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塩化ナトリウムについて⇒生物
塩化ナトリウムが生命の維持に必要なことはわかります。 では、それが具体的に、何に利用されているのか。 それを教えてくださいな。
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ナトリウムイオンに関しては皆さんが回答されていますので,塩素イオンに関して。 dragon-2 さんが回答されているように,神経細胞が刺激を受けると(物理刺激・電気刺激・化学刺激など)ナトリウムイオンの細胞内への流入(ナトリウムチャンネルと呼ばれる通路を通ります)が起き,活動電位が発生します。 ところが,神経細胞には刺激を受けると塩素イオンを通過させる塩素チャンネルもあります。このチャンネルが刺激されると,塩素イオンが細胞内に流れ込み,細胞内はより-側に片寄ります。そのため,ナトリウムイオンが流れ込んでも細胞膜電位の逆転が起こり難くなり,細胞は興奮しにくい状態になります。 この様に塩素イオンは神経の興奮を抑える作用を持っていますので,塩素イオンなしでは神経は興奮しっぱなしの状態になります。なお,ある種の鎮静剤は,この神経にある塩素イオンチャンネルを刺激する事で作用しています。 また,胃の表面にある塩素イオンチャンネルは,胃酸から胃壁を守る上で重要な働きをしており,これなしでは胃が胃酸で消化されるらしいです(こちらはちょっと自信なしです)。
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- dragon-2
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細胞の浸透圧の維持にも働きますが、またこれには他の多くの塩分やその他の可溶成分も関係しています。塩化ナトリウム、特に水に溶けてナトリウムイオン(Na+)と塩化物イオン(Cl-)に電離しますが、細胞膜で、ナトリウムポンプが働き、常に細胞内はNa+<K+、細胞外(膜の直ぐ外)はNa+>K+となっています。このため、膜外にNa+が(いつでも入れるように)並び、膜外は+に膜内(細胞内は)は-に電気を帯びています。これを静止電位といいます。(通常約-60mV)神経細胞でも同様なことが起こっています。神経細胞の興奮の伝導はこの細胞膜電位の逆転によります。神経細胞が刺激を受けると(物理刺激・電気刺激・化学刺激など)ナトリウムイオンの細胞内への流入が起き、膜電位が逆転します。このときの電位を活動電位といいます。(約+100mV)その後、またナトリウムポンプの働きにより、静止状態にもどります。このように、神経の興奮の伝導には、活動電位を生じる=ナトリウムイオンの移動、が大きな働きをしています。ナトリウムイオンなしでは、神経が働かないのです。 もっとあるのですが、以上簡単にdragon-2でした。
- kawakawa
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塩化ナトリウムは塩素イオンとナトリウムイオンに分かれていますネ。そして、ナトリウムイオンは他のイオンと共に酸・塩基平衡の調節にも関与しています。いわゆるバッファー作用に必要なものです。 或いは、血液中には0.9%の塩化ナトリウムが含まれていますが、この濃度での浸透圧でないと、赤血球が破裂したり、縮んでしまったりしますネ。他の細胞についても同様です。 以上kawakawaでした
- Q2kirai
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細胞の浸透圧の調節には必要でしょうね。 海水魚と淡水魚の水の飲み方、排泄のしかたは正反対ですし。
補足
ありがとうございますぅ!! もうちょっと詳しくいいですか? 浸透圧の現象は知ってます。 で、浸透圧がどのように必要になるのか、具体的にお願いします!!
お礼
どうもありがとうございます!! とてもわかりやすくて、参考になりました!! さすが、専門家さんですね☆ これを参考にして勉強頑張ります!!