主観の理由を質問されたとき

質問

アメリカ人等と食事をすると、度々寿司の話題が出るのですが
「あなたは寿司が好きですか?」
とよく問われるので
「ええ。寿司は好きです。」
と答えると
「何故あなたは寿司がすきなんですか?」
という質問をこれまた続けてよく受けます。
「おいしいと思うから」
と返答すると
「何故あんなものがおいしいと思うのですか?」
と聞かれます。
「刺身とお米が好きだし、酢を通じることでより食指が動くからだと思います」
とがんばって考えて答えてみると、
「何故刺身と米がすきなんですか?　酢があなたの食欲をそそる理由は?」
とまた聞かれます。

何人かの外国人とお話しをしても似たり寄ったりな展開になるのですが
この様に「おいしい」「かわいい」「すき」という様な主観に対して
その理由を立て続けに質問されるのはとても困ります。
かといって「なんとなく」と言う回答をするのは癪に障るのでいろいろ考えるのですが
理由の理由の理由の理由・・・なんてイタチゴッコのように
質疑応答を繰り返されてはどうしようもありません。
こういう質問を受けたときどうやって返答をしていけば相手は納得されるのでしょうか?

よろしくお願いします

回答No.10

joshua01 · ベストアンサー

こんにちは。
同じような印象を私も持っています。そこで、少し考えながらおつきあいした結果で、次のようなアドバイスはいかがでしょう。

もちろん、欧米人でも個人ごとに理由も違うでしょうが、まず、彼らが初対面に近い我々にも「How　about・・・」や「Why do you・・」で繰り返し問うとき、大きく分けて次のような理由であることを理解してみましょう。

○　欧米人にとっては、常識外と思われるような嗜好・文化であるとき。
　例えば、外国の友人がイモムシをごちそうだと言うとき、貴方も「なぜそんなものが食べられるの？」と一度は聞かずにはおれないでしょう。もっとも「なるほど」というような答えが来る可能性が低いのは覚悟しつつ・・。

○　相手に質問をすることが会話のマナー。
　日本人でも多少はありますが、初めて紹介された人と話さなければならないとき、「お住まいはどちら？」「ご趣味は？」というような質問をして話を「もたせる」ことをするでしょう。どうやら欧米人はそれがかなり強いようです。
　それも、日本人なら、「私は映画が好き。特にアクション映画が」と応答があれば、「アクション映画は私も好き。特に拳銃を撃ち合うものより、トリックの効いたもののほうが」というように自分の意見（自分の見解）を入れていくのが楽しむコツですが、欧米人ではそれを少なめにして、多少無理な質問をしてでもできるだけ相手が意見・見解を言うようにし向けるのが、曖昧ながらも一種のマナーとして教育されているようです。
（確かに日本人では、ちょっと会話が弾むと、私は・・私が・・と自分のことばかりしゃべり始める人がいますが、これはちょっと見苦しいですよね。欧米の文化としてはこのような自己主張を日本人以上に尊重するが故に、相手に対しては逆の「聞く」行動をより重んじているのかもしれません）

　さて、その受け答えですが・・・
　相手にとっても思わず出る質問でもあり、マナーとしての質問でもあり、決して意地悪をしたいわけではない以上、「そんな質問は困る」とは言いにくく、「あんただってあんなモノ食べておいしいの？」との答えも心苦しいですよね。
私の場合、次のようにしています。

○　何でも日本の文化背景にしてしまう。
・刺身がなぜおいしい？「仏教の影響で獣肉が浸透せず、海に囲まれていて魚に依存した歴史。香辛料も得にくく、魚は獣と違って生食での寄生虫問題もないため、文化の中で生食が成長した。私も大人になるまでに種類や鮮度で異なる微妙な味わいや舌触りの違いがわかるようになり比べながら食べることを楽しんでいる」
・なぜ会社に依存するの？「狭い農地で農業に依存したため定常的なチームワークを要求される文化が成長。多くの子どもが現在でも”みんなと同じに行動すべき“と教育されている」

○　こちらも質問を繰り返す。基本的には賞賛・同意を組み合わせて。
「どの州のご出身？」→カリフォルニア。ロス市内→「ロスなら私も行ったことがある。（私が行ったときはね・・とは言わず、）すてきなところですね。ご家族は今もその場所に？」→そのとおり。→「あなたの職場もロス？」・・・

ここまでで少々お気づきでしょう。
　後者はいかにも外国映画にありがちですよね。「欧米か！・・・」

　また、前者の受け答えは本気でやるとかなり疲れますし、知識も必要で、それを自分なりの論に組み替える能力が必要とされますよね。実はこれがミソ。
「どうして好きなの？」といういい加減な質問に対してさえ「なるほど」といえる答をできることが「機知」（wit）であり、双方とも頻繁にこれを意識しています。こんな見方をされているなんて考えると日本人にとってはかなり憂鬱・・・（米映画の主人公が「口べたで」と悩んでいるとき、単に「好きな女の子に話しかける勇気がない」ことのほかに、機知に富んだ受け答えの自信がない場合も多いですよね。）

　そこで私は「何でも日本の文化と歴史にすり替えて答える」ことにしました。少なくとも相手が喜びそう（嘘でもなるほどと思わせてしまう）で、いつも決めてあるので少なくとも取りかかりに悩まずにも済みます。それでもかなり頭は使いますが。（そして隙をみてこちらからの質問に切り替える・・・）

さてさて、長くなってしまいました。
かなり主観的でもありますが、いかがでしょうか。お役に立てば幸いです。

お礼

>欧米人ではそれを少なめにして、多少無理な質問をしてでも
>できるだけ相手が意見・見解を言うようにし向けるのが、曖昧ながらも一種のマナー

なるほど、これは存じ上げておりませんでした。
そういう話ならやや神経を逆撫でされるような質問責めにも一応の理解が示せます。

>何でも日本の文化背景にしてしまう。

これは別の方もおっしゃっていましたね。とても有効な打開策だと思いました。

>こちらも質問を繰り返す。基本的には賞賛・同意を組み合わせて。

相手が話したことに共感を示しつつ緩やかに続きを促したり
疑問を提示するのですね。確かにいい方法だと感じます。参考になります。

>いい加減な質問に対してさえ「なるほど」といえる答をできることが
>「機知」（wit）であり、双方とも頻繁にこれを意識しています

ハッタリも時には重要なのかもって思いました(笑)
本質的な理由がわからずとも、仮初でも納得ができる理由を求められている...
ということを意識して、これから過ごしてみようと思います。
ありがとうございました

回答No.9

kura-udo

又来ました、アレからよく考えましたが
そのアメリカ人さんは寿司が好きではないのに食べてたのでしょうかね
好きでもないからそれでも食べてたので
食べたくない？のにそれを質問者さんに断りたかったのでしょうか？
アメリカは世界の縮図のような国で食生活も歴史も短いので
味の部分でこちらと違うのかもしれません

お礼

>好きでもないからそれでも食べてたので
>食べたくない？のにそれを質問者さんに断りたかったのでしょうか？

いえ、アメリカ人と寿司を食べたわけではなく
アメリカ人と普通の食事をしていて、寿司が話題になるという感じです。
特に私に断りを入れようとしたわけではないと思います。

回答No.8

noname#118935

根掘り葉掘り聞くのは、すしが嫌いだから。
おいしいと思うなら、あなたに聞くまでもないでしょう。
だから質問が根掘り葉掘りになりそうだなと思ったら、逆に質問したら。
「寿司が嫌いなようですね。なぜ嫌いなのですか」
その答え方次第で、あなたが根掘り葉掘り聞いてもいいですね。

お礼

>「寿司が嫌いなようですね。なぜ嫌いなのですか」

この質問は逆に「何故そう思うんですか?別に嫌いじゃありませんよ」
と一蹴されそうですが、逆に質問仕返すことは是非試してみたいと思います。

回答No.7

bouhan_kun

私なら、
「あなたはクリスチャンですね。神は好きですか？なぜ好きですか？そもそも実在するのでしょうか？あなたが見たことがない神様を好きなように、私は今目の前にある寿司がすきなんです。合理的な理由なんて不要ですよ。」
とでも言うか。
まじめに取り合ってもしかたないでしょう。
逆に、日本人が、海外にって虫やこうもり、トカゲなどを食べてキャーキャー騒ぐのと同じ感覚なんでしょう。向こうからしたら、鯨なんて持ってのほかというでしょうし。

お礼

日本人同士では宗教政治野球の話は間違ってもするな
ということを以前よく耳にしていましたが、
アメリカ人にとって神の話題とは、比較的振りやすいお話なのでしょうか?

>まじめに取り合ってもしかたないでしょう。

皆さんのご意見を拝見すると
これにつきるような気がしますね。

回答No.6

KeepGoing

アメリカ人と接する事が多かった私ですが、そこまでしつこく聞いてくる人に会ったことはないですね。なんか「自分の味覚が１番、日本の食文化は納得できません」と、からかい半分で聞いてきている印象も受けます。真面目にやりとりするのは時間の無駄っぽいので、ある程度答えそれでもしつこく聞いてくるようだったら「I just love sushi. Something wrong?」って言ってＯＫかと思います。

お礼

回答ありがとうございます。

>なんか「自分の味覚が１番、日本の食文化は納得できません」と、
>からかい半分で聞いてきている印象も受けます

数名と会話をして、似たような質問の連鎖が確かめられたので
アメリカ人にとってはこういう質問攻めが自然なことなのかな?
と感じていましたが、私が日本人ということで
(彼らにとって)小粋なジョークの一つでもぶつけてみたのかもしれませんね。

回答No.5

yuji0401

じゃあ、「あなたはハンバーガーが好きですか？」って言えばどうですか？
「どうしてあんな脂っこいものがおいしいですか？」
とか同じことを聞いてみてはどうでしょう？

アメリカ人は焼いて塩コショウしかないから分からないんですよ。

お礼

>アメリカ人は焼いて塩コショウしかないから分からないんですよ

中々アメリカ人というのはダイナミックな民族なんですね…

ハンバーガーで逆に相手を問い詰める手法は是非やってみたいと思います。
参考になりました。

回答No.4

houng

似たような質問をしてみて、その結末を覚えておいてはいかがですか？
めんどくさいときの答え用として。

お礼

ご回答ありがとうございます。
やはり似たような質問を返すというのは効果的なようですね。
早速次回の機会には実践して見たいと思います。

回答No.3

9URO

それはアメリカ人が実は寿司の事をおいしいと思っていないということでしょう。
私がよく行くサンフランシスコの寿司屋では，
現地のアメリカ人でいつも込んでいますが，
彼らが寿司を食べる理由はヘルシーだからです。
青汁と同じです。

日本人の味覚がなぜ寿司を選ぶのかを説明したらどうでしょう。
大きく開けた太平洋，閉じた日本海，さらに北から南に長く連なる地理的な理由で，
さまざまな魚を取ることができます。
昔日本はシーズニングスパイスが塩ぐらいしかなく
魚の味の微妙な違いを楽しむようになったのだ，と。
そのような長い食生活のせいで，日本人は素材の持つ味を重視していて
自分もそうした微妙な魚の味の違いを楽しんでいる。
それには寿司のようなスタイルの食べ方が適していると確信している

かなり理詰めで，こんな理由を聞かされても美味しさは全く伝わりませんが
何を食べてもシーズニングの味しかしない国ですから，
こんな説明の方がいいんじゃないでしょうか。

お礼

>彼らが寿司を食べる理由はヘルシーだからです。青汁と同じです。

初耳でした。寿司が青汁と同列だったとは・・
恐るべしサンフランシスコ。

>日本人の味覚がなぜ寿司を選ぶのかを説明したらどうでしょう

「何故あなたが好きなのか・おいしいと感じるのか」という質問に対して
「日本人は歴史的背景から寿司をおいしいと感じるように育ったから」
という応対は厳密には論点のすり替えのような気がするんですが
ひょっとしたらこの対応は二重丸かもしれません。

とても参考になりました

回答No.2

kura-udo

あるある
アメリカ人から見ると日本人は神秘的に見えるそうです
アメリカ人は表面的、外見ではんだんするでしょう？
日本人は内面や思いやりを大事にするから
たとえばアメリカの選挙で対立候補にあいつは基地外だとか
平気で言うでしょ？その後仲良くなったフリしてるのか、、

質問には質問で返してみたら？
何の食べ物が好きなの？
その理由は？、相手がどうでるのかやってみるのもいいかな

寿司の好きな理由は生で食べる習慣は味覚が違うのでしょうとでも
言いますかね、たとえば国産の肉牛を相手に食べさせたら
アメリカ牛とはまったく違うと思いますよ、

なんか答えになってませんねすいません

お礼

>相手がどうでるのかやってみるのもいいかな

主観が伝えづらいということを体験してもらうだけでなく
同じ質問を返すことによって相手の思考回路をそのまま読み取れるわけですから
どう言う答えを相手が望んでいるのかも読み取れそうですね

参考になります

回答No.1

googoogoof

もし返答に困ったらその方の好きなものは何ですか？
と聞いてみるのはどうでしょう、
そして、おなじように理由を問いただしていけば相手も主観に理由が付けれないことがわかるんじゃないでしょうか。
そうか、逆にあなたはなぜ嫌いなのですかと言う形から逆の主観の理由をといただしていくというのはどうですか。

考えればよく、子供がしてくる「なぜ？」と言う質問になんとなく似てますよね。

お礼

なるほど。
逆問答法で逆説的に回答するというのはいいアイデアですね。

下手をすると喧嘩になりそうですが、
理由を明確に論じられない主観が伝えにくいということは
身をもって体験してもらえそうです。