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サンガー法よりサイクルシークエンシング法が優れている理由はなんですか??
近年ではサンガー法よりサイクルシークエンシング法のほうが利用されていますが、サイクルシークエンシング法の利点というのは何ですか?私が考えたのは、1つのレーンで一度にでき、コンピューターで読み取ってくれるところだと思うのですが、ちゃんとした利点を教えていただきたいです。
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- geneticist12
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回答No.1
サイクルシークエンス法はサンガー法のmodificationの一つですよ。 サンガーのオリジナルの方法の出来た当時よりもコンピュータ技術が発達しているので、読み取り方法の進歩があるのは当たり前です。オリジナルの方法でも今のコンピュータ技術なら自動読み取りは可能でしょうから本質的ではないと思います。どちらかというとサイクルシークエンスによる技術革新というより蛍光標識の技術革新という面が大きいです(RIなみの検出感度をもった蛍光物質と読み取り装置)。 ・放射線被曝の危険があり取り扱いに制限のあるラジオアイソトープを使わなくて良い。 ・一鋳型DNAから一伸長反応であったオリジナルの方法とは違って、一鋳型DNAから複数回伸長反応を行うサイクルシークエンスでは、鋳型DNAの必要量が大幅に(一桁から二桁)少なくて済む。 ・サイクルシークエンスでは好高温性のポリメラーゼで高温で反応させるので、鋳型DNAが二次構造を取りにくく、二次構造による伸長阻害が起こりにくい。