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大和の沖縄特攻時の米軍の選択
1.大和の沖縄特攻時、もし米軍が艦隊決戦を選択していたらどういう戦果だったと思います? 実際、艦隊決戦をという意見が米軍の中にもあったようで。 2.ついでに、武蔵もレイテに沈んでなく作戦を共に行動していたら? ちょっと興味深いですよね。
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- golden-turtle8
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1.艦隊決戦について 艦隊決戦ということは、日本海海戦やトラファルガー海戦式の「戦艦」による艦砲などによる戦闘を念頭に置かれているかと思いますので、それを前提にお答えします。 まず、日本海軍ですが史実どおりの状況ですと実働可能であった戦艦は「大和」のみ。 対するアメリカ海軍やイギリス海軍は、旧式戦艦・新式のアイオワ級などもありますから、単艦としての攻撃力は大和が上でも、艦隊戦は「集団」戦闘です。 異方同時攻撃をくらったとき、どうでしょうか?また、防御力はアメリカさんの方が上。 兵員の戦闘環境に対する発想も違います。なんといっても、トイレの数すら段違いですから。 水上砲戦用レーダーの性能もまたカタログデータでは負け。 精神力だけではどうかなるという考えは、一番最後だと思います。訓練や実用性の高い兵器に習熟してからではないでしょうか。 残念ですが。 となれば、勝つためには「台風」「暴風雨」等の悪天候を利用するしかないのでは。佐藤大輔「征途」を読まれるとよいでしょう。 2.大和型戦艦2隻となると、少しはいいかもしれません。多少は、不確定性のパラメータが高くなりますから。 遠距離砲戦でさっさと片付けていくことが必要でしょう。あと、水雷戦隊を上手に使って進路の邪魔したり、相手方水雷戦隊を片付ける必要があります。 とはいえ、これも相手に護衛駆逐艦が桁違いにあります。相当気合いれても、なかなか片付けるのは大変だと思います。 数の差を、個別の能力優勢で片付けるのは、ドイツ軍の重戦車ティーゲル(ティーガー)戦車と同じ発想。回り込まれたら、終わりですね。天候や時間の選択による奇襲の効果も、数の優位によって戦場の主導権を失えば終わりです。 というわけで、夢は夢に終わるのではないでしょうか。
- eroero1919
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#3です。 3万キロ ⇒ 3万メートル やまとはやまとでも宇宙戦艦になってしまいました・笑。 お恥ずかしい。
- eroero1919
- ベストアンサー率27% (3007/11113)
ミもフタもない回答が出ていますが、ちょいと真面目に考えてみました。 まず大和、武蔵といえば【あの】46センチ砲です。日本男児なら一度はアメリカの戦艦の届かない遠距離から一方的に叩く様子を妄想したことがあるでしょうし、巷のいわゆる仮想戦記もそういう展開がほとんどです。 しかーし、現実は厳しいです。46センチ砲が生かされる3万キロオーバーの射程距離では「航空機による観測がないと当てることは不可能」ということは他ならぬ日本海軍が認めています。沖縄戦のときには制空権は完全に米軍のものなので日本軍が観測機を飛ばすのは100%無理。つまり一方的に米軍を叩くのは不可能だということです。 そ、れ、な、ら、ば。日本軍伝統の夜戦ならどうかと。夜戦なら航空機も飛んできません。しかぁし、現実はとても厳しい。それに先立つ44年のスリガオ海戦で、日本の戦艦隊は米軍の戦艦隊と夜戦を行い、一方的に叩かれて全滅しています。すでに44年時期になると米軍のレーダー技術は日本の水兵の技術をはるかに凌駕していたのです。すでに夜戦でも日本海軍は米海軍に純粋に勝てないのです。 実際に起こる可能性は極めて低いですが、もし米軍の航空機の支援がない状態で艦隊決戦が行われたとします。この状況の場合、どうシミュレートしても艦隊の艦船数は米軍が上であることは避けられません。 この場合、米軍の駆逐艦隊が突撃して積極的な魚雷攻撃をしてくることが予想されます。あのサマール沖海戦のとき、米軍の駆逐艦隊は積極果敢な魚雷攻撃を仕掛けており、そのため栗田艦隊は回避運動で思うような攻撃ができませんでした。あの大和、武蔵が護衛空母と駆逐艦しかいない艦隊に食い止められたのが現実です。 駆逐艦隊の魚雷攻撃のために思うような作戦行動がほとんど取れないと思われます。そのため、戦艦同士の撃ち合いで優位が保てる可能性は極めて低いでしょう。互角か、あるいは下回る可能性もあります。 もし、魚雷もしくは命中弾によって速力が低下すればアウトでしょう。集中攻撃を喰らって海の藻屑となってしまうと思われます。 すでに44年時点で日本軍には熟練した水兵や士官がほとんど失われており、一方米軍は経験を積んでいます。スリガオ海戦やサマール沖海戦の結果が現実を物語っています。 ですので、もし米軍が艦隊決戦を選んだとしたら「大和が日本人が願うほど強くなかった」ということを思い知らされた可能性が高いのではないかと思われます。現実はとことん厳しいですねぇ。
お礼
もしものお話に付き合っていただきありがとうございます。
米軍が艦対艦決戦の意見を却下したのは 大きな被害が予想されるからです。 坊の岬沖開戦では米軍の戦死者は12名です。 大和=無意味な鉄くず この理論はどうも後付けの理論(結果論)のようです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%8A%E7%B4%9A%E6%88%A6%E8%89%A6 米軍の評価はやや高めと見て良いと思います。 後付け理論として菊水作戦。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%8A%E6%B0%B4%E4%BD%9C%E6%88%A6 無意味ではありません。 戦死者は米軍が上回っています。 また、損害、損傷も馬鹿には出来ない数値です。 戦艦や正規空母は沈んではいませんが、運用不能にはなっています。 もちろん、答えはノーです。 これ以上の損害と戦死者をわざわざ出す必要がありません。 サイパン戦以降、 米軍は予想外の反抗に遭遇しており、胸を貸す程の余裕は無かった。 これが航空戦の理由だと考えます。 また、 零戦も徹底的に追求し、20ミリ機銃を武装に選択するのは笑えますね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/F8F_(%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F) マリアナ沖海戦以降、日本軍はまるで歯が立たなかった。 こう思うなら、よく調べてみる事を薦めます。
歴史に、「・・・だったら」は意味が無いと言いますが・・・。 大和の沖縄特攻の時期を考えれば、 1.米軍が艦隊決戦を選択 2.武蔵が作戦に参加 としても、日本海軍に勝ち目は無かったでしょう。 米軍は当然ながら、航空機の援護が有るでしょうから。 有り得ない設定ですが、米国海軍が航空機の援護なし、 「正々堂々(?)」艦隊決戦を挑み、日本海軍に武蔵が加わる。 それでも「数のハンデ」、戦艦の数は圧倒されるでしょう。 艦隊決戦なら米国艦隊に被害は出るでしょうが、日本海軍に勝利の可能性は、無いに等しいと考えられます。 身も蓋も、夢も無いシュミレーションで、ごめんなさい・・・。
お礼
ありがとございます。そうですね。「たら、れば」は歴史の氏の楽しみ方の一つとしてお考えください。さすがに米軍を壊滅できるとは考えていませんが、大和が沈むにしてもどれぐらいの戦果があげられるものなのかなと興味をもちまして・・・。
お礼
ありがとございます。さすがに米軍を壊滅できるとは考えていませんが、大和が沈むにしてもどれぐらいの戦果があげられるものなのかなと興味をもちまして・・・。