• ベストアンサー

長調と短調の曲の転調の仕方

クラシックなど(特に古典派など)ではソナタ形式の場合、長調の曲は属調への転調が下属調への転調より多く短調の曲では平行調への転調が他の近親調への転調よりも多い気がします。これが事実ならなぜそうなるのでしょうか?

  • Tallis
  • お礼率76% (194/252)
  • 音楽
  • 回答数2
  • ありがとう数2

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

推測です。 長調において属調というのは#を1つ用いて音が上がることです。 下属調は♭を用いて音が下がります。ソナタ形式の場合、提示部が音が上がったものを再現部で元に戻す(提示部からみて下属調)ので落ち着いた感じになり、終止感が出るのだと思います。 短調の場合は特殊で音階の第七音を半音上げて使われます。その時点でそのまま属調の第三音と合わないので転調はできません。短調で属調に転調させることは難しく、人為的にやらないとできません。さらに古典派の音楽の考え方として短調は不完全なものであり完全な長調を表すことで、音楽の均整を図るのだと思います。長調の音楽の場合はそれだけで音楽が成り立っているので短調を出現させる必要がありません。

Tallis
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ご示唆いただいて「フラット系への転調は落ち着いていて癒し系向き」とかどこかでゆうてたのを思い出しました。 再現部の第二主題は提示部からみて下属調なので落ち着いた感じが出るのですね。ナットクです。この考えを応用すると緩徐楽章の調子は第一楽章の調子の下属調にしたくなりますね。第一楽章とは反対にゆったりと癒し系で書きたいさかいに。 それにしても古典派時代の調子に対する考え方は「長調は完全で短調は不完全」とバロック時代からしてみるとかなり捉え方が変わったようですね。なんていうか品がないというか安直というか(笑)1720年代のラモーの機能和声に関する書物がこのような思想に少なからず影響を与えたのでしょうか?気になるとことです。 でもおっしゃるとおりイ短調の属調はホ短調ですが和音からするとホ長調的性質もあり不安定ですね。そういう意味では扱いづらく「短調は不完全」という意味も分からなくはないです。短調さんなんかかわいそう(*_*) 短調が不完全という考えから楽器の響きや調律の都合で転調できへん場合を除いて第一楽章の第一主題が短調の時も緩徐楽章は第六度長調になるのですね。イ短調はヘ長調というように。

その他の回答 (1)

noname#192232
noname#192232
回答No.2

素人判断ですが,第一主題が長調の場合,第二主題は属調,短調の場合は平行調という 「決まりがあったから」というだけの理由も考えられます。 そう考える理由に,古典派では形式的な反復記号も付けられているからです。 その決まりからから脱却しようとして後には変形されていきますが, 古典派の時期には,この決まりに従った例が多いのではないかと想像します。 次の長調の簡単な和音で終止と転調を試してみてください。 (1)主調 ( I ) (IV) (V7) ( I ) → 下属調 ( I ) (IV) (V7) ( I ) → 主調 ( I ) (IV) (V7) ( I ) (2)主調 ( I ) (IV) (V7) ( I ) → 属調 ( I ) (IV) (V7) ( I ) → 主調 ( I ) (IV) (V7) ( I ) 再現部で主調に戻る決まりがありますから, 上記の例では,(2)の方が自然に主調に戻る感じがあります。 (2)の属調の場合では,属調の根音が主調の第五音(属音)として 主調に戻る準備の音としての役割を担っています。

Tallis
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 (1)ではあえていうとどこか物足りない終わり方ですが(2)ではスッキリと終わった感じがしました。(2)の属調から主調へもどる時の属音がオルガンポイントの役割をしているというのは新発見です。

関連するQ&A

  • 短調から長調への転調は、移調のように簡単にいく方法

    同じ短調なら、簡単に移調できます。a mollからd mollへなど。しかし、簡単に短調から長調に転調は可能か。平行調なら行きそうに思いますが。

  • 短調・長調

    還暦をすぎた者です。60の手習いで、フルートを始めました。昔、音楽の授業で短調の曲はもの悲しい曲、長調は明るい元気な感じの曲と習いましたが、クラシックであれ、新曲であれ、作曲家は新曲を作曲するばあい、まず短調でつくるか、長調で作るかをかんがえて、次に何調にするか・・などと考えるとは思えないですね。 まず、曲想が頭に浮かんで、それを五線譜にしたら、その結果が何短調または何長調となるのでしょうね?その場合、何調の曲であるということは、どのようにして決まるのでしょうか?

  • 長調から短調へ

    長調の曲を短調に変換するのはなんという理論か知りたいです。 転調とかそういう類のものなんでしょうか・・・ あまり理論に詳しくないので、その理論の名称を教えて欲しいです。 できればでいいので、方法についても教えていただきたいです。 よろしくお願いします。

  • 長調と短調はすぐわかりますか?

    お世話様です。 よくクラシック番組を見ていると、長調(明るい)・短調(悲しい)というように、音楽家の方は、曲を聴いただけで長調か短調すぐわかるようですけど、素人の私には、あまりよくわかりません。判別できる簡単な方法はないのですか。また、楽譜を少しは読めるのですが、楽譜を見ただけで、長調か短調かを判別はできますか?そして、曲の途中で、長調から短調に変わることもあるそうですが、楽譜を見ただけで、瞬時に「ここから調が変わる」というように、専門家はわかるのでしょうか? ご教示下さい。

  • 長調ではじまり短調で終わる

    一般に、多楽章形式にせよ、単楽章形式にせよ、短調の出だしのものも長調で完結するというパターンが多い気がします。夜から朝へと明るく希望的に終わりたいというのが人間本能かもしれませんが、あえて、長調で始まるが、短調で終わってしまうという、朝から夜への曲と言うのはあるのでしょうか?多楽章でも単楽章でもかまわないので、ご存知でしたら教えていただきたく存じます。

  • 転調に関して。※主に短調

    最近自分の作る曲で、転調を使いたいと思う場面が多く、悩んでいます。 主に、作ったメロディが高くなりすぎたけど、そのまま使いたいからBメロだけ1音半キーを下げたい…とか。 気が付いたら転調していたから直したい…とか。 ざっと音楽理論は学んだつもりでいましたが、長く使っておらず、既に知識は錆付いて役に立ちません。 結果凄い時間をかけて色々試して、なんかよくわからないけど、自然に違和感なく転調できた!ということもあれば、どうにもならず違和感あるまま転調したり、諦めたり…。 ネットとかで調べても、全く感覚が取り戻せないというか、疑問ばかりです。 例えば、転調先のIに対してII-Vで繋ぐ…なんて言われても最早なんのこっちゃです。 Key=CからKey=Fに転調したい時、Key=Cのコード進行から突然Key=FのGmが出てきて、そこからC⇒Fと転調するんでしょうか? また違ったコード進行ではありましたが、上記の進行を試してみようと思ったところ、なんだか違和感があって諦めた事があった気がします。 また、転調先のド頭のコードがFでなく、IVとかだった場合、また話しも変わってくるのでしょうか?(変わりますよね?) 私が作る曲は主に短調が多いのですが、解説されてるサイトはどうしても長調での例が多く、『これ短調だったり、ド頭のコードが違ったらどうなるんだろう…』とか疑問ばかり生まれます。 あと、少なからずギターとかでコードを鳴らしながら例に出ている進行とかを鳴らすと違和感を感じます。 実際にDAW上である程度打ち込んで形にしても、『転調してるよ!』みたいなわざとらしい違和感があったりします。 歌のメロディもそれにかなり合わせてわざとらしくなります…。 こういうのは単純に転調がハマっていなくて、進行がへんてこになっているからなのでしょうか? それともある程度は仕方なく、ブレイクやキメなどで違和感を軽減するような対策をするものなのでしょうか? メロディも、違和感を感じにくい転調にあったメロディなどが求められますか? 自分的には気付かないくらい自然な転調がいいなと思っているのですが…。 質問がばらけてしまいましたが、メロディやオケは転調を意識したアレンジが必要になるのでしょうか?という所が恐らく最も疑問なところです。 それに付随して、短調の転調の方法や違和感はなくすことが出来るのか…等伺いたいと思います。 乱文で申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

  • 長調と短調の違いについて

    ハ長調とイ短調など、いろいろな調の違いはシャープやフラットを見れば、長調か短調かは判断がつきます。 しかし、その曲を勘案したときに長調なのか短調なのか、判断がわかりません。 例えば長調の場合は全全半全全全半と鍵盤が移動しますが、それはあくまでスケールの上であって、実際の曲の場合は長・短調のどちらに当てはまるのかがわかりません。 今の曲だと、一概に長調だ、短調だとは言い切れないかもしれませんが、こういう目安があって判断しているという基準があれば、教えてください。 お願いします。

  • 童謡で短調の曲はどんなものがありますか?

    試験対策で、童謡や子供向けの曲のメロディーのみの楽譜から、 長調と短調を見分けたいと思っています。 最初と最後の音、又は主音、属音、下属音から見分けられますか? 童謡などは圧倒的に長調が多いと聞きましたのが、 少数派の短調の曲にはどんな曲があるのでしょうか? 例えば、小さい秋見つけた、蛍の光、ひなまつり、 などは聴いた印象では短調っぽいのですが、どちらなのでしょうか?

  • 短調と長調について

    短調と長調について こんばんわ。短調と長調について教えてください。 あまり理論なく、曲作りをしてきたので、勉強中です! さて、 Bm-Bm7-G9-F#m-A というクリシェで進行しているコードを思いつきました。(鍵盤です) 本人としては、ロ短調だと思っているのですが、短調と考えた場合、 Im - Im7 - VI - Vm - VII なのでしょうか? それとも実は、ニ長調で頭がIの代理コード扱いで、 VIm - VIm7 - IV - IIIm - V という扱いなのでしょうか? ここをしっかりわかっていないため、何を代理コードとして使っていいのかわからず 悪戦苦闘しております。 博学の方、よろしくお願いいたします。

  • 転調

    他の人の質問を見ていて思ったんですが、「これはヘ長調」とか「ここまではト長調で、転調してここからはホ短調」なんて、なんで分かるんですか? 何で判断してるんですか? ドレミファソラシド ラシドレミファソラ 曲の中で「♪レファラミ」ってあったとして前者の「♪レファラミ」か後者の「♪レファラミ」か、なんて区別が付かないと思うんですけど、、、 よろしくおねがいします