執行猶予の裁量的取り消し

質問

刑法２６条の２（執行猶予の裁量的取り消し）における条文の解釈なのですが、

３号において、
猶予の言い渡し前に他の罪について禁錮以上の刑に処せられ
その執行を猶予されたことが発覚したときは、
執行猶予を取り消すことができると謳っていますが、

この「他の罪について禁錮以上の刑に処せられ
その執行を猶予されたこと」とは、

執行猶予期間中を言うのですか？
それと執行猶予期間が終了し、刑の言い渡しの効力が消滅した事を言うのですか？

回答No.1

buttonhole · ベストアンサー

>執行猶予期間中を言うのですか？

　そのとおりです。刑の執行猶予中の者(禁錮以上の刑に処せられ、その執行が猶予された者ですから、罰金刑の執行猶予中の者は含まれません。)であることを知らずに、刑の執行の猶予を言い渡したが、その猶予の言い渡しが確定した後に、刑の執行猶予中の者であることが発覚した場合(確定する前に発覚したのであれば、検察官が上訴すべきである。)、執行猶予の取消が「できる」というものです。

お礼

ありがとうございます！