- ベストアンサー
熱電対の回路の電源について
熱電対を使用した温度計測回路を作製したのですが、熱電対を指で触ると、とんでもない温度(95℃等)を表示してしまいます。指(というか人間の体)以外の物を測定するとある程度正確に温度を検出しています。 但し、指で触った場合温度がおかしくなってしまうのは、回路の電源をスイッチング電源の出力から取っている時で、電池から電源を取ると正確な温度を表示します。 スイッチング電源から回路の電源を取った場合と電池から取った場合とでは何が違うのでしょうか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
熱電対が発生する熱起電力は非常にわずかなものです。数μV/℃~数10 μV/℃です。つまり、熱電対の回路はゲインが高いということが根底に あります。白金ロジウムタイプでは、わずか0.6mVのノイズで95℃という 出力が出てしまいます。 おそらく、スイッチング電源から出たスイッチングノイズがアンプから 熱電対を経て人体を通って流れたのではないでしょうか。多くの場合 このようなノイズはDC成分を持っていないのですが、それでも細い スパイク状のノイズが乗ると、先端が飽和して非線形動作になり、結果 として直流的な誤差が発生する、ということはよくあります。 防ぐ方法はケースバイケースですが、電源自体にノイズ防止対策を することと、何らかの方法で、ノイズが熱電対より通りやすい道筋を 作ってあげることで防げると思います。 熱電対自体の電気抵抗は低いので、問題はコモンモードノイズだろうと 思います。
その他の回答 (1)
- walkingdic
- ベストアンサー率47% (4589/9644)
直接触っちゃだめです。 絶縁物を介して触ってください。 熱電対は導体ですから、人間の手からでも電気が流れます。 電池の場合には大地を経由したループができないから正常動作するだけです。 まあ、もしかすると絶縁型スイッチング電源なら電池と同じように正常表示するかもしれませんが、、、
お礼
早速の回答ありがとうございます。 仰る通り、薄い紙を介して熱電対を触ると正常に動作します。 やはり、大地を経由したループが問題になりそうですね。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 確かにスイッチング電源のノイズが原因である可能性はありますね。 一度コモンモードノイズの対策を追加して試してみます。