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超低温における熱伝導率の測定と熱伝導物質について。

超低温で熱伝導率が高い熱伝導物質は、何に使われるのでしょうか? 何に応用されるのでしょうか? 超伝導などは極低温、超低温で可能なのはわかります。 それが熱を出すとき即座に熱を奪わなくてはいけない。 その為に使うのでしょうか?でも、どこにどうやって… なんだかぴんときません。 超低温で熱伝導率が高い熱伝導物質は何の為に、何に使われていつのか、 何に応用されているのか教えてください。

みんなの回答

  • KinakoAme
  • ベストアンサー率65% (25/38)
回答No.1

おっしゃる通り,超伝導線では何らかの原因(臨界電流を越えた 場合や一部に熱浴が接触した場合など)で超伝導が破れて,熱が 発生した際には速やかに熱を奪わなくてはいけません。その時に 用いられる熱伝導体を安定化材料と呼びます。 そこで用いられるのがCuやAgなどの低温での熱伝導率が高い金属 です。市販されている超伝導線には,NbTi,Nb3Snおよび Bi2Ca2Sr2Cu3Oyなどがあります。金属系のNbTiやNb3Snでは 主にCuが安定化材料となります。高温超伝導体のBi2Ca2Sr2Cu3Oy 線材ではAgが安定化材料となります。 NbTi線はCuに埋め込まれている線材です。Nb3Snは,ブロンズ法 と呼ばれる方法で作られるので,最外層にはやはりCuが存在 します。Bi2Ca2Sr2Cu3Oy線材は酸化物ですので,酸素を透過 できる唯一の金属であるAgが安定化材料として用いられています。 最近研究が進んでいるYBa2Cu3O7線材でも,安定化材料はAgが 用いられています。

7nensei
質問者

お礼

KinakoAme様 とてもわかり易い回答ありがとうございます。 この回答からいろいろ調べる事もできました。 勉強になりました。 またよろしくお願いします!

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