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熱電対について。
hagiwara_mの回答
2種類の金属だけでは、熱起電力を測定する回路系を構成できないことにご注意下さい。電圧測定系(の入力端子)と熱電対の接点がどうしても必要です。 以下のような図が少しは参考になるでしょうか。 接点2 CuCuCuCuCuCu+++++++++++++++++++++ [電圧計] 接点1 CuCuCuCuCuCu--------------------- 接点2' +が熱電対を構成する金属(1),-が同じく金属(2)を表わすとします。これら(1)-(2)間の接点1の他に、どうしても、測定系につながる導線(銅であることが多いのでCuで表わす)への接続部分に接点2と接点2'が生じます。電圧計が感じる電圧は、厳密には、これら3個所の接点の温度の関数になります。ただし、接点2と接点2'は同じ温度環境に置かれるのが普通で、近似的に、接点1と接点2の温度差の関数と考えることができます。 熱起電力表には、多くの場合この接点2と接点2'を零℃に置いたときの電圧が掲載されています。したがって、接点2と接点2'を室温にした場合は、室温と零℃との温度差分だけ補正する必要があります。 最近の熱電対用計測器では、室温を内蔵センサーで検出してこの補正を自動的に行うものが多いようです。
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よくわかりました。熱起電力表には、接点2と接点2'を基準0℃とおいてありました。ありがとうございました。