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大国主命
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- GJ-Officer
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大国主命は記紀に出てくる神様ですので、あるいは文学カテゴリでのほうがよい回答が得られるのではないかと思います。 ちなみに、うちの田舎のほうでは、娘神の嫁ぎ先であった宗像(福岡県)にて余生をお送りになったことになっております。
- stgsheep
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『古事記』で云いますと、因幡の白ウサギの一件以来兄神たちに迫害された大穴牟遅神(大国主神)は、根之堅州国に住む須佐之男命から「宇迦の山の山本(ふもと)に」住まいを構えなさい、と命じられています。おそらく、兄神を追放した後には、そこに住処を構えたのでしょう。 その後、須佐之男の娘須勢理毘売を妻に迎えますが、夫婦喧嘩をしてひとたびは倭の国に赴こうとしますけれども、結局仲直りして「今に至るまで鎮まり坐す」とありますので、出雲国を本拠としたということが判ります。 さて「宇迦の山」というのは具体的にはどこかと云いますと、「宇迦」は「うか」と読み、これは食物(具体的には穀物のことでしょう)を示す「うけ」という単語と通ずる、と考えれば、「実り多き山」「豊穣の地」とでもいうような意味の、実在するかどうか判らない神話上の山というようにも取れます。実際そう解釈する先生もおられますし、個人的にはこちらの説に引かれます。 ただ、あえて具体的な地域を指定するのであれば、『出雲国風土記』にも地名が載っております「出雲郡宇賀郷」(現島根県出雲市猪目町)にある山、ということになりましょうが、当の『風土記』には、そこに大国主神の宮があったという伝承はありません(代わりに大穴持神=大国主神の妻探しと、黄泉国に通ずるという洞窟の伝承があります)。また、同『風土記』の「出雲郡杵築郷」には、神々が集まって「天の下造らしし大神(大国主神)」の宮を造った、ということがありますが、これはおそらく出雲大社のことを指すのでしょう。 もっとも、国を天つ神に譲るとき「私の住処を天孫の宮と同じように立派に造ってくださるのであれば」と条件を出す時(ご承知でしょうが、要するに出雲大社を造ってそこに祀ってくれといっているわけです)、別段他の場所に引っ越すとも云っておらんわけですからして、案外最初から杵築にお宮があったものと想定されているのかもしれません。 ちなみに、大社に鎮まる前には、お嫁さん探しに出かけたり、美保岬で少名毘古那神と出会ったり、結構あちこち出歩いているようですね。
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お礼
改めて文学カテで質問してみます。 ありがとうございました。