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連体修飾型の「が」と「を」
連体修飾型の助詞についての質問です。 ・DVDが使えるパソコンが欲しいです。 ・DVDが使えるパソコンを欲しいです。 上はどちらも問題ないと思いますが。 ・仕事の後に飲むビールが好きです。 ・仕事の後に飲むビールを好きです。 上の文章では“~ビール「を」”は変ですよね? これには何か法則があるのでしょうか? 個人的には助詞の後ろが人の欲求を表す語が来る場合に限り「が」と「を」が使えるのかなと思ったのですが確信にまでは至りません。 どうぞよろしくお願いいたします。
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- ahkrkr
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No.6 の方とほぼ同じ意見です。 「欲しい」は形容詞、「好きだ」は形容動詞です。これらが他動詞ならその前に 目的語 + 助詞「を」 が付きますが、形容詞、形容動詞には助詞「が」が付きます。 最近このような間違いが増えているのは英語の影響だと思います。確かに want、like は他動詞なのでその日本語訳は、~を欲しい、~を好きだと言いたくなりますが日本語の欲しい、好きだは他動詞ではないのでこれは間違いです。 ~を欲する、~を好むなら問題ありません。
- kyouzaiya-k
- ベストアンサー率66% (199/301)
#2の方がおっしゃっているとおりです。 以前、国文法(学校文法)の立場からご回答申し上げたものを、下に貼っておきます。参考になさってください。 この場合の「が」は、文法用語で対象を表す「が」と言い、後に続く動詞(述語)が、”希望(要求)、好き・嫌い、得意・苦手、上手・下手、可能・不可能、必要・不必要、感覚、など”を表す場合にのみ使われます。(一番下に例文を挙げておきます。) 例えば、「私は仕事がする。」とか「私は水が飲む。」とは言いませんが、述語が「したい」「飲みたい。」という希望を表す形になった場合は、「私は仕事がしたい。」「私は水が飲みたい。」と言うことができます(というより、【仕事を」「水を」ではなく「仕事が」「水が」の方が伝統的な言い方です。) この場合、「私は」を主語(総主語)とし、これが「仕事がしたい。」という述部に係っている、と考えます。述部は、「仕事が→したい」という「部分の主語→部分の述語」で構成されています。 日本語の「が」は、主語(動作の主体)を示すと言われます。「僕が教える。」のような場合の「が」がそうですね。ところが、今回問題になっている「が」は、動作の主体を示すのではなく、動作の対象を示しています。例えば「水が飲みたい。」と言う文では、「水」は「飲みたい」と思う主体ではなく、「飲みたい」目標=対象ですよね。これは、言葉の働きからすると、「を」に近い意味・用法なので、連用修飾語と考えた方が合理的なのですが、日本の学校文法では、「水が飲みたい。」という場合の「水が」も主語と考えます。(その背後には、日本語では可能形が自動詞として使われてきたということなど、歴史的な背景がありますが、その問題はあまりに大きく私の手には負えないのでここでは省略させていただきます。) いずれにしろ、この「が」は、今も国語学(日本語学)の専門家が研究を続けている分野であり、はっきり説明が付かないところも残っているのです。 「仕事をしたい。」とか「水を飲みたい。」という言い方は、歴史的には新しい言い方であり、専門家の中には間違った用法であるとする人も多くいます。 ただ、今では「仕事をしたい。」「水を飲みたい。」という人も増えてきており、一般の方がこの言い方を使ったからと言って間違いを責められることはないでしょう。 とは言え、「仕事が」「水が」と言った方が、より伝統的で自然な日本語であるということには違いありません。 対象の「が」を使う言い方のいろいろ。(主なもの) 希望(要求)…仕事がしたくない。水が飲みたい。恋人がほしい。 好き・嫌い…クラシック音楽が好きだ。数学が嫌いだ。 得意・苦手…語学が得意だ。漢字を覚えるのが苦手だ。 上手・下手…英語がうまい(=上手だ)。料理が下手だ。 可能・不可能…中国語が話せる。ピアノが弾けない。 必要・不必要…この料理は時間がかかる(=要る。)経験が要らない仕事。
- DMIM
- ベストアンサー率17% (10/56)
「欲しい」は形容詞です。「好き」は名詞です。 形容詞には形容詞を「を」を含んだ文節で修飾する用法はありません。 名詞にも名詞を「を」を含んだ文節で修飾する用法はありません。 ですから、「パソコンを欲しいです。」や「ビールを好きです。」は文法に合っていません。 「パソコンを欲しいです。」は問題ないと思って、「ビールを好きです。」は変だと思った理由は、「パソコンを欲しいです。」という表現を「ビールを好きです。」という表現より多く見たり聞いたりしたことかも知れません。 人は文法を知って言葉を話せるようになるのではなくて、言葉の使われ方を知って言葉を話せるようになると私は思っているので。
お礼
最近は何が正しくて何が間違った日本語なのかの基準が怪しくなってきてますね! なので各人で捉え方も様々 これは正しいこれは間違えでくくるのではなく みなさんそれぞれの意見に耳を傾けて行きたいと思います。 ちなみに「好き」は形容動詞(な形容詞ともいう)です。
- Parismadam
- ベストアンサー率65% (2756/4211)
こんにちは。7/17のご質問ではご丁寧なお返事を有難うございました。 ご質問: <・仕事の後に飲むビールが好きです。 ・仕事の後に飲むビールを好きです。 上の文章では“~ビール「を」”は変ですよね? これには何か法則があるのでしょうか?> ご質問の例文は、どちらも正しい用法です。 1. 格助詞「が」は、 (1)「が」のついた体言が動作主・作用主をさす(主語) (2)「が」のついた体言が動作・作用の対象をさす(目的語) といった場合があります。ここでは、2の「動作・作用の対象」として使われている場合です。 従って、「ビールが好き」という表現では、「ビール」は「好き」という動作・作用の対象になりますから、正しい使い方になります。 2. 格助詞「を」は、 心情を表す語と共に使われる場合は、心情の対象を示します。 従って、「ビールを好き」という表現では、「ビール」は「好き」という心情の対象となっていますから、正しい使い方になります。 3.その他の類似用法: (1)~がしたい(O)・~をしたい(O) (2)~がきらい(O)・~をきらい(O) 4.また、「が」は使えて「を」は使えない動詞、その逆もあります。 (1)「が」は使えて「を」は使えない動詞 ~が終わる(O) ~を終わる(X)→~を終える(O) (2)「を」は使えて「が」は使えない動詞(対象を表す用法で) ~が望む(X)→~が望ましい(O) ~を望む(O) 以上ご参考までに。
お礼
いつもありがとうございます! やはり正しい用法なんでしょうか。 正直他の方の意見同様違和感を覚えずにはいられませんでした。 しかし日本語の文法として正しいかどうかを知りたかったので 大変参考になりました。 「が」または「を」が使えない動詞の件ですが 他にもあるのでしょうか?
- Samantabha
- ベストアンサー率61% (560/916)
専門家ではないので、文法的な説明はできないのですが。 >・DVDが使えるパソコンを欲しいです。 >・仕事の後に飲むビールを好きです。 どちらも日本語としておかしいと思います。 名詞の前に修飾語が付いていようがいまいが、 「~を欲しい」「~を好き」というのは、おかしいと思います。 試しに「DVDが使える」「仕事の後に飲む」という修飾語を取ってみてください。 私はパソコンを欲しい。 私はビールを好き。 どちらもおかしいとは思われませんか。 修飾語は、文章の構成上、あってもなくてもよいもので、その修飾語を取ってみて、不自然であれば、「を」という助詞がおかしなものであると分かると思います。 ただ、こういう手合いの助詞の使い方は、今はかなり揺らいでいることは事実だと思います。 きちんとした文章にするのでなければ、日常会話ではある程度、許容されつつあるようです。 私は、トシのせいか、ものすごくひっかかるのですが。
ANo.1で答えたものです。 大前提として、言葉の使い方を、正しいか間違っているか2分することはできないです。 しかし、 「~を好きです」はかなり不自然(かなり変)ですが、 「~を欲しいです」はやや不自然(やや変)という程度だと思います。 実際に、ネット上でも、「~を欲しい」が多数使われています。(「~が欲しい」のほうが一般的だと思いますが。) それでは、「欲しい」と「好き」とでは何が異なるでしょうか。 「欲しい」と「好き」とでは、対象(例文では、パソコン・ビール)に対する積極性の程度が異なると思います。 「パソコン が/を 欲しいです」は、自分が持っていないパソコンを入手する意思が濃厚(積極的)である。 「ビール が 好きです」は、好きだという感情を述べているが、自分が持っていないビールを入手するという意思は稀薄である。 入手する意思 【稀薄】 ビールが好きです << パソコンが欲しいです < パソコンを欲しいです 【濃厚】
お礼
不自然かどうかで判断した場合やはりそうだと自分も思います。 どうもありがとうございました。
- garamond
- ベストアンサー率53% (1119/2111)
「DVDが使えるパソコンを欲しいです。」 は正しくありません。 「DVDの使えるパソコンが欲しい」 と言うべきです。 * 「欲しいです」も本当は正しくありませんが、口語日本語の欠陥により、やむを得ず日常会話では許容せざるを得ません。 「欲しくあります」が共通語に定着しなかったためです。 ちなみに「彼は英語を話せる。」、「英語を話せる人」も間違いで、本来は「彼は英語が話せる。」、「英語の話せる人」と言うべきです。 なお、「連体修飾」という用語は 「【DVDの使える】→パソコン」、「【仕事の後に飲む】→ビール」 の「パソコン」、「ビール」ような名詞 (体言) を修飾する言葉を言いますので、 質問文にある「…が」、「…を」は該当しません。
お礼
まずご意見に感謝いたします。 「DVDの使えるパソコンが欲しい」 これはごもっともです。 しかし今回問題としているのはパソコン「が」「を」の部分ですので。 、「連体修飾」という用語は 「【DVDの使える】→パソコン」、「【仕事の後に飲む】→ビール」 の「パソコン」、「ビール」ような名詞 (体言) を修飾する言葉を言いますので、 質問文にある「…が」、「…を」は該当しません。 その部分は「連体修飾節」にあたりますね。 文章全体を「連体修飾型」というのは問題ないと思いますが。
私は、専門家でないので、とりあえず、思いついたことを書きます。 >・DVDが使えるパソコンが欲しいです。 >・DVDが使えるパソコンを欲しいです。 > >上はどちらも問題ないと思いますが。 確かに、どちらも問題ないです。 しかし、 パソコンが欲しいです。 →自然な表現。 パソコンを欲しいです。 →やや不自然。 と思います。 (言葉のことですから、 問題ないから自然なはずだ、 とは言えないと考えます。) それ以外のことについては、また何か思いついたら書きます。
お礼
確かに自然かどうかでわけるとそうなるかもしれませんね。 ご意見ありがとうございました。
お礼
「仕事をしたい」「水を飲みたい」 は確かに今では一般的に浸透している使い方かもしれませんね! 貴重な意見ありがとうございました。