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Companies specialize in making it look real.
NHKラジオ英会話講座より (レストランに飾ってあるディスプレー食品を話題に) There are companies that specialize in making it look real. 本物に見せるように作るのを専門にした会社があるのよ。 (質問) (1)thatは主格の関係代名詞である? (2)makingは動名詞で、「作ること」と直訳できる? (3)lookは原形不定詞で副詞的用法である。「本物に見えるように」と直訳できる? 以上如何でしょうか?また(3)が正しいのであれば、原形不定詞にするか、to不定詞にするか、の判断基準のようなものがあれば教えて下さい。 以上
- tommy0313
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こんにちは。4/28のご質問では。ご丁寧なお返事を有難うございました。 ご質問1: <(1)thatは主格の関係代名詞である?> はい、その通りです。 ご質問2: <(2)makingは動名詞で、「作ること」と直訳できる?> できません。 1.このmakeは使役動詞ですから、「~させること」とは言えます。テキストの抄訳にある「本物に見せるように作る」というのは一種の意訳になります。 2.このmakeはあくまで使役の用法ですから、「作る」という意味で使われているわけではありません。ただ、話題が創作に関わる内容ですから、 (直訳)「作品を本物に見えるように、させる」 →(意訳)「作品を本物に見えるように、作る」 という意訳になったと思われます。 2.specialize inは「~を専門とする」「~を得意とする」という意味で使われる動詞句です。 3.このinは「範囲・領域」を表す前置詞です。前置詞なのでその後には名詞が来ます。動詞なら動名詞になるわけです。 ご質問3: <(3)lookは原形不定詞で副詞的用法である。> 副詞的用法とはいいません。 1.原形不定詞にはto不定詞と異なり、「~的用法」という呼び方はありません。 2.ここで使われている原形不定詞は、あくまでSVOCのC補語として、目的語Oであるitを補います。 3.つまり、it「それ」をどのようにmake「する」のか、という意味を補っているのがlook realという補語になるのです。 4.目的語を補うのでこのCは目的格補語と呼ばれます。 ご質問4: <「本物に見えるように」と直訳できる?> look realだけの意味なら結構です。 ご質問5: ご質問5: <原形不定詞にするか、to不定詞にするか、の判断基準のようなものがあれば教えて下さい> 動詞によります。 1.第5文型SVOCの動詞は、補語Cの部分は基本的に原形不定詞がきます。Cにto不定詞をとるものはSVOCではなく、単にSVOに分類され、to以下は修飾語として解釈されるのが一般的です。 2.使役動詞に限って言えば、make、have、letがあり、どれも補語Cには原形不定詞をとります。 3.意味には若干の違いが有ります。 make:強制的にさせる意。話し手の「意志」が働きます。 let:許可を与える意。「~するのを許可する」「~させてあげる」ニュアンスになります。 have:他動的な動作に焦点があてられています。そこから意味は「~してもらう」と訳されることが多いようです。 なお、これらの使役動詞は補語Cの部分に過去分詞がくることもありますが、ここでは範囲が広くなりますので省略します。 4.ご質問文の和訳が「本物に見えるように作る」ではなく、「本物に見せるように作る」となっているのは、makeの持つ強制的なニュアンス「意図的に~させる」という意味を汲んでいるからです。 5.他に使役の意味を持つ動詞として以下のような用法があります。 (1)get+目的語+to do:「Oを~させる」「Oに~してもらう」 例: I will get her to say “yes”. 「彼女にうんと言わせてみせる」 このgetは基本的には「~に至らせる」という原義があります。従って、使役のニュアンスも、「ある動作に至らせる」という意味が暗示されています。 (2)leave+目的語+to do:「Oを~の状態にしておく」 例: Let’s leave her to solve it. 「彼女にその解決を任せておこう」 leaveは基本的には「放っておく」「~の状態にしておく」という意味があります。使役というよりは、「動作の転移・放任」といったニュアンスが正しいでしょう。 6.以上のように、動詞が原形不定詞、to不定詞をとるかは、動詞により決まっていますから、使役動詞であれば、上記のように使い分ければいいと思います。 以上ご参考までに。 前回のご質問の補足質問にお答えします。 ご質問: <とくにisが完全自動詞だと教えていただき、目が覚めました。isに続くのは副詞か副詞句でしょうか?> その通りです。 完全自動詞のbe動詞に修飾語が続くとすれば、副詞の類になります。副詞がない場合もありますが、語感を整えるために、副詞句などが後続するのが一般的です。 例: I am in the kitchen. 「私は台所にいる」(場所を表す副詞句) The sun is for us. 「太陽は私達のために存在する」(理由を表す副詞句) 以上ご参考までに。 ゴールデンウィークは楽しく過ごされましたか?どこかご旅行に行かれたのでしょうか。フランスにいらっしゃる時はご質問でお知らせくださいね。
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- taked4700
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No.1のtaked4700です。 >(3)lookは原形不定詞で副詞的用法である。「本物に見えるように」と直訳できる? についてだけです。No.1で、「はい、そうです。」と答えましたが、不正確でしたので、訂正します。 >There are companies that specialize in making it look real. において、「本物に見えるように」と直訳できるのは確かですが、副詞用法かどうかと言う点は、普通、あまり、判断をしません。 不定詞の用法として普通ありえるのは、名詞、形容詞、副詞ですが、この文の場合、名詞とも形容詞とも副詞とも、解釈が可能です。 名詞:「本物に見えること」 形容詞:「本物の見えるような」 副詞:「本物に見えるように」 一般的に、補語の部分に来る不定詞について、その用法を判断することはしません。理由は、判断がつかないからだと思います。 I asked him to go there. についても、名詞と考えれば、「そこへ行くことを」と訳せますし、副詞と考えれば、「そこへ行くように」と意味を取れます。結局、現実は同じなので、用法を区別する意味がありません。
お礼
有難うございます。原形不定詞には用法はない。その理由等にまで説明をいただき、感謝感謝です。心より御礼申し上げます。敬具
- taked4700
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>第5文型SVOCの動詞は、補語Cの部分は基本的に原形不定詞がきます。Cにto不定詞をとるものはSVOCではなく、単にSVOに分類され、to以下は修飾語として解釈されるのが一般的です。 これは、少なくとも、日本や世界の英語教育の現状に合っていません。causativeつまり、使役動詞と言う分類は、世界共通であり、日本独特のものではありませんが、その大部分は、補語部分にto不定詞を取っています。force,ask,get等枚挙に暇がありません。
お礼
有難うございました。熱心なご指導を無駄にしない様頑張ります。
- googoo1956
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>(2)makingは動名詞で、「作ること」と直訳できる? ○ そのような訳はできないでしょう。「make+目的語+原形」で「~を・・・させる」という意味の使役動詞の用法です。 >(3)lookは原形不定詞で副詞的用法である。「本物に見えるように」と直訳できる? ○ 「原形(不定詞)」に「副詞的用法」などはありません。「to+原形」という形の、いわゆる「to不定詞」であれば「副詞的用法」がありますので、そちらと混同しておられるのではないでしょうか。 >また(3)が正しいのであれば、原形不定詞にするか、to不定詞にするか、の判断基準のようなものがあれば教えて下さい。 ○ (3)の理解が間違っていますので、判断基準はありません。 ○ 日本語訳を訂正しておきます。 「(食品サンプルが)本物そっくりに見えるようにすることを専門にしている会社があるのです。」 ※ 質問者さんの「本物に見せるように【作る】のを専門にした会社があるのよ。」という日本語訳は、「There are companies that specialize in making it 【to】look real.」という英文を想定したものではないでしょうか。その英文であれば「making」を「作ること」と訳し、また「to look real」を「副詞的用法」と考えることはできそうです。 ※ ただし、もし「making it 【to】 look real」を用いた英文が正しい英文であるとしても、その表す内容は「making it look real」を用いた英文の表す内容とは微妙にずれているように思います。すなわち、「making it 【to】 look real」の方が「その会社がサンプルづくりから最後の仕上げまでのすべてを担当した」という感じを与えるのに対して、「making it look real」の方は、「サンプル自体を作ったのは別の会社で、最後の仕上げ(または雰囲気作り)に特化した仕事をしているのがこの会社である」という可能性を秘めています。 ※ 「making it look real」の部分は正確に理解したいですね。
お礼
いつもご回答有難うございます。とても参考になりました。 まづ、SVOCの文型に早く気付かねばいけないと思いました。原形不定詞には用法などないことをも教わりました。質問の内容は全てテキストからそっくり転記したものですが、toの有無でニュアンスが違って来るのも勉強になりました。もっと沢山英語に接して、身につけてゆきます。今後とも宜しくお願いいたします。まづは御礼まで
- taked4700
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There are companies that specialize in making it look real. 本物に見せるように作るのを専門にした会社があるのよ。 (1)thatは主格の関係代名詞である? はい、そうです。 (2)makingは動名詞で、「作ること」と直訳できる? はい、そうです。 (3)lookは原形不定詞で副詞的用法である。「本物に見えるように」と直訳できる? はい、そうです。 (3)が正しいのであれば、原形不定詞にするか、to不定詞にするか、の判断基準のようなものがあれば教えて下さい。 簡単に言うなら、make it look real となっているからです。make,have,letの場合は、to不定詞ではなくて原形不定詞を取ります。 もう少し、きちんと説明すれば、例えば、I asked him to go there, but he refused to do so.のように、to不定詞を使ったものは、目的語の状態変化が完成していないことを示しいています。つまり、toは、それだけ、状態変化があると言う意味を表しています。 しかし、I made/had/let him go there, but he refused to do so.とは言えないのです。なぜ言えないかというと、make は、完成と言う感覚があり、make him go there は、「彼をそこへ行かせた」と言う意味なので、「しかし、彼は断った」とは続けられないのです。同様に、haveは、「すでにそこにあるものを持つ」と言う意味から、「すでにそこにある状態として」、自然にその状態になると言う感覚があるため、「そこへ行かせた」と言う意味であり、やはり、「断った」とは続けられません。同様に、let は、「彼が望んでいるのでそこへ行かせた」と言う意味ですから、当然、「断る」ことはしません。 つまり、to不定詞を使わない表現は、状態変化と言うか、目的語の気持ちの変化を表さないと言うことです。変化がないので、変化に対しての拒絶を 表す「断る」と言うことも出来ないわけです。 しかし、以上のことは、自分、taked4700が、すでに、 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2197891.html で、2006年6月に回答して、それ以来、結構何度も同様なことを回答しているのですが、気が付かれませんでしたか?
お礼
taked4700様、いつもご回答いただき感謝いたしています。今回もとても勉強になりました。何度も読ませていただきました。 >to不定詞を使ったものは、目的語の状態変化が完成していないことを示しいています。つまり、toは、それだけ、状態変化があると言う意味を表しています。 >つまり、to不定詞を使わない表現は、状態変化と言うか、目的語の気持ちの変化を表さないと言うことです。変化がないので、変化に対しての拒絶を表す「断る」と言うことも出来ないわけです。 私も以前、同じような質問をお願いしたような気がします。記憶のどこかにあります。覚えては忘れの繰り返しです。しっかり身につくまでもう暫くご辛抱いただきたく、我儘なお願いですがお願い申し上げます。まづは御礼まで。
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