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ベースアンプのつまみについて
- ベース初心者がスタジオで演奏する際に困ったことがあります。家で使っている小さなアンプとは異なる大きなベースアンプにはいくつかのつまみがあり、そのうちのいくつかについて理解していませんでした。
- 特にGAINとコンプレッサーのつまみについてはよく分からず、触れるのを避けて演奏しました。しかし、将来的にも同様の状況にならないように、他のつまみについても理解しておきたいと思っています。
- ベースアンプにはbass・treble・middleなどのつまみがあり、それぞれ音に異なる影響を与えます。また、GAINは増幅度合いを調整し、コンプレッサーは音の振幅を調節します。他にもさまざまなつまみが存在し、それぞれが音への影響を持っています。
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No.1です。 こっちも説明力がない者で(^^ゞ 以下、アンプの電気的な『工学』としてはいい加減な言い方ですので、専門家から突っ込みが入るかもしれませんが、あくまでイメージとして… また繰り返しになりますが、アンプの基本的な構造としては ・ベースのピックアップからの「非常に小さい」電気信号を、ある程度の大きさに増幅して、次の回路で調整しやすくするための『ヘッドアンプ回路部』 ・程良い大きさになった電気信号に対し、特定の周波数帯を上げたり下げたりして音質を調整する『イコライザ回路部』 ・音質調整後の電気信号は、まだスピーカを鳴らすほどのパワーは無いので、スピーカを鳴らせるパワーに増幅する『パワーアンプ部』 という3つの電気回路が入ってます。 『GAIN』は、このうち『ヘッドアンプ部』で、ベースのピックアップ信号をどれくらい増幅するかを調整するツマミです。 前に書いたとおり、ベースによってピックアップからの信号の強さは結構違うので、後のイコライザ回路でちょうど扱いやすい信号の大きさに調整してやるのが主な目的です。 メーカーや機種によって、最大まで増幅できる割合は違うんですが、だいたいは0倍(つまり音量ゼロ)~30倍くらいまででしょうか。 ここで、できるだけ大きめの信号になるよう調整してやる方が、後の回路でも調整しやすく(イコライザ部の効きが良くなる)、ノイズ等も小さくできるので、だいたいは、ちょっと大きめに余裕を持った倍率になっていますが、必要以上に上げすぎると、今度は音が歪んできます。 なので、基本的には「歪まない範囲でなるべく大きく」セットするのが基本です。 これもアンプの機種にもよりますが、私が知ってる範囲では、かなり出力の小さいごく一部のベースでない限りは、ツマミを真上(時計の針で12時)に上げるまでに歪んできます。上げても、時計の針で9時から10時くらいまで(大抵は、「0」目盛りが時計の7時くらいのはず…だから、ほんのちょっとですね)で、歪まずちょうど良いというケースが多いです 質問者の方におかれても、最初は9時くらいが目安で良いんじゃないかな…と思いますが、そこはいろいろ試してみて下さい。 小型アンプの場合は、本来パワーアンプ部の前にある、最終的にスピーカへ行くパワーを調整する『MASTER』ボリュームが、ツマミを持たない固定回路になって回路内に内蔵されてしまっている形になります。 メーカーで、ほどほどのボリューム値に設定してしまって、ツマミを省略しているわけです。 なので、ピックアップからの信号を増幅する『GAIN』に当たるボリュームツマミだけで、全体の音量も調整させてしまう造りになっています。 大型アンプでも、『MASTER』が省略されて『GAIN』(『MASTER』が省略されている場合は、機能は『GAIN』でもパネル表示は『VOLUME』になっているのが普通)だけで音量も調整してしまう設計の物もあるんですが、小型アンプの場合は、やけに出力の大きいベースを繋いだところで、アンプ全体のパワーはたかがしれていますから、『GAIN』を下手に最大にしたところで、音が若干歪むくらいでアンプがブチ壊れる事はありません(若干は痛むけど)。 でも、大型アンプの場合は、当たり前ですがパワーがめちゃくちゃ大きいので、『GAIN』でベースごとに最適な「信号の強さ」を揃えた後に、最後に『MASTER』でアンプ自身の音量を調整する事で、アンプに過度な負担を与えず、最適な音質を調整できるようにしている…と考えていただければと思います。 うーん、読み返しても、これでもちょっとわかりにくいかもしれませんね。 具体的に「ここのセリフの意味がわからん」みたいなところがあったら、また補足下さい。がんばって説明方法考えてみます(^^ゞ
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- kenta58e2
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大型アンプもいろいろ種類もあれば、種類やメーカーによって癖もあるので、アンプの機種名とかがわからないと確実な事は言えないんですが・・・ 「GAIN」が付いていたら、多分パネルの左の方には「MASTER」もしくは「VOLUME」というツマミもあったんじゃないかと? あくまでも「一般的には」という話なんですが、アンプの電子回路部の構造として、INPUTのジャックから近い順に、大きく 「ヘッドアンプ回路」→(*)→「イコライザ回路」→「パワーアンプ回路」 と、独立した回路が3つ並んでる(考え方によっては、もっと細かく分類する事もできるが)と考えて下さい。少なくともこの3つに分かれる構成は、ベースアンプでもギターアンプでも、また家庭のステレオアンプでも基本形はいっしょです。 ヘッドアンプ回路は、ベースの電気信号ってのがなんだかんだいっても「非常に電気信号として小さい」ので、電子回路で扱いやすいしっかりした信号に増幅する回路です。 ここの調整つまみは、INPUTジャックに近いパネルの左端の方に置かれるのが普通です。 ベースは、実は機種によって、弾いた時に発生する電気信号の強さが結構違います。なので、ここに調整つまみを置く事で、どんなベースが繋がっても、あとあとのアンプ回路で電気的に操作しやすい最適な信号強度に調整しやすいようにするという意味があります。 また、このヘッドアンプ部は増幅の幅が広いので、ここで思いっきり信号を増幅すると音が歪みます。ギターアンプでは、これを利用してアンプの歪みを作っている…という面がありますが、ベースではあんまり積極的には使わないですね。 実際には、後から説明するMASTERと両方の調整が必要ですが、ベースでは楽器のボリューム最大で一番強く弾いて、音が歪むか歪まないかギリギリが標準的な調整位置と言えるでしょう(ワザと歪ませるのはアリですが)。 で、ヘッドアンプ回路で電気的に扱いやすい大きさにしてから、イコライザ回路で音質を調整します。BASS、MIDDLE、TREBLEの部分がこの回路です。 ヘッドアンプ回路からイコライザ回路までが、いわゆる「プリアンプ回路」の部分になります。 調整済みの信号はパワーアンプに送られてスピーカから音が出るわけですが、ここでパワーアンプにどれくらい信号を送るか=どれだけの音量で鳴らすか…という関所というか調整用のボリュームが、パワーアンプ部分の入り口に置かれます。 一般的にはここのボリュームはマスターボリューム「MASTER VOLUME」と呼ばれますが、ベースアンプのパネル面の表示は、メーカーによって端折って「MASTER」にしてたり「VOLUME」にしてたりいろいろです。例外もありますが、殆どのメーカーはパネルの右端あたりに置くのが普通です。 で、「でも、うちの20Wのアンプには、volumeつまみ1つしかないぞ」という疑問はごもっともですが、小型アンプの場合は、主として『コストダウン』のために、「GAIN」か「VOLUME」が省略されているものが多いです。省力されているものは、該当する回路が無いのではなく、完全に固定したものが回路上に内蔵されていて、調節ツマミだけ省略されていると考えて下さい。 メーカーによって例外もありますが、小型ベースアンプでは、大体は「MASTER」が内蔵固定で、「GAIN」(回路的にはGAINだが、表示はVOLUMEの場合も多い)だけのものが多いです。 小型アンプの出力なら、ツマミ1つでも総合的な音量コントロールは可能という割り切りが、メーカーの方で有るんだ…という言い方もできるでしょうね。 で、さきに 「ヘッドアンプ回路」→(*)→「イコライザ回路」→「パワーアンプ回路」 と書いた(*)の部分に、機種によってはコンプレッサ回路が内蔵されているものがあります。 コンプレッサというのは一種のエフェクターで、「大きい音と小さい音の差を縮める」という効果があります。 ベースでは、特にスラップ奏法なんかの場合、スラッピングした瞬間は電気信号が普通に指で弾いた時の数倍から数十倍出ます。反面、スラップ直後の弦の余韻は、指やピック弾きに比べて遙かに小さいです。 なので、余韻部分の音量を基準にGAINを調整すると、GAINは結構大きめになり、そうするとスラップの瞬間は音がめちゃくちゃ歪んで潰れてしまいます。かといって、スラップの瞬間の音にGAINを合わせると、スラップ後の余韻の音程感がアンプから出ません。 そういう時にコンプレッサを使ってやると、スラップの音は歪まず、かつ余韻部分もしっかり綺麗な音でアンプから出す…ということができます。 特によく使われるスラップ奏法で説明しましたが、ピック弾きや指弾きでも、奏法によっては結構使えるエフェクトです。 ベースアンプに付いている場合は、だいたいは 「コンプレッサ機能をオン/オフするスイッチ(ツマミがスイッチになってる機種もある)」 「コンプレッサの作動状況を確認する表示(LEDランプなど)」 「コンプレッサの利き具合を調整するツマミ」 の3点セットで装備されていると思います。 まだ初心者で、よくわかんないうちは、しばらくはコンプレッサはオフで弾かれた方が良いと思いますね。コンプレッサを最初から使うと、そのアンプの癖とか音作りのテクとかがかえってわかりにくく場合が多いと思いますのでね。 何回かそのアンプを使う機会に恵まれて、「よし、このアンプでは、だいたい自分の音の調整方法がわかったぞ」という時点で、コンプレッサを触ってみて下さい。その方が、コンプレッサを通した音、通してない音の差がハッキリわかります。今、闇雲に使うと、出てくる音がコンプレッサのおかげかそうでないのかの区別が付かなくなっちゃうと思うので… まぁ、最後は個人的な考え方によるアドバイスですが、わからないことや追加疑問があったら補足下さい。
お礼
詳しい説明を有り難う御座います。 volumeもしっかりと附いていました。 記入漏れでした。 回答有り難う御座いました。
補足
すいません。私の読解能力がないようで、 GAINのつまみがどのような役割を果たしているのかを 良く理解できませんでした。 ご迷惑でなければ、もう少し詳しく教えて頂けますか?
お礼
なるほど! GAINにはそういう役割があったのですね。 スタジオでも、やや大きめにしていくと、音がひどくゆがんだので、 9時位置ぐらいのところでセットしていました。 やはり、何度か通って大きなアンプでの音づくりに なれていくしか有りませんね。精進します。 kenta58e2さんには毎度お世話になっています。 回答有り難う御座いました。