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非活性型カルシウムとは?疑問満載の健康食品「風化貝化石カルシウム」について知りたい
- 最近注目されている健康食品「風化貝化石カルシウム」は、従来のカルシウムサプリメントとは異なる非活性型カルシウムです。この「非活性型カルシウム」とは一体どのようなものなのでしょうか?
- 「風化貝化石カルシウム」の主成分は炭酸カルシウムであり、イオン化しない特徴を持っています。そのため、腸内で沈着などの問題を起こさず、ゆるやかに体内に吸収されると言われています。
- しかし、「風化貝化石カルシウム」が無機物であるにも関わらず、なぜ消化管から吸収されるのか、そして吸収された後はどのように血中に溶け込むのか、といった疑問があります。生理学や栄養学に詳しくない方でも、非活性型カルシウムについて正確な定義や機序をご存知の方がいらっしゃれば、教えていただきたいです。
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お呼びでしょうか。 >Ca2+…多分そうじゃないと思います。 イオン化と活性化とはイコールじゃない事が多々有ります。 例えば「活性アルミナ」というのがありますが、これは酸化アルミニウムなのですが、イオンに電離してるのではなくて、表面が多孔質になっていて、各種の反応を触媒したり、物質を吸着しやすかったりする物です。 吸着で有名な物には「活性炭」がありますね。 他にもラネー合金(ニッケルが有名)も多孔質の表面が非常に化学反応を触媒する性質が強い事で知られています。 ラネーニッケルは空中に出すと燃え出してしまう程、それ自体の反応性も強いです。 こういうのを「活性」と表現しますので、炭酸カルシウムが何らかの「活性」を持った状態になってるとしても、イオンに電離してるわけじゃありません。
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- myeyesonly
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また来ました。m(__)m >カルシウム剤は、一度焼成するのが一般的な製法のようで、 これは事実です。 カルシウム剤の元は殆どが炭酸カルシウムですが、大体、硬い物を使ってますので、焼く事で材質をボロボロにしてお腹の中で反応して溶けやすくするためです。 材料中の水分が蒸発したり、貝殻などの材料の場合はたんぱく質部分が焼けてボロボロになります。 ただし、あまり焼きすぎると炭酸カルシウムが分解して酸化カルシウムになり、これを飲むとお腹が壊れます。 >そのときに電気を帯び、イオン化カルシウムになる この部分は、素人を騙す為のデタラメです。 そもそも炭酸カルシウム自体がイオン化合物ですので、原料のうちから、既に「イオンになっている」と言える状態です。 加熱したから電気を帯びてイオンになるわけじゃありません。 本当にこういうトンデモ商法をする人は面白い理屈を考え出すものですけど、随分底が浅いデタラメを言いますね。 これで商売になってるのだから不思議です。
お礼
重ね重ねのご回答ありがとうございます。 だんだん化石貝カルシウムの事はどうでも良くなり、カルシウムという一つの物質について掘り下げた知識を伝えていただくのが楽しくなってきてしまいました。 きっとメーカーは、原料が化石で灰分の含有率が非常に高く、焼成の必要がない事などから、一生懸命話を広げてみたんでしょうね。 今回のように、かなり色々なサプリメントに使われているような物でも、いかがわしい効果をうたっているものが横行する健康食品業界の現実、ほんとうに怖いですね。 大変勉強になりました、また機会がありましたらよろしくお願いします。
- myeyesonly
- ベストアンサー率36% (3818/10368)
こんにちは。 難しい言葉を並べて消費者を目くらましする代表的な説明方法です。 >腸内で沈着等の問題を起こさず・・・って事は普通のカルシウムは腸に沈着してるのですよね? レントゲン検査でバリウムを飲む必要ないですね。 炭酸カルシウムに活性も非活性もないです。 炭酸カルシウムは胃の塩酸で溶かされてカルシウムイオンとして腸から吸収されます。 イオン化してない炭酸カルシウムは吸収されません。 胃で塩酸と反応する時には、反応しやすさ、というのはあります。 簡単に言えば、細かい粒子の方が早く溶けるし、硬い塊よりも多孔質(細かいスポンジみたいな状態)の方が早く溶ける、という事はあります。
補足
なるほど、イオン化されない状態でCaが消化管から吸収されるわけありませんよね。 ということは、この宣伝で謳われている「活性」「非活性」うんぬんというのは電荷が付加されてCa2+になったものを「活性型」と呼んでいると解釈していいのでしょうか?化学の用語でそういう呼び方は一般的なのでしょうか?
お礼
追加回答ありがとうございます。 あの後色々調べてみたところ、カルシウム剤は、一度焼成するのが一般的な製法のようで、そのときに電気を帯び、イオン化カルシウムになるというのがメーカー側の主張のようです。 この説明もわかるような、わからないようなですが・・・ 一口に活性といっても、表現の問題で色々なものがある事がわかり、大変参考になりました。