であれば「月の影 影の海」(小野不由美・講談社文庫)を最初に読むにはおすすめしています。前者は男子高校生と教育実習生、後者は女子高生が主人公です。今回のテーマなら、後者の方がいいかな、と思います。楽しんでいただければ幸いです。(^^)

noname#78599
質問者

お礼

再度のご回答ありがとうございました。 「精霊の守人」はこれが最初の巻なんですね。了解しました。 「十二国記」は、多分スプラッタは大丈夫だと思うので、魔性の子から読んでみようと思います(タイトルに興味をそそられました^^)。 何度も書き込みをさせる形になってしまってすみませんでした。 ですがおかげでとても参考になりました! 是非両シリーズとも読んでみたいと思います。

回答No.7

ピンポイントで当てはまりそうなのは、村山由佳の「青のフェルマータ」でしょうか? まあ、村山由佳の作品は割りとお勧めできると思いますが、中でもライトな感覚のものといえば「おいしいコーヒーの入れ方」シリーズかも。

noname#78599
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 早速「青のフェルマータ」のあらすじを拝見してみたのですが、青木和雄さんの「ハッピーバースデー」が思い起こされました。主人公の境遇などが酷似していますね。ストーリーの傾向もよく似ています。 ハッピーバースデーは小学生のころに読んでとても感動した記憶があるので、紹介してくださった作品も楽しく読めるかもしれません^^ 「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズも面白そうでした。純愛とかラブストーリーとかいう単語はどこか敬遠してしまうのですが、この作品は雰囲気が良さそうです。 素敵な小説を紹介して下さってありがとうございました!

noname#91781
noname#91781
回答No.6

これなどご希望にピッタリの本ではないでしょうか? 十代少女の逆境人生奮闘記です。 「ローラ・ローズ」 http://www18.ocn.ne.jp/~syohyo/book/lolarose.htm

noname#78599
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 あらすじを拝見したところ、本当に「逆境人生奮闘記」って感じですね。 私のイメージしていた「辛い状況にある主人公」というのは、たとえば極貧生活を強いられているとか、誰かに命を狙われているといったような、誰が見ても可哀想だ・ひどいと思えるようなものではなく、10代独特の悩みや辛さ(友人関係の不安定さ、不登校、自己と他人との比較など)で、どちらかといえば大人に「そんなことで?」「確かに苦しいかもしれないけど、あなたよりもっと辛い思いをしている人だっているんだから」と言われてしまうようなものでした。 想像していた以上に「辛い状況」の主人公ですが、面白そうなので是非読んでみようと思います。 ありがとうございました^^

  • MAY1814
  • ベストアンサー率71% (1816/2527)
回答No.5

こんにちは。私も青春小説というか10代の若者が一生懸命頑張る小説が好きですので良かったら参考にして下さい。 ●山本有三さん「路傍の石」  辛い状況の主人公が懸命に頑張る小説として真っ先に思いつく名作です。古いですが読みにくくは全然ありません。頭はメチャクチャ良いのに極貧の為奉公に出される少年の自立の物語です。奉公先の坊ちゃんが頭が悪いのに上級学校へ行く姿を見ながら耐える所など頑張れ!と言いたくなります。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAN73828/ ●原田宗典さん「平成トムソーヤ」  母親の過干渉により抑圧された毎日を送っていた高校生の主人公が、スウガクとキクチという2人の高校生に出会う事によって、様々な経験をして生き生きとした生活を送るようになります。後半のスピード感も良いですし、恋愛要素もチョッピリ入っています。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAJ63962/ ●三浦綾子さん「泥流地帯」  多分10代の少年だったと思います(今チラッと本を読んだら学校に行ったりしてますので)。北海道の原野で貧しくとも誠実な毎日を送っている少年に次々と悲劇が起こります。それでも自分を見つめ真っすぐに生きていく少年が主人公です。続編もあります。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAA88291/ ●浅田次郎さん「天切り松闇がたり」  今は老人になった稀代の泥棒が夜な夜な物語を話すという形式ですが、自分が10代の少年の頃の話です。父親の博打と酒のために泥棒親分に売られた少年(ちなみに姉は吉原に売られますが、この話も涙です)が主人公です。様々な人(永井荷風も登場)や泥棒仲間に人としての行き方を教えられつつ成長していきます。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAN18452/ ●金城一紀さん「SPEED」  「レボリューションNo.3」という10代の高校生達が活躍するこちらもお勧めの小説なんですが、辛い状況という感じではありませんので、その仲間達がチラッと出てくるこちらをお勧めします(もちろん「レボ~」もお勧めです)。確か不良みたいな人にちょっかいを出された少女がふとした事で高校生の男の子達(レボ~に出てくる人達です)に出会い、彼らを倒すための特訓を受けます。自分が習っていたバレエに対する思いも再確認する青春小説です。「GO」もお勧めです。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAQ20603/ http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAS39137/ ●宮本輝さん「泥の河」  河三部作の内の1つです。大阪の川のほとりで暮す主人公の少年は船の上で暮す極貧の少年と知り合い友達になります。彼の暮らしぶり、母親の商売、やがて訪れる別れを通して少し成長する話です。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAQ57273/ ●重松清さん「エイジ」  特に辛い状況ではないのですが、何というかあまりにも平凡すぎる事に対してのイライラ感とか、自分が何者でもないという事に対する焦りなど、すっごく10代の少年の事をよく分かっているな~と思う小説です。希望の物じゃないかもしれませんがお勧めです。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAP17198/ ●梨木香歩さん「西の魔女が死んだ」  有名な作品ですので、既読かもしれませんが、不登校になった少女が彼女の祖母の元を訪れ暮すことで少しずつ気持ちがほぐれていく話です。魔女の修業と題して様々な事を経験しますが、実際に梨木さんがイギリスで下宿していた際に教わった物が多いようです。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAM29872/ ●ヴィカス・スワラップ「ぼくと1ルピーの神様」  インドのお話です。クイズミリオネアのような番組で何とストリートチルドレンの少年が最終問題まで答えて最高金額を手にします。無学な彼に答えられるわけがない問題ばかりですので、疑われ何故答えられたのか話をさせられます。路上で、劣悪な工場で、そして様々な人との出会いを通して彼が問題の答えを一つ一つ知っていく様子が分かり、最後はハッピーエンドです。海外小説ですがすごく面白いので是非読んで見て下さい。 http://www.randomhouse-kodansha.co.jp/books/details.php?id=217  ご参考までにm(__)m。

noname#78599
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 たくさんの作品を紹介していただけて嬉しいです! 「西の魔女が死んだ」は以前知人に勧められて読んだことがあるのですが、あとは全て未読です。 特に気になったのは「ぼくと1ルピーの神様」ですね。絶対読んでみたいなと思いました。 丁寧な解説やアドレスまで載せて頂いて、大変参考になりました。 ありがとうございました^^

回答No.4

10代の主人公というと… 香月日輪『妖怪アパートの幽雅な日常』(YA) 宮本昌孝『藩校早春賦』(時代小説) 五十嵐貴久『1985年の奇跡』 森絵都『DIVE!!』(YA) 菅野雪虫『天山の巫女ソニン』(ファンタジー)

noname#78599
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 様々なジャンルの小説を紹介していただけて嬉しいです。 「色んなジャンルの小説を読みたい」というこちらの気持ちをご理解してくださったんですね^^ 時代小説はどこか敬遠していたのですが、「藩校早春賦」は楽しく読めそうですね。チャレンジしてみようと思います。 他の作品も時間が許せば全て読んでみたいです。 ありがとうございました!

  • disease
  • ベストアンサー率18% (1239/6707)
回答No.3

夏目漱石の「こころ」がいいですよ。

noname#78599
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 夏目漱石ですか! 回答者の中でお一人くらいは挙げられる方がいるのではないかなあと予想しておりました。有名な作家さんですものね。 夏目漱石と言えば、図書館から借りてきた古ーい書籍の「吾輩は猫である」を読んで挫折した記憶があります。 昔ながらの言葉や表現が多く、巻末にある注釈を確かめながら読むという作業に耐えられなかったのが要因です。 「坊ちゃん」は楽しく読めたのですが……。 ですが、これを機に著名な方の作品にもチャレンジしてみたいと思います。 ご紹介ありがとうございました!

  • j2ee
  • ベストアンサー率39% (255/639)
回答No.1

「十二国記」(小野不由美・講談社文庫)、「精霊の守り人」(上橋菜穂子・新潮文庫)がおすすめです。どちらも異世界ファンタジーですが、その世界の空気を感じられるしっかりとしたお話で、辛い状況の登場人物がゆっくりと成長していく姿が描かれています。現実に生きていく上で有用なことが入っていると思います。 後者は、私は十代には読むことができなかったのですが、読みたかった!と思える作品です。

noname#78599
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 どちらも面白そうな小説ですね。 私は小説ではあまりファンタジーは読んでいなかったのですが、視野を広げるいいきっかけになりそうです。 「十二国記」「精霊の守人」両タイトルともたくさんのシリーズが出ているようですが、読み始めるおすすめの順番などはあるのでしょうか? 1巻2巻などではないのでどこから読んでも大丈夫なのでしょうか。 是非読んでみたいので気になるところです……。

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