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作品に傷がついてしまいました

画廊から美術館へ送った絵画作品に傷がついていました。この傷は、搬送前にはなかったもので、梱包・搬送中に付いた傷だと思われます。 画廊は、美術用輸送業者でなく、宅急便を使用。梱包も美術品に対するものと思えない雑な状態。また美術館は、開包作業が遅れ、作品を約二ヶ月間放置。 その間に宅急便の保険は期限切れ。通常、美術館側で入る保険にも入っておらず。 作品の傷は作家には修復不可能。修復業者にも不可能となった場合、この作品の今後の展示・販売が難しくなります。 これらのことについて、どのような対応を作家はしてゆくべきでしょうか。どこに相談し、何を調べるとよいか、どうかアドバイスよろしくお願い致します。

みんなの回答

回答No.1

とても残念なケースですが、たまにあります。 自分の場合、展覧会に向けた画を、期限の関係で額装屋さんから美術館へ送ってもらったのですが、送料を浮かすために宅配便を使い、額ごと歪みました。 美術館側は歪みはわかったそうですが、こういうものなのかと思い、そのまま展示。戻ってきてからわかって、とても驚きました。 最初に額装屋さんに連絡し「怒っているわけではなく、次も利用したいから調べてほしい」と申し出ました。その後、宅配便のお店を確認、美術館側の担当者に「歪みはわかった」とご連絡頂きました。 結果、保障期間はすぎていたのですが、宅配便のお店から額装分の金額と送料、額装屋さんからお詫びを頂きました。 足りない金額に関しては勉強代だったとあきらめました。 まず画廊に相談し、宅配便のお店を確認、美術館側の証言(未開封でいついつ)を得て、事実確認をして、相談してみることをおすすめします。 画の価格がはるようであれば、弁護士さんに任せられたほうがいいかもしれません。 全面的に任せなくても、自分でできる手続きなども相談できるので、30分相談などをご利用されるのも方法かと思います。 でも、作り手が一番辛いのは大事に描いた画が壊れてしまうことだと思います。 搬送だけは自分で確認しようと気をつけています。 ご参考にならなかったらすみません。

komatuna77
質問者

お礼

harukazumi様 丁寧に御回答いただきまして、どうもありがとうございます。 同じような経験をされたとのこと、大変辛いことですね。。。 今回の件につきましては、美術館が修復の責任を全てとる(修復業者選定から、修復費用まで)ということになり、話を進めております。 ※以下、同じ作家として、御参考になるかもしれないと思い、お知らせさせていただきます ある行政書士の方にもメールにて質問をさせていただきました。その方の回答では、作品を破損した者に対し民法上の不法行為を理由に損害賠償請求することが可能とのことです。本来は、宅配業者に損害賠償を請求することになるのですが、画廊が作品を管理していたのならば、善管注意義務違反を理由に損害賠償を請求することも可能というお話でした(長くなるので概要のみですが)。ちなみに、修理が可能であるならば、修理代が損害額となり、修理が不可能な場合は、通常売買された時の価格が損害額となります。 今回は、美術館で修復を責任持っていただけることになりましたが、肝心なのは、今後二度とこのようなことが起こらないことであり、私もこれからは事前に契約書をかわす、全てにひとつひとつ確認、報告をいただくということを徹底して参りたいと思いました。例え修復されても元の作品より良くなるということは、まず、ありませんので。。。 作品を大切に扱っていただけないこと、作品の傷はもとより、作家の心の傷ははかりしれません。画廊や美術館という、作品を扱うプロだと思い込んでいた場所で、このようなことが平気で起きてしまうということも、経験させていただきました。作家側の注意が、作品を守る上でも不可欠であると学ばせていただきました。 どうもありがとうございました。

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