Trebleは高音域の調整をします。強くすれば音の輪郭がはっきりとした感じになりますが、強くしすぎると耳に痛い硬い印象の音になります。逆に弱くすると輪郭のエッジが鈍くなり、こもったような音になる傾向があります。
Middleは中音域の調整をします。強くすると音の通りがよくなり埋もれにくくなりますが、ふくよかな丸い音になる傾向が強くなります。逆に弱くすると音の厚みが薄くなり、下げすぎると他の楽器にかき消されやすい通りの悪い音になる傾向が出ます。
Bassは低音域の調整をします。強くすると音の重みと迫力が増しますが、他と比べて相対的に強くしすぎるとモコモコとした歯切れの悪い音になる傾向があります。逆に弱くしすぎると、腰の軽い音になる傾向が出ます。
Presenceは、一般には中音域から高音域にかけてのトーン調整つまみになります。ラジオなどにあるトーンつまみと似たようなものとイメージするとわかりやすいでしょうか。これを強くすると、高音域がすっきりとして音の輪郭がはっきりと出るようになりますが、強くしすぎると硬い音になり耳に痛くなるかも知れません。
とりあえず、それぞれのつまみの働きに関しては、それぞれを単独で回して変化させてみて、音の印象がどのように変わるのかを感覚的に掴むのが良いと思います。アンプによっても本質的な音の性格が違ってきますし、そのアンプの特性を含めて考えるとそれぞれのトーンコントロールの働きが常にどのアンプでも同じように変化するとは言い切れないところも残ります。実際にアンプごとにいろいろなセッティングを試して、心地の良い音を模索していくのが妥当だと思いますよ。
ちなみに、パッシブ回路のトーンコントロール(つまみの目盛が0~10のもの)では、つまみ位置が10の時が無加工の音になり、つまみを下げるとその分カットされていくのが普通です。トーンコントロールに関しては、出過ぎる帯域について引き算で考えるのが良いかも知れません。
参考まで。
お礼
ありがとうございます! とてもわかりやすかったです。