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酸化還元電位の測定値の表し方
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> 標準酸化還元電位で表示するにはどうしたらよいでしょうか? お知りになりたいのは「標準酸化還元電位にどう換算するか?」でしょうか? 参考 URL のページには銀/塩化銀比較電極を使用した場合,次式で補正すると書かれています。これの根拠は分かりませんが,お書きの式と同じだと思います。 Eh = EAg/AgCl + 206 - 0.7・(t-25) Eh:標準水素電極基準にした酸化還元電位 EAg/AgCl:白金電極と銀/塩化銀比較電極との間の測定値(mV) t:温度(℃) お書きの式『Eh(vs.SHE)=E+200mV+a・(T-293)』と比べると,200 mV と 206 mV の違いがあるようです。が,「日本化学会編新化学ライブラリー 電気化学」(米山 宏 著,大日本図書)には,1 M KCl 銀・塩化銀電極の電位が 236.1 mV と出ていますので,この差は「1 M KCl 銀・塩化銀電極」と「飽和 KCl 銀・塩化銀電極」の違いによると思います。 したがって,これらの差は温度の補正に関しては関係ないと思われ,御質問の a は 0.7 で良いと思います。
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- 38endoh
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> Eh(vs.SHE)=E+200mV+a・(T-293)になりそうなんですけれど この式を無理やり使うとすれば,a の部分は以下のとおりです。R は気体定数,n は電子数,F はファラデー定数,ln は自然定数,[X] は X の活量です。これ以上詳しくは,電気化学の本をご覧になってください。 a = (R/nF) * ln([AgCl]/[Ag+][Cl-]) - 200 mV
- 38endoh
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あ,すみません。単に表記法を伺っていらっしゃったのと勘違いしました。 SHE(標準水素電極)による電位(標準酸化還元電位)と Ag|AgCl による電位とが平行関係にあるという仮定に基づき,ネルンストの式を適用します。 E = E0 + (RT/nF) * ln([AgCl]/[Ag+][Cl-]) 大雑把には,vs. Ag|AgCl の値に 0.2 V を足せば vs. SHE の値になります。ネルンストの式中に温度が入ってきますので,変換には温度が必要です。
- 38endoh
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○.○○ V vs. Ag|AgCl at ○○ ℃ で良いのではないでしょうか? 併記する値は,電位を変えうる値「すべて」ではないでしょうか? 溶液の試料では,他にも試料濃度や pH も併記します。 なお,Ag/AgCl という表記を良く見ますが,正確には Ag|AgCl と書くべきだそうです。
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