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植民地支配が目的で布教された国は?

植民地支配が目的で、キリスト教が布教された国はどこですか? (キリスト教の布教によって何かしらの被害を被った国はどこですか?)

みんなの回答

  • nacam
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回答No.2

>植民地支配が目的で、キリスト教が布教された国はどこですか? 具体的な例としましては、リトワニア、ラトビアがあります。 この両国は、中世になってもキリスト教を信仰していませんでした。 そのため、ドイツ騎士団が占領し支配しました。 その名目が、キリスト教の布教とキリスト教への改宗でした。 中南米諸国は、これには当てはまりません。 植民地支配が先にあり、その後に布教が行われています。 スペインは、植民地でのカトリックの布教に熱心でしたが、それは教皇庁との契約で、スペイン植民地での教会に収める1/10税の一部をスペインが受け取る事ができたためでしかありませんでした。 但し、フィリピンでは異なります。 スペインが支配した当時のフィリピンは、イスラム教が現在のマニラあたりまで広がっていたため、イスラム教徒を積極的に改宗させ、スペイン支配の安定化をはかりました。 >キリスト教の布教によって何かしらの被害を被った国はどこですか これはいくつかあります。 中東諸国で、東方典礼カトリックと呼ばれる諸宗派があります。 代表的なのは、レバノンのマロン派ですが、シリア・イラクなどにもいます。 彼らは、元々は東方諸派(正教、ヤコブ派やネストリウス派)のキリスト教徒だったのですが、カトリック教会の布教によりカトリックに改宗した人達です。 東方典礼カトリックが現れた事により、ただでさえ複雑な宗教情勢が、益々これらの国々で混迷が深まっています。 20世紀以降キリスト教原理主義がアメリカで台頭し、それにより原理主義をかかげた教派がいくつも生まれています。 既存の教派が力を無くしてゆくのにたいし、これらの原理主義的教会(福音派)は、力を伸ばして行きます。 特にアメリカでは、現ブッシュ大統領が福音派の力を借りて(本人も福音派ですが)政権を取ったため、キリスト教原理主義による考え方を振り回し、アフガニスタンやイラクなどへの無定見な侵略を繰り返し、世界中が被害を被っています。

回答No.1

ヨーロッパとアフリカの一部(エジプトとエチオピア)を除くキリスト教国すべてです。 代表的なのはラテン・アメリカと呼ばれる中南米諸国。 北米も今では先住民のほとんどはクリスチャンです。 アジアではフィリピンが代表的ですね。 少し前に、イスラム教国のインドネシアから独立した東チモールもそうしたキリスト教国の一つです。 アフリカでは、最初に挙げたエジプト(国民の10%がキリスト教徒=コプト教徒)と、エチオピアだけは元からキリスト教が広まっていた地域ですが、これら以外のキリスト教国~たとえば南アフリカやケニア~は、植民地支配とともにキリスト教が入ってきた地域です。 南太平洋諸国にもキリスト教国が多きですが、これらもすべて植民地支配とともにキリスト教がもたらされました。 例外的なのは韓国でしょうか。 日本の植民地支配が始まる前後からキリスト教が入りましたが、信者が増えたのは戦後(朝鮮戦争後)です。 尤も、韓国の場合、北朝鮮に対抗する「反共の砦」をつくるために、キリスト教が利用されたような一面もありますから、「植民地支配」に通じるところもあると言えるでしょう。

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