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間接遷移でのフォノン放出について

間接遷移では、フォノン吸収とフォノン放出が起こるのですが、 ボーズ分布則で フォノン吸収の場合 f+(Ep)=1/{exp(Ep/kBT)-1} フォノン放出の場合 f-(Ep)=1+f+(Ep)=1/{1-exp(-Ep/kBT)} となっています。 なぜフォノン放出の場合は、フォノン吸収の場合に+1すれば良いのでしょうか?フォノンが1つ放出されたという意味なのでしょうか? 教えて下さい。 もし分かる方がいれば、参照URL・文献・論文等教えて下さい。

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  • cosmos-kt
  • ベストアンサー率29% (43/147)
回答No.1

自発的破れが生じない、ボーズ分布則では、「フォノン」という仮想粒子の吸収及び放出によって、等分配則が成立するという原則が成り立っています。 そのため、その2つの式の間では、相互交換則が成り立ちます。そして、この2つの式をまとめると、エネルギー保存則が成立するためです。 一番手っ取り早いのは、 日本物理学会(編)、ボーズ統計から高温超伝導まで、日本評論社 あたりでしょう。

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