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チロシン残基のpKaの求め方

チロシンのpKaを紫外吸収を用いて求めるには295nmのモル吸光係数から求めるそうなのですが、 なぜ295nmなのでしょうか? 手元にある資料では、Tyrで273nmの吸収がTyr-では295nmになっているから、 295nmで測定してpKaを求められるということはわかるのですが、 これ以外にも、Tyr→Tyr-となることで、吸収が222nm→241nmとなっているので、241nmで測定しても問題ない気がするのです。 回答よろしくおねがいします。 (Tyr-はチロシンがイオン化したものとします)

質問者が選んだベストアンサー

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  • phosphole
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回答No.1

私もチロシンおよびその脱プロトン体の吸収プロファイルは知らないので、正確なことは分かりませんが。 チロシンでは最長吸収が273にあって、チロシンアニオンでは295ということは、元々のチロシンでは295に吸収は(ほとんど)無いということでしょうか。でしたら、出現した吸収@295を計るだけで、チロシンアニオン、さらにチロシンの量を求めることが簡単かつ正確に実行できます。 しかしながら、短波長側となると話は変わってきます。 確かにピークは241にあるのでしょうが、その位置には同時に母体チロシンの吸収もあるはずです(と思うのですが、違いますか?)。 二つの化学種の吸収が重なって出る位置の吸光度から、それぞれの存在比を求めることはもちろん可能ですが、やや面倒ですし、測定の精度も低下するでしょう。要するに、苦労ばかりあってメリットがありません。 系によっては、複数の化合物の吸収が重なった位置で測定せざるを得ないことはありえます。ですが、今の系はそうではありませんよね?

mercuri
質問者

補足

回答ありがとうございました。 241での母体チロシンの吸収ですが、スペクトルをみると 吸収が無いことは無いという程度で、ほとんど無いようにみえました。 ちなみに、295のほうはε=0でした。 少しでもあるなら、まったく無いほうが良いということなのですか?

その他の回答 (1)

  • phosphole
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回答No.2

どれくらい正確に求めるか、ということにもなってくるでしょうね。 見た目にはほとんど無くても、微妙な測定だと、かぶっている弱い吸収の誤差が問題になることはありえますし。 今の問題の場合は、既に記したように295を使えばチロシンは完全に無視できますから、あえて241を使うことはない、ということではありませんか? あと、吸収の強度も重要ですね。弱い吸収を使うより、非常に強い吸収ピークで見る方が感度は上がりますよね。 一般に、光吸収で化学反応を追跡する場合、ある一つの化学種の特徴的な吸収を使いますね。他の化合物がわずかでも吸収を示す領域は避けるのが普通です。 そこらへんはいろいろやってみないと分からない、ということもあるでしょうが。

mercuri
質問者

お礼

2回も回答していただきありがとうございました。 やっと納得のいく答えが見つかりました。

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